第383号(令和5年3月19日) 1ページ
最終更新日:2023年3月19日
新しい区ビジョンまちづくり計画がスタートします
秋葉区区ビジョンまちづくり計画は、新潟市が目指すまちづくりの在り方を示す「新潟市総合計画」の中の区ビジョン基本方針の実現のため、秋葉区のまちづくりの具体的な取り組みを示したものです。計画期間は、令和5年4月から8年間です。
皆さんと一緒に、より良い秋葉区を目指すため、今号でその概要を紹介します。
問い合わせ 地域総務課企画グループ(電話:0250-25-5672)
区の将来像
里山と水に囲まれて 花と緑あふれる 笑顔咲きそろうまち
Ⅰ.環境に配慮した潤いとやすらぎのあるまち
愛着と誇りを持てる里山文化を創造するため、区民・企業・ボランティアなどと協働で森林を保全・活用します。「里山ビジターセンター」や「石油の世界館」など、隣接する歴史・文化施設などと連携し、里山の魅力を発信していきます。
また、市民と協働した取り組みにより、環境に配慮したライフスタイルへの転換を目指します。
新津川除草クリーン作戦
菩提寺山遊歩道
新津中央コミュニティ協議会会長
中村 信也さん
「新津川除草クリーン作戦」や「森をまもる 秋葉つるきり隊」など、秋葉区の宝である豊かな自然環境を守る活動を、地域の皆さんと行っています。当地区では、地域の小学生や保護者、町内会に声を掛け、毎年多数のボランティアの方々が参加しています。多くの方が利用する新津川の遊歩道を気持ちよく散策してもらうための清掃活動のほか、各町内で花壇に花植えも行っています。未来に向けて秋葉区の宝を残していくため、皆さんも身近な活動にぜひご参加をお願いします。
Ⅱ.やさしさがあふれる楽しく元気なまち
安心・安全なまちづくりのため、地域や保護者、警察などと連携した子ども見守り活動を行うほか、幼児や児童、高齢者を対象に交通安全教室を行い、知識や技能の普及に努めます。
人がつながり、ともに支えあうやさしいまちの実現のため、地域で安心して子育てができるよう、ライフステージに応じた切れ目のない支援を行うほか、子どもから高齢者まで、誰もが元気に安心して暮らせるための支援や地域づくりを進めます。
自転車教室
子育て支援センター
NPO法人はぐハグ 原 知恵子さん
産前産後のママにおしゃべりやホッとするスペースを提供する「HUGmama」や、子育て中の家族がゆっくりお風呂に入ったり、ご飯を食べたりできる「パパママ銭湯」を行っています。子育て中は自分の時間を取ることが難しかったり、一人で悩むことも多いと思います。お出かけも大変ですが、ちょっと頑張って一歩外に出て私たちと出会ってほしい。ぜひ気軽に参加してほしいです。
Ⅲ.歴史と個性を活かすまち
国の史跡に指定された「新津油田金津鉱場跡」や鉄道などの歴史ある文化や宝の積極的な情報発信を、区内施設や地域などと連携しながら行っていきます。花、鉄道、石油産業遺産、町屋などの秋葉区の個性を活かしたイベントや伝統ある夏祭りなどを観光資源として活用し、交流のあるまちづくりを進めます。
SLばんえつ物語
小須戸 町屋
目指せ!秋葉区インフルエンサー
ワークショップ参加者 小柴 美樹さん
秋葉区は、掘り出せば掘り出すほど、どんどん魅力が溢れてきます。代表的な鉄道や石油、花だけでなく、隠れた文化財や新津の昔話など、なにもかもが魅力的です。
それらを多くの人に知ってほしいという想いから、今後「アキハレトロ」というホームページを公開し、ワークショップ参加者の皆さんとさまざまな魅力の発信を始めます。
秋葉区の意外な魅力に気づいてもらえると嬉しいです。
Ⅳ.可能性を生み出し・育て・活かすまち
農商工・産学官の連携による企業誘致を推進し、新たな可能性が育つまちづくりを目指します。関係人口の拡大と移住促進につなげるため、民間団体と協働で、コワーキングスペースやシェアオフィスを確保し、新規起業者や個人事業者を呼び込みます。また、移住相談デスクとコンシェルジュを配置し、情報発信やきめ細かいサポート体制を作ります。
相談窓口
10年前に東京から移住 岩澤 二郎さん
秋葉区は、春夏秋冬を身近に感じることができ、四季折々その時の楽しみがあります。農産物や自然環境、さまざまな資源、住む人の良さなど、「豊かさのあるまち」だなと感じています。そして、大人も子供もほっとできるような優しく楽しい街です。
これからは競争ではなく共創の社会。秋葉区にある「人やモノやこと」という大切な資源をつなげることで生まれる「新たな価値」を生みだすことのお手伝いをしていきたいと考えています。