日本なし「新興(しんこう)」
最終更新日:2021年7月13日
甘くさわやかに香る秋の幸
晩生梨の代表品種であり、日本梨の中では最も遅い時期に収穫されます。果肉は柔らかく水分が豊富で、甘みと酸味がバランスよく調和しています。果皮は赤褐色の熟した光沢があり、日もちが優れていることも特徴です。
出荷期間:10月下旬から1月下旬
生産地区:市内全域
こぼれ話
古い書物に残った記録によると、新潟の梨の歴史は徳川四代将軍・家綱の頃にまでさかのぼります。横越町二本木の小次郎屋敷新田(現 新潟市)に植えた梨の木が、県内で一番古いものではないかと言われています。
当事、横越町では小阿賀野川の決壊により、小次郎屋敷新田の耕地が砂礫で60センチメートルから1メートル埋まりました。このため普通の作物は栽培できず、十数年間荒れ地のままでしたが、たまたま梨の木を植えてみたところ結実が良好だったため、栽培が蒲原地方にまで広がっていったとのことです。
新潟の日本なしは種類が豊富で、品種ごとに「味」、「香り」、「肉質」にそれぞれ特徴があります。
「新興」は昭和7年新潟県農事試験場園芸部(現 阿賀野市)で「二十世紀」の種子から育成され、昭和16年に命名された晩生の梨です。その後、DNA鑑定により、父親は江戸時代から新潟にある「天の川」であると推定されています。
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