令和6年度 企業の経営者・管理職向け研修会 実績報告
最終更新日:2025年3月7日
事業概要
企業の経営者・管理職の方を対象に、人材が定着する長く働きたい職場づくりのマネジメントについて学ぶ研修会を実施しました。
・研修会名 人材確保に差がつく 長く働きたい職場づくり
・講師 よつばワーク社会保険労務士法人 代表社員・特定社会保険労務士 礒谷哲夫氏
・実施日 令和6年10月31日(木曜)
研修会当日の様子
研修会の内容
研修会では、グループワークを交えながら、人材が定着する職場づくりについて学びました。以下は研修会内容の抜粋です。
<人材確保に差がつく会社の特徴>
・ 「人手不足に困らない企業」は、採用活動に力を入れるだけでなく、ワーク・ライフ・バランスや女性活躍推進の推進に力を入れている。優秀な人材を採用するためには、表面的な現象を改善する「問題対処」だけではなく、永続的な「問題解決」が必要。
<ワーク・ライフ・バランスの推進について>
・若年層は、男女ともに就職先を選ぶにあたって、育児休業の取得率を重要視しており、仕事もプライベートも充実させたいと考えている。若手人材流出を防ぐためには、ワーク・ライフ・バランスの推進が絶対条件。
・そのほか従業員が育児休業を取得することにより、育休を取得した従業員の仕事の効率があがり、会社への貢献度が高まり離職を防ぐなどの効果がある。
・ 育児休業に関する自社制度の説明会を行うだけでも従業員の信頼感のアップが期待できる。
・育児休業取得者をサポートする同僚へも配慮が必要。職場メンバー全員が限られた時間で成果を出す職場を目指すことが重要。
<女性活躍の推進について>
・ 管理職の女性比率が高い企業は利益率が高い傾向にあるというデータもあり、多様な働き方を実現するなど、女性が活躍できる環境を整えることは企業にとってプラスになる。
・日本では、管理的職業に就く女性は諸外国に比べて少ない。女性管理職が増えない理由としては、職場要因(キャリア形成できる職場環境がないなど)と個人要因(家庭と両立できる展望が見えず離職など)が相互に関係しあうメカニズムがある。また、昇進に前向きな女性に対して好意的に思わないなど、無意識の思い込み「アンコンシャス・バイアス」への注意が必要。
・職場での女性活躍のためには、「フェアの視点(公平性)」=企業に貢献できる機会や貢献・能力に対する処遇が公平であること、「ケアの視点(配慮)」=企業への貢献を難しくする個人特有の事情への配慮をすることの両方が必要。
このページの作成担当
〒951-8550 新潟市中央区学校町通1番町602番地1(市役所本館2階)
電話:025-226-1061 FAX:025-228-2230