秋葉区意見交換
最終更新日:2019年12月12日
子育て支援 | 放課後児童クラブへの補助金について | |
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秋葉公園の指定管理者制度の導入を検討してほしい | ||
小学校の学級崩壊について | ||
健康寿命の延伸 | 住民バスの社会実験の継続について | |
その他 | 財政再建について | |
市からの配布物について | ||
すまいるトークの発言について | ||
空き家の管理について | ||
幼稚園閉園について | ||
予算について | ||
人口減少について | ||
新潟駅整備について |
質問1
放課後児童クラブへの補助金について
発言者
4月から私たちコミュニティ協議会で新関児童クラブを開設した。わずか2ヵ月足らずの急な立ち上げであったが、保護者や子どもたちから大変喜ばれている。しかし、半年経過し課題も山積している。とりわけ経費の面だ。ゼロ円からスタートし、何とかやりくりし運営してきたが、大半は人件費にまわってしまうという現状だ。子どもたちの遊び道具等にまわすお金はほとんどなく、私も自腹を切ったこともあった。そこで、人件費を確保したいというのが大きな課題である。私ども役員の健康も大変心配だ。というのは、私どもコミュニティ協議会の立場としての仕事を受け持ちつつ、児童クラブを両方平行して進めているので、大変疲労度が増している。アルバイトでもよいので、一人くらい雇いたいところであるが、人件費の面が絡んできて、非常に困った現状である。
現在、支援員を交替で二人お願いしているが、この二人がインフルエンザ等病気になったり、あるいは家族の誰かが病気になったりした場合に、代わりの人がいない。そういうことで、ほかの施設からも支援してもらえるような体制を作っていただきたい。私たちは、児童が一人でも二人でも希望があれば頑張るつもりでいるので、ぜひ、小さい児童クラブに光を当てていただけるとありがたい。
市長
共働き世代の皆さまの増加により、放課後児童クラブを利用する児童の数が増えている。市としてもそれに対応しているところである。その中で、民間事業者での経営が困難になって、コミュニティ協議会の皆さまから経営を引き継いでいただいたということで、大変感謝申し上げる。詳細の内容であるため、担当部長から説明させていただく。
こども未来部長
児童クラブの運営については、地域の皆さまから自発的に解決いただき、まず感謝申し上げる。本市では、貴児童クラブをはじめ民設で運営するクラブが20ある。運営形態はさまざまだが、ご承知のとおり児童一人当たり7,300円プラス利用者の方の所得に応じた減免という運営補助をさせていただいている。やはり小規模児童クラブの場合、少人数でも支援員の数が必要だということで、他の児童クラブからも同様のご意見をいただいている。運営が厳しいということで、まず、お話を伺わなければならないと、先般、担当職員もお伺いしお話をお聞かせいただいた。他の児童クラブでは、開設者の方が区役所や学校、保護者と連携しながらうまく運営している事例があり、また、これまでも皆さま方の取り組みや地域特性もあるかと思うので、区も含めて一緒に検討させていただきたい。
質問2
秋葉公園の指定管理者制度の導入を検討してほしい
発言者
私からは、秋葉公園の指定管理に向けて質問させていただきたい。子育て支援の話が出ていたが、先ほど区の取り組みの説明にあったように、マウンテンプレーパークだったり、子育て支援センターが併設されていたり、また、来年の春には認定こども園が秋葉公園内にできるということで進んでおり、今、公園は子育て支援にはなくてはならない場所だと私は考えている。
都市公園法も平成29年度に改正され、そのポイントとしては民間との連携を加速することや、都市公園をより一層柔軟に使いこなすことが挙げられている。今は単年度の直営管理となっていて、活用するというよりも維持管理するという趣旨が強いが、これからは民間のアイデアも入れながら、子育て支援や健康づくりも含め、指定管理による複数年管理を行うことで、さまざまなアイデアを取り入れながら活用を考えていけばいいのではないかと思う。新潟市の都市公園は残念ながら、利用収入のある公園しか指定管理になっていないこともあるので、そのようなことも見ていただきながら、公園と都市公園の指定管理を考えていただけたらありがたい。
市長
子育て世代の皆さまにとっては、公園は非常に大事なものと認識している。東区に寺山公園というものを造り、相当数の子育て世代の皆さまが利用するようになった。そのような状況を見ていると、子どもを遊ばせる場がない大変さを感じる。また、同じ年代の子育て世代の皆さまが集まることによって、子育ての情報などを交換できるといった意義があると思う。
秋葉公園は、53.5ヘクタールの大変大きな公園で、今後、ご指摘いただいたように、公園のこれからの利活用に向けては、さまざまなアイデアや創意工夫、また利用方法なども含めて、指定管理者制度を導入できるかどうか、今後、検討していきたいと思う。
質問3
小学校の学級崩壊について
発言者
私の子どもは小学校に通っているが、学級崩壊状態であり、うるさくて授業にならない悪質ないたずらが毎日起こっている状態だ。学校も、教員の増員が難しいとか、対策がこちらに見えない状況になっている。子育て支援は保育園とかそういったことも大事だと思うが、子どもたちがいる時間の長い小学校や中学校への支援も、今もやっていると思うが、今後もお願いしたい。
市長
保護者の皆さまにとっては、子どもたちの学校でのいじめや不登校は非常に心配されることだと思う。健やかに子どもたちが成長できるよう、日々の学校生活を大事に思っていられると思う。今ほどのご意見については、私からも教育委員会に伝えさせていただく。
質問4
住民バスの社会実験の継続について
発言者
健康寿命延伸、超高齢化を踏まえての取り組みで、避けて通れないのが公共交通の充実だと思う。移動手段がなくなるということは、孤独な高齢者を作ることにもなる。高齢者がまちに出て、文化に触れたり、買い物をしたり、人づきあいを深めることで、健康寿命の延伸につながる。その関連で、山の手コミュニティ協議会は住民バスの社会実験を行っているが、今年度、収支率が目標に達成しないと来年の社会実験ができない。来年度は住民バスとデマンドタクシーを組み合わせた社会実験を試み、今後の秋葉区全体の公共交通の取り組みに生かすための大事な社会実験なので、来年も社会実験が持続できるよう、市長のお力添えをお願いしたい。この間の住民バス社会実験の教訓から、秋葉区の七つの駅を活用した複数のバスが区内を循環し、病院への通院や買い物、免許証を返納しても、公共施設に公共交通で行ける区内循環コミュニティバスの実現に向け、市民と行政が一緒になって、秋葉区の目指す公共交通の絵を描く会議の立ち上げを提案する。循環バスの運行は新発田市や見附市で既に実施しており、隣の田上町でも来年から運行を開始する。福祉の要素を含めた公共交通は生活の一部である。秋葉区循環コミュニティバスの一日も早い実現に向け、熱い思いで激戦を勝ち抜いた中原新市長をはじめ、秋葉区のまちづくりに熱い思いで立候補し当選した市議会議員の皆さまのお力添えを最後にお願いし、発言を終わらせていただく。
市長
全区的なバス路線の再編については、各区で今年度末の生活交通改善プランの見直しに向けて検討委員会を開催し、まずはその中で、現状の生活交通の課題と改善策について検討していきたい。
区長
補足させていただくが、山の手の住民バスの社会実験については、今年度は2ヵ年目ということで、社会実験ということもあり、収支率がシビアに数字に表れるということは皆さまご心配されていると思う。また、率が上がっていくために周知を進めるといったことについても、非常に時間がかかると認識している。ただ、年数を重ねて、着実に率は上がっていき、特に今年度は運行する便のダイヤをかなり抜本的に見直して率を上げる取り組みを住民バス側でもしているということなので、来年度の3ヵ年目に向け予算化されるよう、区としてはできる限りのことをしていきたい。
質問5
財政再建について
発言者
私は、市から多くの資料を取り寄せて読んだ。全部目を通したがこれで財政再建ができるわけがない。市長に聞くが、借方と貸方がある。資産勘定と負債勘定がある。説明では、資産勘定の基金を増やしたけれども、負債勘定の市債がどのように動いているのかということ、基金より負債が大事なのだ。資料を見て、これはだめだと。だから、議会に陳情をあげた。よく肝に銘じていただきたい。
市長
今のご趣旨については、陳情文をいただいているので、しっかり理解している。
質問6
市からの配布物について
発言者
人口減少というのは、結局、市にしてみれば税収減だ。それならば、やはり無駄遣いをなくすという意味合いで、当自治会としては3年も4年も前から言い続けていることなのだが、配布物が多すぎる。市長として、何とか多すぎる配布物を回覧にしてもらいたいと思う。生命、財産を守る警察署も回覧にしている。ですから、配布物を減少させるよう市としての決定を要望する。
当自治会でアンケートを行った。半数ほどが配布物が多すぎるので回覧でよいという回答が出ている。何とか考えていただきたい。
市民生活部長
ご質問の配布物の件について、自治会の皆さま方にはご負担等をかけており大変申し訳なく思っている。今年度、実態調査をさせていただき、どのくらいの文書が地元に届くのか、そのあたりも含めて検討させていただき、お示しできればと思っている。今後ともご協力をお願いしたい。
区長
ご趣旨は賜った。ただ、自治会、町内会への周知の方法というのは、いろいろな要望もあり、例えば回覧が回ったときには期間が過ぎており、むしろ、1枚ずつ各世帯で受け取り回していくほうが早いというご意見を賜ったこともあるので、他区で良い取り組みがあるか、再度、市民生活部と区でやり取りしながら工夫したいと思う。
質問7
すまいるトークの発言について
発言者
この市長とすまいるトークに江南区から参加しているのだが、もっと皆が発言を長くできるやり方をしていただきたい。市会議員の方々の中には、税金を使ってこの10月に中国へお出掛けになる方がいるそうだが、今、1兆174億円の赤字を抱えているにもかかわらず、私たちの血税でなぜ10月に出掛けるのか。やめていただきたい。
市長
すまいるトークのやり方については、決して皆さまの意見を聞かないという意味ではなく、最初に申し上げたとおり、できるだけ多くの皆さまのお話を聞かせていただくため、2分程度でお話をまとめてくださいという意味である。
質問8
空き家の管理について
発言者
前回でも質問したのだが、当自治会は空き家調査研究を2年続けて行った。最近、風の日が多く、10月4日の風で空き家が一部倒壊したという事例があった。ほかに、私がたまたま歩いていたら、細い道の木の電柱が民家に倒れかかっていたという事例があった。最近、空き家が多く、劣化して倒れてもおかしくない家が結構ある。これを一体誰がみるのか。自治会がみるのか、行政がパトロールをして調べるのかという、責任の所在というのもある。倒壊し、区役所の安心安全担当部署へ行くと、所有者が分かりませんとか、相続人が誰か分からないという回答をよく聞く。これを何とかしてくれという要望を出したときに、本当に所有者や相続人に話が伝わっているのか、大変不安だ。これから、今週日曜日に台風が来るらしいが、だいぶ傷んでトタン屋根がしょっちゅう飛んでいる空き家もある。見回りも自治会でやれと言われれば自治会でやるしかないのだが、区役所には早めの対応をとっていただきたい。
市長
空き家問題は、全国的に発生しており、人口減少と密接に関わっていると思う。空き家が発生することにより、地域の皆さまにとっては不審者や、建物が倒壊したときに周辺の自宅に被害が及ぶのではないかというご心配がたくさんあると思う。
新潟市で市民の皆さまから情報が寄せられた管理不全な空き家は、平成27年から令和元年8月末の時点で約680件と、非常に多くの情報をいただいている。また、新潟市としても、これは私有財産で法律的に大変難しい問題ではあるが、約550件の所有者の皆さまに、注意喚起や情報提供を行い、約4割を超える約250件が改善または改善見込みということで努力させていただいている。引き続き、皆さまの不安払拭のために空き家対策に可能な限り取り組んでいくので、ご理解をお願いしたい。
質問9
幼稚園閉園について
発言者
小合地区にある新潟市立小合東幼稚園が、2021年度末に閉園するということで動いている。要は子どもが少ないので閉園するということだが、幼稚園は共稼ぎ家庭の実情に合わず、同地区の保育園はむしろ満杯に近いという状況が現実にある。閉園すれば、地域の人口流出がさらに進むことが予想される。そういう意味で、ぜひ、2021年度末以降も引き続き、閉園する幼稚園を地域の実情に合った認定保育園などにすぐに切り替えてほしい。
市長
お話しいただいたとおりで、幼稚園は子どもが減って、親の働き方に伴ってだと思うが、保育園は入園者数が増えているという状況の中で、市立幼稚園についてはセンター的な役割等を持たせて、拠点園とするべく、今後再編をしていきたい。廃園前にその後の利活用の方針が決まるように、地域としての活用希望をまとめて、閉園後速やかに利活用が進むように検討していく。
質問10
予算について
発言者
80万人の政令市である新潟市がほかの都市との競争に伍していくためには、市の中心部、中央区がまず活性化しなければならないのではないかと思う。つまり、中央区が高い山になって、周りの区を引っ張ってほしいと思うが、なかなか高い山になっていないのではないかという気がする。予算がかなり中央区に集中的に投下されてきたのではないかと思っているが、にもかかわらず、もう少し元気を出してほしいと思う。
中央区がなかなか高い山にならないのであれば、周りの区が中央区を引っ張り上げていくほうがいいのではないかと思う。予算の問題はあるが、ぜひ秋葉区に集中的に予算を配分していただきたい。秋葉区にはご存じのように、大変優れた人材がたくさんいる。ぜひ、よろしくお願いしたい。
市長
中央区においてはご存じのとおりいろいろなインフラや公共建築物があり、確かに中央区には話題になる話がたくさんあるのは事実だと思っている。私としては、政令市新潟には八つの行政区があるが、それぞれの地域、各区にそれぞれの歴史があり、また、魅力があると思っているので、そうした魅力をさらに洗い出ししたり、磨き上げたりして、八つの行政区がうまく機能して、一体感を持った政令市にしていきたいと思っている。新潟市には都市部や農村部があり、日本一広い水田面積を持っており、都市部の皆さまからは政令市にそうした田園部のある素晴らしい都市だと思っていただきたいし、農村部の皆さまからは、消費地が政令市の中にあると。都市部と農村部が共存共栄するまちというのをスローガンに掲げさせていただいており、そうした目標に向かって、これからも活力ある新潟になるように取り組んでいきたいので、よろしくお願いしたい。
質問11
人口減少について
発言者
少し大きな話なのだが、日本全体で人口が減少しているし、新潟県も減っている。新潟市も、現状を見ると人口が減っている。子育て支援についてさまざまな取り組みをしても人口減少の根本原因が分からないと、人口はこれで増えるのだろうかと思う。日本全国、新潟市でもそうだが、なぜ人口が減っているのか、その理由を、市長はどのようにお考えか。
市長
大変難しい問題で、今、新潟市として人口減少対策チームというものを作って、取りまとめを進めており、新潟市の人口ができるだけ減らないような対策を今後進めていきたいと思っている。
質問12
新潟駅整備について
発言者
新潟駅橋上化に伴い、当初の計画では、確かバスもタクシーも歩行者も皆万代口と南口が一体化して通行できるという話を聞いていたが、最近の話では、バスはだめだがタクシーはいいとか、車はだめだとかいろいろな話があって、果たしてどれが本当なのかはっきり分からないが、私は楽しみに待っている。その辺のことをご存じでしたら、教えていただきたい。
市長
あと4年すると新潟駅が高架化して、その下に交通広場という、バスステーションができることになる。そこはあくまでもバスの利用専用ということで考えている。一般の自動車は、在来線が上がったことにより、先日開通した新潟鳥屋野線により、南北の一体化が進んでいる。間もなく、高架下交通広場の設計を市民の皆さまに公開させていただこうと考えている。
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