江南区意見交換
最終更新日:2022年6月28日
曽野木団地にスーパーを造ってほしい/にいがた2kmの取り組みについて | |
(2) | 人口減少に対応したまちづくりについて |
大江山地域の施設整備について | |
公共交通の充実について | |
(5) | 選ばれる都市になるための施策について |
(仮称)江南駅の設置について | |
市立大学の新設について | |
災害への備えについて | |
コロナ禍の交付金について/4回目のワクチン接種について | |
新潟中央環状道路の供用開始時期について |
質問1
曽野木団地にスーパーを造ってほしい/にいがた2kmの取り組みについて
発言者
曽野木団地にはかれこれ20年近くスーパーがなく、買い物ができない。今、70代、80代がかなり多くなり、車に乗るのは危ないので、乗らなくなった方もいる。免許を返上した方は、息子さんや娘さんから、土日になると買い出しに来ていただく方がかなり大勢いる。また、生協やコンビニなどで買い物して、ようやく食べている状態である。
にいがた2kmというものを聞いたときには、また駅から古町なのかと思った。インターネットで検索してみると、駅はリニューアルして、やすらぎ堤ではキッチンカーなど、楽しそうなまちなかキャンプをやる。28億円というとても大きなお金をつぎ込んでいる。片や私たちのところはお店もなく買い物もできないという状態である。
方針としては、居心地が良く、市民が主役になるまちづくり、暮らしやすいということだと思うが、私のところは大変暮らしにくい。田んぼがいっぱいあって静かでとても良いところで大好きだが、お店がなくて、これから先5年、10年暮らすには大変だなと思っている。ぜひ、曽野木団地にスーパーを造ってほしい。曽野木のほうに1回来ていただいて、様子を見てほしい。曽野木・両川・大江山は旧新潟市だが、合併してから、亀田と横越のようにいろいろ建物が建って便利になった地域もあるのに、私たちのほうはさっぱりである。コミュニティセンターはできたが、とにかく買い物ができない。大変なことになっているので、ぜひスーパーを造ってほしい。
それから、にいがた2kmと8区の連携について、マルシェをするということなのだが、マルシェだけなのか。具体的なことを教えていただきたい。
市長
新潟市の人口が2020年に79万人だったのが2040年には67万人と、12万人、人口減少が進んでいく推計になっている。今、私自身も、地域の中で人口減少、少子高齢化の影響がじわじわ出てきていると実感している。
かつて、非常に人口が多くて、子どもの多い地域であっても、むしろそうした地域であればあるほど買い物ができないとか、人口減少というものを感じていらっしゃる方々がたくさんいるのだと思っている。
曽野木のお話があったが、なかなか行政がそこにスーパーを造るというのは難しいことだが、民間事業者の皆さまがそれぞれ採算の合う地域で、適切な場所を選んだ結果、現在、市内のさまざまな場所にスーパーなどが設置されていると思っている。新潟市としてできる行政的な手続きについてはしっかり行っていきたいと思う。
にいがた2kmの取り組みについては、8区にはさまざまな農水産物の良いものがあるので、それをにいがた2kmに集めて、秋にマルシェをやっていきたいと思っている。それを通じて8区内の良いものをPRしていきたいと思っている。それに加え、今はデジタルの時代で、都心にIT事業者が進出してきているので、今後、8区の良いものとデジタルをつなげて、新たな課題解決につながるようなものに取り組んでいきたいと考えている。
質問2
人口減少に対応したまちづくりについて
発言者
まず、このまちづくりという言葉自体、観光や交流で来られるという、外部の人から来てもらうまちづくりと、安心・安全で住みやすいという、内部に住む人のまちづくりというのは分けて考えなければいけないと思っている。コミュニティ協議会としては、やはり、住みやすいまちづくりの中で、子どもからお年寄りまで多世代交流していきたいと思っている。
その中で一番大事になるのが、やはり伝統ある祭りだったり、亀田だったら亀田縞があると思うのだが、新しいイベントなどを考えようとすると、いろいろなことを考えたり予算をつけたり、日程も調整しなければいけない。しかし、伝統ある祭り、亀田東小学校区で言うと稲葉祭りだったり袋津祭りだったり亀田祭りというものがあるが、日にちを言うと、この日が祭りだなということで、広報やチラシなんて作らなくても人が集まる。そういうことで、こういった伝統のあるところに予算をつけていただきたいと思っている。
また、令和6年度にコミュニティ協議会の支援職員がいなくなるという話もあるが、コミュニティ協議会として地域を盛り上げるためには、代わりとなるエキスパートの職員、またコミュニティ協議会が自由に活動できるような予算をつけていただければと思っている。
市長
地域の歴史や伝統は非常に大事なもので、それをまた地域の皆さんがしっかりと理解し、自覚することによって、地域愛や誇りが生まれると考えている。残念ながら新型コロナウイルス感染症が拡大し、行政として、皆さんに行動制限や自粛などをお願いして、祭りなどのイベントも中止せざるをえなかったわけであったが、現在のオミクロン株の特徴で、感染力は強いが重症化する方々は少ないということもあり、地域の感染者は連日たくさん出ているが、少しずつ、経済を動かす方向にシフトしている感じがある。今後、そうしたイベントや祭りなどを開催する場合は、新潟市としても応援させていただきたいと考えている。
区長
支援職員の件については、令和6年度からは、市職員の配置は基本的には無くす方向でお願いしたいと思っているが、引き続き区長、そして地域総務課の職員が地域の皆さまと一緒になって対応させていただければと思っている。
質問3
大江山地域の施設整備について
発言者
北陸4県の住みたい町ランキングで、1位が西区の小針、2位が江南区亀田、3位が金沢市になっている。そういう意味で、亀田は魅力的な町である。新潟市の住みたい町ランキングの中でも上位である。その一方、大江山は施設が大きく後れている。同じ江南区でもこれだけの差があるのかと思う。
大江山は、早くに新潟市に合併されたにもかかわらず、大江山農村環境改善センターは、2階建てなのにエレベーターがなく、階段を上らなければいけない。車いすの人などはそういうところに行けず、活動が限定される。備品も古いものばかりで、予算が行き渡っているのかと思う。
曽野木のまちづくりセンターや公民館にも行ったりするが、エレベーターもあるし、備品もきれいで、大江山との違いがどれだけあるのかと思う。この差は何なのだろうと、いつも思っている。
他の公共施設でいうと、大江山中学校と、今は青少年センターになっている旧二葉中学校は同じ時期に建ったが、旧二葉中学校は施設も立派で、階段も二つあるが、大江山中学校は一つしかない。階段の整備は防災の基本になる。旧二葉中学校は、今は学校ではなくなったが、それでも立派な施設になっている。お風呂もついて、宿泊もできるわけで、中央区の子どもたちは、近くにそのような施設があるので、大江山の子どもたちよりは恵まれていると思う。大江山中学校のほか、丸山小学校も古いし、危険な部分もたくさんあると思う。やはりこの周辺の地域の差をもっと無くしてほしいと強く思う。
老人の家も、お風呂に行っていた老人の方が大勢いるが、これも近く廃止になるということで、この差に納得がいかないとずっと思っていた。そういう意味で、新潟市に若い人を呼び込むのが大事だと思うが、新潟市の良さは、ほどよく都会で、ほどよく田舎であるところをアピールして、もっといろいろな意味で若い人たちを呼び込む施策を考えていただきたいと思う。
市長
最後に言われた、「ほどよく都会で、ほどよく田舎」ということについて、田園部の皆さんも、生産したモノの消費地が身近にあることによって意欲が湧き、都心部の皆さんも、休日に少し走れば豊かな自然や田園の景色を見て心安らげる生活が送れるという意味では、都市と田園がよく調和しているなと思っている。そういうところを、ご指摘いただいたように、積極的にPRしていきたいと考えている。
それから、大江山農村環境改善センターをはじめ学校の老朽化などについてご意見をいただいた。確かに、高齢化が進み、ご高齢になった方が2階に上がるときに、エレベーターなどがないとなかなか足腰が大変だという声を至るところで聞いているので、そういう意味では、エレベーターが無いことについては大変申し訳なく思っている。
老朽化した施設の廃止についてもご意見をいただいた。新潟市は施設が大変多くなっているが、今後、地域に密着した施設については、地域の皆さまと相談しながら、中学校区単位の地域別実行計画の再編を進めていきたいと思う。
質問4
公共交通の充実について
発言者
久しぶりに行動制限が取れたゴールデンウィークを過ごす形になり、西日本を中心に回ってきた。そのときに非常に強く感じたのが、各県庁所在地、例えば、高知市や松山市では、軌道交通、いわゆる路面電車が残っていて、今さらない物ねだりの話になろうかと思うが、非常にまちに活気がある。昭和時代の古町通のように、若者からお年寄りまでたくさんの人が交流している。そして、高知市では「ひろめ市場」という市場が常設であり、朝から晩までひっきりなしに人が交流していて、とても活気のある状況だった。新潟よりも都市規模としては小さい中核市の高知市でもできているという状況が大変羨ましく感じた。
そこで、「選ばれる都市」になっていかなければ、人口減少は待ったなしで、逆に、「選ばれる都市」になっていけば、例えば、福岡市や東京近郊のように人口が増える都市もある。対策をすれば、逆に周りから人を吸い上げることができる。これは本当に喫緊の新潟市の課題だと思っている。
その中で、先ほどの質問にあった、地元にスーパーがないこと、これは例えば、バスが市民病院のほうに回ってひっきりなしに行き来するような状況であれば、そうした買い物難民の方も、足があれば行ける。足があれば飲みに行ける。飲んで帰ってこられるような形で賑わいがキープできたり、選ばれる都市になったりするのかなと私は思っている。
私自身もまちづくり委員として活動する中で、そういったものを江南区や新潟市の施策にも織り込んでいきたいとは考えているのだが、新潟市としても、今の古町の状況は、先ほど言った二つの都市に比べると、大変ひどいものがある。私は古町が大好きなので非常に悲しい思いをしている。そういったことも踏まえ、公共交通の充実を、新潟市のまちづくりに活かしていただければと思っている。
市長
新型コロナウイルス感染症でバスの利用者も大変減少し、事業者の方も大変な状況になっているかと思う。また一方で、お話しいただいたように、高齢になった、あるいは地域の事情によって公共交通が必要であるという地域も、当然あろうかと思っている。新潟市としては、区バスや住民バスを走らせているが、そうした中でもなかなか利用率が上がらないようなところなどもあり、地域の皆さまと相談しながら、路線の設定をさせていただいている。今いただいたご意見をしっかりと受け止めながら、我々も今後、地域の足をどのようにして確保していくのか、検討していきたいと思う。
質問5
選ばれる都市になるための施策について
発言者
にいがた2kmということをずっと言われているが、やはりそこが盛り上がっていくということがとても大事だと思っている。
また、企業の誘致だったり起業・創業の支援などにも力を入れていくというお話を受け、いろいろな社会課題をビジネスの力で解決していくことはできると思うのだが、それを単体で考えるというよりは、新潟市にある、例えば、農家の困りごとだったり、この場で出てくる話だったり、そういうものを解決する社会起業家はこれからどんどん増えていくと思う。若手のベンチャーや学生が起業したりすることも多くあるのだが、あえて新潟市や区がもっている社会課題をしっかり取り上げることで、それに手を挙げてくる企業や起業家はこれからとても増えてくるのではないかと思っている。そうなると、社会課題として抱えているものが、それすらもリソース、資源になってくる、つまり、新潟市の持っている課題がそのまま資源になって活かされるということが起こってくるのかなと思っている。そういう形で創業支援を組み合わせていったり、そこに力を発揮できる人たちを探していったり、そこを支援したりしていくと、解決に向けて一気に動いていく感じがあるのかなと、本日のお話を聞いていて感じた。
さらに、「選ばれる都市」というところについて、新潟市に来てほしいという気持ちがある一方で、新潟市に来た人たちがどのように何を求めていくのかという視点をもう少し探していくと、例えば、日本の文化の一つとして、マンガも海外から見るととても魅力だったりするのだが、そこにどのように、例えば、外国人の観光客が動いていくのかとか、県外から来られた方が足を運んでいくためにどういう動きをしていくのかとか、そういうところがかみ合ってくると、もっとにいがた2kmの中でも動きが起こってくるのかなと思っている。
あと、拠点となる新潟市の中心部でマルシェを行って8区の魅力をPRするということだが、江南区のような少し離れたところよりも、新潟市の中心部だとお金の落ち方も変わってくると思う。そのため、そこからの波及をしっかり作って各区に還元していけるような流れが生まれてくると希望があるのかなと思った。
市長
今、お話しいただいたこともしっかり参考にしながら、にいがた2kmと8区をしっかり連携させて、新潟市全域を活性化できるように、取り組みを強化していきたいと考えている。また、今、若い方々の中でも感心させられる人がたくさんおり、地域や社会の課題を何とか解決していきたい、また、そのお手伝いをしたいということで、起業・創業にチャレンジする人たちも出てきている。若くして、新たな事業に挑戦する方々も出てきているので、しっかりと新潟市として応援していければと思っている。
質問6
(仮称)江南駅の設置について
発言者
両川地区は新潟市の中でも後れを取っているのではないかと思われる地域で、買い物難民などさまざまな問題を抱えている。その中で、私は今回、(仮称)江南駅の早期設置をお願いしたい。実は、これは13年前に両川地区にある小学校の統合があり、そのときに、両川にある学校を何とかしようということで、横越町の合併建設計画があった。私どもの地区は二本木駅と隣接しているので、(仮称)江南駅に期待をかけて一生懸命運動してきた。
それで、最近、上所駅について非常に進展が見られて、新潟市の財政投資もあるということも聞いており、状況が違うとは思うが、上所のほうへあれだけ力を注いできたことから見ると、いずれこの話が進展した場合においても、やはり同様に認めていただきたく、ぜひ、(仮称)江南駅の促進をお願いしたい。
市長
地域の活性化に向けて(仮称)江南駅をぜひ設置してほしいというご要望については、市議会の皆さま、それから江南区まちづくり協議会の皆さまからもいただいているし、また、先般も地元の方々からご要望に来ていただいている。JR等の調査では、採算の見込みがあるということでスタートしてきている。当然、JRは駅を造るからにはその利用客が見込まれなければ駅を設置することができないので、駅単体ではなくて、周辺のまちづくりとセットだと考えている。そういう意味では、土地区画整理事業がしっかりとできるように、我々も支援をしていきたいと思っている。
上所駅と同じような新潟市からの応援をいただきたいということについては、これまでも新潟市内の何ヵ所かの駅を新設してきているが、そうした過去の前例なども参考にしながら、新潟市として応援させていただきたいと考えている。
質問7
市立大学の新設について
発言者
新潟市は政令指定都市の中で唯一市立大学が無い都市である。人口が減少して子どもが少ないのに、なぜ今大学かというと、やはり、子どもを育てる環境が良いと人が集まるのかなとは思っていて、ましてや新潟市では、書道では東京学館新潟高校や新潟江南高校、ダンスでは新潟明訓高校や新潟清心女子高校で、全国レベルの子どもたちがたくさんいるのに、その先に進むところが無いということで、結局県外に出てしまうパターンが多い。
今、ダンスをやっている人たちなどでも、新潟にとても良い人材がいるにもかかわらず、なかなかその先を育てられないという環境になっているのかなと思う。それプラス、県全体で医師不足でもある。そういうことを考えると、そういった医療系の大学を市立大学として新設すると、県外からも人が来て住みついて良いなと思う。
教育というのはとても大切だと思うので、子育てをしやすい環境になれば、ほかのところからも人が来るのではないかと思っている。お金のかかることなので、新潟市にお金のない中でこういう意見を出すのはとても心苦しいのだが、そのように思っていたので、今回、述べさせていただいた。
市長
新潟の長所で、首都圏に近いということを頻繁に言っているのだが、それが逆に、大学の数も圧倒的に首都圏の方が多いので、そちらに行ってしまう傾向もあるのかなと思っている。今後、教育は大事なものであるし、また、新潟市内にも多数の私立大学があるので、そうした皆さんからしっかりと力をつけていただいて、新潟市ともまた連携できるところは連携させてもらって、そして市外にできるだけ若い方を移動させないように、努力をさせていただきたいと思う。
質問8
災害への備えについて
発言者
避難所の確保ということで、災害の種類によっても、場所によっても、避難の仕方の違いが出てくると思う。新潟市では、建物の老朽化に併せて施設を整理していくということで、これは将来の子どもたちに、負の財産を残すわけにはいかないので、非常に大事なことかなと思う。施設の老朽化や利便性、使う部分の不便さというところがあり、建物として補強を入れてもだめなところは仕方がないのかなとは思うが、その一方、川に隣接している地域が多いので、そういう意味でも、建物の整理も大事なのだが、本当にこの地域に必要なものという、別の視点からも考えていただいて整理をしていかなければだめなのかなと思う。
また、コロナ禍で、特に学校等に地域住民が避難したら密になってしまうので、自宅で避難生活を送る方もいると思う。そういった方の情報の収集や備蓄の管理など、各自で行わなければいけない部分が大きいとは思うので、そういうところにも、支援が行き届くようにしていただきたい。いつ起こるか分からない災害になると思うので、待ったなしで準備を進めていかなければだめなのではないかと思う。
そのためには、やはり行政だけでは難しい部分もあると思う。各地域においてコミュニティ協議会を中心として自治会、自主防災会があるが、ここも連動するために防災士という資格を持った方がいるが、新潟市では資格取得の補助が出るのか。
また、横のつながりが大事ではないかと思うので、どのように地域住民、自治会、公共施設を、行政としてサポートするのか聞きたい。併せて、今後の防災に対しての進め方があれば聞きたい。
市長
災害については、近年、激甚化、頻発化してきており、いつどういう災害が起こっても不思議ではない時代になった。実際に全国各地で被害を受けているという状況の中で、市民の皆さまもこうした災害に対する警戒心がますます強くなっているかと思う。災害への備えというものが非常に重要であると考えている。
その中で、公共施設の再編ということで、新潟市としては再編案を一つのたたき台として出して、これから地域の皆さまと協議をさせていただくが、その中で避難所のあり方なども皆さんからご意見をいただきながら進めていく必要があると考えている。
区長
防災士育成助成金というものがあり、地域で防災リーダーとして活躍を認める方が資格を取得するときの費用の2分の1、3万円を上限とした助成の制度があるので、地域総務課にご相談いただければと思う。
市長
大変ありがたいことに、防災士の資格を取ってくださっている方がたくさんいて、非常に防災意識の高い方々がそれぞれの各区にいらっしゃって、大変心強く思っている。
質問9
コロナ禍の交付金について/4回目のワクチン接種について
発言者
昨年、一昨年、コロナ禍の中で国の交付金、また新潟県の助成金の上乗せ措置としての新潟市からのいろいろな支援金等をいただき、商工業者、特に飲食関係の事業者については何とかやってこられたというところである。今後、新型コロナウイルスの変異株が出たり、また、今、ロシアのウクライナ侵攻等で経済状況の先行きが見通せない状況になったりして、国の交付金等が出てきた場合に、新潟県と新潟市と連携していただいて、速やかに支援措置が各商工業者に回るようにしていただければと思う。
それから、本日のニュースで、新潟県がコロナワクチン接種率全国1位になったということで、新潟市も4月末で3回目接種率が59.7%ということなので、多分、政令指定都市の中でも高いほうの接種率ではないかと思う。私は2月に3回目のワクチンを接種したが、お盆前には5カ月が経過して、効力が落ちてまた罹りやすくなる。お年寄りが罹りやすくなれば必然的に重症者が増えて、また経済が回らなくなる。今、分かる範囲でけっこうだが、新潟市で4回目のワクチンをいつごろから接種し出すのかが分かれば教えていただきたい。
市長
まずは4回目のワクチン接種について、現在、検討しているのではないかと思うが、5カ月経過した方々から国でワクチンの接種を勧めるというのが基本的な考え方ではないかと思っている。現在、市役所の保健衛生部で検討しており、正式に決定したら、できるだけ速やかに市民の皆さまに公表させていただきたいと思う。
それから、新型コロナウイルス感染症が約2年半ということで、市民の皆さまもいつ終わるのだろうかと思われていると思う。イベントやお祭りなどもできなくて、また、飲食店の皆さまも新型コロナウイルス感染症の対策の中での時短営業ということでご協力をお願いしてきた。大変甚大な影響を及ぼしてきたわけであるが、そうした中で、新潟市もできるだけのことはしてきたところである。
その新型コロナウイルス感染症に加えて、今度はロシアのウクライナ侵攻ということで、原油をはじめとしたさまざまな物価が上昇している。国においても補正予算を組む予定であるので、今後とも、国、県と連携しながら、対応させていただきたいと思う。
質問10
新潟中央環状道路の供用開始時期について
発言者
10年くらい前に、前市長が目標を定めて計画していこうということで、たしか平成34年に全線供用開始という目標を立てたような記憶がある。平成34年というと令和4年、今年なのである。
年に1回くらい全線の様子を見たりするのだが、今後の計画と、いつごろ国道8号まで開通するのか、教えてほしい。
市長
当時、そういう計画であったとすれば、新潟中央環状道路の整備が相当遅れているということで、大変申し訳なく思っている。建設費がかさんだり、土地の買収などに手間取ったりした結果ではないかと思う。
国道8号までの供用ということだが、現在、この道路そのものがすべて新しい道路を造るわけではなくて、現道プラス新しい道路でつないでいくということで、越前浜から新潟東港まで、大変長い距離を整備させていただいている。どこの区に行っても新潟中央環状道路を整備してほしいという声があり、我々もこの道路が、かつては大外環状、外環ということで位置づけてきたし、また、合併地域をつないでそれぞれ役割を果たしていく道路ということで、重要な道路であると認識している。
国道8号までの区間のうち、現在江南区では、水原亀田線から酒屋町の約7.1kmについて、事業用地の買収や盛土工事などを行っており、精力的に工事をやっているところだが、国道8号までの接続については、大変申し訳ないのだが、いつまでという時期は申し上げられない状況である。引き続き、精いっぱいやらせていただく。
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