中央区意見交換

最終更新日:2013年2月7日

(1)

新潟・市民映画館シネ・ウインドの存続支援について

(2)

津波避難ビルの営業状態の確認について

(3)

日本石油跡へ向かう旧信越線路の踏切で事故が多いので改善を
(4) 沼垂寺町市場の公衆トイレを修繕してほしい
(5) 旧礎保育園に展示中の水土作品を閉幕後も存続してほしい
(6) 和合線沿いの勾配のある歩道を平らにしてほしい
(7) いじめを見つけた時はどうすれば良いか
(8) 生活保護を受けずに頑張るひとり親家庭があることを考えて税金を使ってほしい
(9) 中国総領事館への土地売却に関して、市民の安心・安全をどう考えるか
(10) コミュニティセンターの不正経理について考えを示してほしい
(11) 中国総領事館移転のリスクとして、外国人の生保受給者増加に不安を感じるがどう考えるか
(12) がれき受け入れに関して知事の姿勢を評価
(13) 栗ノ木バイパスの整備 古い計画を見直し、買収済み用地の活用を
(14) 新潟駅前の違法駐車、客引きがなくならない
(15) 中央郵便局付近の通りはトラックが多くスピードもあり危険
(16) 募金活動について、少ない世帯数の町内を統合してほしい

質問1

新潟・市民映画館シネ・ウインドの存続支援について

発言者

 シネ・ウインドは、シネコンにはない質の高い映画を上映し、また、会館内だけでなく要請があれば学校や公民館での上映活動などを行っている。
 今回、フィルム上映からデジタル上映への移行で、莫大な金額が掛かるために、シネ・ウインドが存続できるかどうかという深刻な問題に直面している。
 これを乗り切るための1つの考えとして、会員を含めて一般市民へ寄付を募ることになった。しかし、一般の寄付では限界があるため、公的支援を前向きに検討してほしい。

市長

 シネ・ウインドは、市民映画館として長く新潟の文化を支えてきていただいており、役割は大変大きいと思っている。
 ただ、シネ・ウインドのこれまでのモットーとして、「市の補助を受けたことがない」というのが彼らのプライドになっていた。今回はデジタル化ということで、なかなかハードルが高いと感じている。また、東京などではデジタル化によって、良い小さな映画館がどんどんなくなっているということも聞いている。シネ・ウインドの関係者と市の担当者が意見交換をして、何が何でも市民の力でやるんだという強い気持ちが、まず前面に出たほうがいいのではないかと思う。
 まずはシネ・ウインドの、現在運営をしている方、あるいはこれまで運営を頑張ってきた方々と意見交換をして、どういう気持ちで、どういうやり方で取り組もうとしているのか、これをしっかりと聞きたい。

質問2

津波避難ビルの営業状態の確認について

発言者

 万代地区は、浸水ハザードマップで危険地帯に指定されている。津波避難ビルとしていくつかのホテルと提携しているが、そのうち1軒のホテルが公売にかかっている。災害時にホテルの機能がない、あるいは閉鎖されている可能性もあるが、そうなると災害時に避難しても安全が保たれない。災害があったとき、閉鎖されたホテルに安全に避難ができるのか、また、閉鎖されているホテルについての情報を確認してほしい。

市長

 万代地区には津波避難に適したビルがいくつかあると思うが、ホテルは24時間開いていて非常に安心感のある津波避難ビルだと思っている。そのホテルの今の状況、そして今後の見通し、また、市としての役割を確認したい。また、公売でホテルを使用できない場合は、その旨しっかりと情報が伝達されるようにしていきたいと思っている。もう少し時間をいただきたい。

質問3

日本石油跡へ向かう旧信越線路の踏切で事故が多いので改善を

発言者

 日本石油に入る線路がなくなり、踏切が自由に通れるようになった反面、交通事故が増えている。事故防止の対策をお願いしたい。

市長

 今の状況を確認して、改善する方針や、どういうふうにすれば早く改善できるかを区と警察で話し合う。既に話し合っている場合はもう一度内容を確認する。そして方向が出ていればお伝えをし、もう少し時間が必要ということなら、その旨をお伝えしたいと思う。

質問4

沼垂寺町市場の公衆トイレを修繕してほしい

発言者

 沼垂寺町市場に市の公衆トイレがあるが、夏場は臭いがし、冬場は吹きさらしのため雪が積もる。利用頻度が高いので修繕をお願いしたい。

市長

 同市場は地域の皆さまから非常に愛されている。公衆トイレの整備の中で、優先順位を確認し、現時点の考えをお伝えさせていただく。また、広く市民から利用されている市場という特徴、これを踏まえた優先順位になっているかどうかは、私からも点検をさせていただく。少しお時間をいただきたい。

質問5

旧礎保育園に展示中の水と土の芸術祭展示作品を閉幕後も存続してほしい

発言者

 水と土の芸術祭で、「ナデガタインスタントパーティー」という作家が旧礎保育園に展示している作品のサポーターをしている。展示作品は陶芸窯、陶芸のできる部屋、映像作品などから成っている。会期中は市民サポーターが作陶スタッフとして、交代でほぼ毎日のように活動しているが、県外からの来場者も多く、新潟のおすすめスポットや買い物をする場所などを聞かれ、新潟の観光案内の一助にもなっていると実感した。
 また、予約制の作陶体験はほぼ毎回予約が満杯で、回数を増やして対応している。見るだけではなく、芸術に参加し、体験することを、子どもから大人まで誰もが欲しているのだと感じている。作陶体験などを、会期が終わってからも続けていきたいと思う。イベントなどをすると、地域の人たちも積極的に参加し、楽しんでいただいている。
 旧礎保育園の園舎と陶芸窯を今後も何とか存続できないか、お願いしたい。

市長

 作家の性格によるものだと思うが、地域の方と一体となって盛り上がっていただいていると聞いており、先日訪問した時にそれを実感した。
礎保育園の跡をどうするのか、あのままの形で残せるのかどうかはまだ分からないが、皆さまから大変盛り上がっていただいて、また地域のよりどころになっているということについては、私もお話のとおりだと思っている。
会期中は引き続き盛り上げてもらい、その後についてはじっくり地域の皆さまと相談をしたいと思う。

質問6

和合線沿いの勾配のある歩道を平らにしてほしい

発言者

 和合線を通る、長さ100メートル、幅80センチほどの勾配のついた歩道がある。コンクリートの側溝蓋には穴が開いていて、ハイヒールなどを履いていたら歩けないような歩道である。雪が降ると、勾配があるため歩きにくくなる。高齢者が転んで骨折し、大変ご不自由なまま亡くなったケースもある。
 高齢者が多く心配なので、せめて平らな歩道にできないものか。

市長

 以前いただいた要望と突き合わせながら現場を確認し、どういうことが可能か、相談させていただく。

質問7

いじめを見つけた時はどうすれば良いか

発言者

 「ながらパトロール」などで、いじめを目にすることがある。5、6メートル先でいじめられているのを黙って見過ごすわけにはいかない。見つけても見なかったふりをするのではなく、何かしらある程度の対処をしないと、いつまでたってもその子どもを守ることにはならないのではないかと思う。そういう場面に遭ったときに、身の危険があってもすぐ処置しなければいけないときがある。そのような場合、どのように対応したらよいのか。

市長

 まず基本的には、いじめがあればいじめられた子どもを守るというのが緊急の対処だと思う。また、通学途中あるいは下校途中で悪ふざけのレベルを越えているというものを現認した場合は、区役所あるいは教育委員会に一報をいただきたいと思う。中学生などになると、いさかいの途中で止めに入った人が、大変なことになる可能性もある。大変な場合は110番へ通報していただくようお願いしたい。そこまでではないという場合も、区役所あるいは教育委員会にご一報いただきたいと思う。
 いじめている子どもも、次の段階で守らなければならない。自分のしていることがどういうことなのかをしっかり認識させて、立ち直らせなければならない。学校もひどい暴力は1回で警察に通報しなければならないが、最初にちょっと手が出てしまった、というときの対応をしっかりするのが学校の役割だと思っている。そうしないと、いじめられている子も大変だし、いじめている子も、自分はそんなつもりではないのに警察沙汰になってしまうということになる。
 最近、警察は通報されたらしっかり対応しているようだ。学校はその役割を果たしつつ、まずはいじめられた子どもをしっかり守る。その次は、いじめている子どもを立ち直らせるという順番で、子どもたちを守っていきたいと思う。
 「ながらパトロール」などで何か変な行動を見かけたときは、すぐお知らせをいただけると大変ありがたい。

質問8

生活保護を受けずに頑張るひとり親家庭があることを考えて税金を使ってほしい

発言者

 母子家庭の母親たちが、生活保護を受けずに働き、税金を納めながら頑張っている。しかし外国籍の方は安易に生活保護を受けていると聞いている。市長には市民のための税金の使い方をもう少し考えてほしい。

市長

 生活保護の受給開始にあたっては、国籍にかかわらずしっかりと基準に当てはめて点検している。基本的には生活保護は自立してもらうための支援であり、受給を始めたらそのまま受け続けられる現状はおかしい。
 生活保護のほうが恵まれているという批判も出ており、国政で生活保護について大きく改善してもらうように指定都市市長会で求めていきたい。

質問9

中国総領事館への土地売却に関して、市民の安心・安全をどう考えるか

発言者

 中国総領事館が県庁近くの土地を取得しようとしている。中国では身代金目当ての誘拐があるため、外では子どもを遊ばせたり、一人で登校させたりできないと聞いている。犯罪率トップの中国人から市民を守る安全・安心を具体的にどう考えるか。

市長

 中国総領事館が新潟市にあっては困るという意見はかなり限定的。私の耳に届く市民の声は、規模がこれでいいのか、中国では土地の取得が認められていないのに日本の土地を取得していいのかということが多く、これからの中国総領事館についてどうするべきなのかということについては、一地方都市が判断することではない。
 改善すべき点が明らかになれば、皆さまの意見を聞きながら動くが、大枠については国で決めていただくことである。

質問10

コミュニティセンターの不正経理について考えを示してほしい

発言者

 3年まえから指摘しているが、コミュニティセンターの決算に不正がある。これについて市長は何も指導していないし、責任も果たしていないのではないか。

市長

 何度かご指摘いただいているが、コミュニティセンターについては適正な運営を心掛け、また、法的に問題があるとは認識していない。これで納得ができなければ、異議申し立てをするところは他にもあるのでそちらへ訴えてほしい。

区長
 何年にもわたって、今のような質問をいただいており、何度かやりとりをさせていただいているが、去年までは協力費の会計処理に対して、行政がなかなか踏み込めなかった。今年度からは利用料金制になり、行政側がセンターの会計処理に対してしっかりと関わっていく必要がある。ご指摘を踏まえながら、今後はそれぞれの運営委員会に対する会計的な指導を考えていきたい。

質問11

 中国総領事館移転のリスクとして、外国人の生保受給者増加に不安を感じるがどう考えるか

発言者

 中国総領事館移転用地として5,000坪の広い土地が売却されたと聞いているが、これから中国の方がさらに増え、新潟市でも外国人が生活保護を不正に受給するという問題が増えるのではないかと不安を感じている。中国総領事館の移転によって考えられるリスクの1つであるこの問題についての市長の考えはどうか。

市長

 生活保護は外国籍の方はもちろん、日本人も不正受給があってはいけないというのが大前提。一方では、生活保護が機能しなくなっているという部分については抜本的な改善をしなければならない。これは大都市特有の問題でもあり、指定都市市長会で具体的な事例を把握し、国に改善を求めている。
 国が大本を決めて、それを我々が緩く対応することはできないし、また、厳しく対応して以前の北九州市のような痛ましい事件が起きることもある。国との意見交換の中の問題意識の1つとして入れさせていただく。

質問12

がれき受け入れに関して知事の姿勢を評価

発言者

 がれきの受け入れに関して。重金属や有害物質を含んだ土壌の処理について定めた土壌汚染対策法の趣旨からすると、私は泉田知事の姿勢を高く評価する。

市長

 土壌汚染対策は、国の方向に沿って動いている。基本的に試験焼却をしっかりやって、その後またデータを分析しながら考えていく。
 県は上水道の汚泥についての権限を持っており、がれきの焼却、ごみの焼却、ごみの処分は市町村や広域事務組合が権限を持つという役割分担がある。

質問13

栗ノ木バイパスの整備について、古い計画を見直し、買収済み用地の活用を

発言者

 国道7号線バイパスの整備について、20年前の道路計画はバブルの時代の計画であり、現在は全く時代遅れの計画となった。この計画の更地部分を、雪捨て場として活用したり、歩道を整備するなどしてほしい。

市長

 万代島ルートについては、計画が出てから長い時間がたっており、国との意見交換では、緊急度の高いものからということで整理している。まずは紫竹山インターの改善を最優先でやっていただく。
 また、渋滞を招くのは大きな道路と栗ノ木バイパスの道路が交差するところであり、立体交差をするような、早期に効果が出て、無駄な投資にならないような方法で進めている。側道にするなどの使い方については、意見交換をさせていただきたい。

質問14

新潟駅前の違法駐車、客引きがなくならない

発言者

 新潟駅前地域の安全に関して。毎月1回、コミュニティ協議会で駅前パトロールをしているが、違法駐車や客引きが減らない。警察との連携をうまくやってほしい。

市長

 パトロールをしていただいて感謝している。違法駐車や客引きは対応が難しいが、警察、地域の方々、行政が三位一体で動くしかないと思っている。今後歳末パトロールの季節になるが、地域の皆さんにも協力いただきながら連携してやっていきたい。

質問15

中央郵便局付近の通りはトラックの通行が多くスピードもあり危険

発言者

 車が1台やっと通れるような通学路を郵便局などの大型のトラックが24時間走っている。子どもたちが安全にこの通りを歩けて、地域住民も夜中でも振動などを気にしなくても良いように市から指導していただきたい。

市長

 担当課で実態をしっかりと把握し、スピードを出しにくくするなどの方法を地域の皆さまにご相談し、郵便局の理解も得たうえで、できるだけ早く改善に向けて動きたい。

質問16

募金活動について、少ない世帯数の町内を統合してほしい

発言者

社会福祉協議会の募金活動について、1軒当たりの目安額が提示され、町内の世帯数により金額に相当な差がついている。少ない世帯数の町内を統合できないか。

回答

区長
 募金については社会福祉協議会の事業ではなく共同募金会の事業。協力をいただきながら募金活動をしていただいているが、世帯数の違いや、集合住宅などから集めるのが大変だという声を聞いている。世帯数の多い少ないについて、行政が方向性を決めることはできないため、地元の皆さんの話し合いで提案や意見があれば、相談いただきながら考えていきたい。

市長
 一気に抜本改善は難しそうなので、具体的な不公平感や困っている点を区に教えていただき、それが改善できるかどうか、皆さんと一緒に考えてみたい。

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市民生活部 広聴相談課

〒951-8550 新潟市中央区学校町通1番町602番地1(市役所本館1階)
電話:025-226-2094 FAX:025-223-8775

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