南区意見交換
最終更新日:2014年7月10日
古紙収集に伴うコミュニティ協議会への収入が、古紙の集団回収が行われるにしたがって減少している。協議会の活動に支障を来しているため、運営費助成金を増額するなど、何らかの形で補助してもらいたい。 | |
中ノ口川の堤防の補強について、国の事業として進める方向にしたいという話を聞いている。経過などをお聞きしたい。 |
|
合併協議で大郷橋の架け替えについて要望し、10年以内に目途をつけるとの考えであったようだが、見通しを聞かせてほしい。また、市長のストレス解消法を聞かせてほしい。 |
|
(4) | BRT導入後の、結節点における具体的な乗り換え方法などについて、あまり説明がないため不安を感じている。特に高齢者にとって利便性を確保するにはどうするのか、説明してほしい。 |
(5) | がんばる農家支援事業について、苗木の半額助成は、過去に利用したら再度使えないということであった。新しい品種を植えたいと申請したが、却下され納得がいかない。現場に合った支援をお願いしたい。 |
(6) | 思い切った施策の中で雇用を増やすことを考えないと、人口の減少を止められないため、本市にカジノをつくってはどうか。 |
質問1
古紙収集に伴うコミュニティ協議会への収入が、古紙の集団回収が行われるにしたがって減少している。協議会の活動に支障を来しているため、運営費助成金を増額するなど、何らかの形で補助してもらいたい。
発言者
古紙行政収集地域活動支援金の制度ができた当初は、古紙回収に伴う支援金がコミュニティ協議会の活動資金となっていたため、事業を行う上で助かっていた。しかし、集団回収が進むにしたがって、コミュニティ協議会に入ってくる支援金の額が年々少なくなってきており、コミュニティ協議会の活動に支障を来している。
新潟市からは地域コミュ二ティ協議会運営助成金として年間20万円、事業を行う際には事業費の10分の5の補助をしていただいているが、この金額だけでは2つほどの事業を行えば使い切ってしまう。集団回収の普及に伴って減った分の支援金を、コミュニティ協議会運営助成金として増額していただくか、もしくは補助をお願いしたい。
市長
コミュニティ協議会については、次期総合計画の中でもさまざまな議論をしていただいている。自治基本条例にはコミュニティ協議会の役割や位置付けなどを明確に記していなかったが、最近はコミュニティ協議会にさまざまな活動に取り組んでいただいており、今後は本市としても、子育て支援や地域福祉の支援などをコミュニティ協議会に行っていただきたいと考えている。
ひまわりクラブなど、放課後の学童支援も行っていただけるコミュニティ協議会には、活動費を支援することを一部で始めている。地域福祉支援についても、今年度各区のコミュニティ協議会の中からいくつかモデル地域に立候補していただき、要支援の声かけや、介護保険制度の生活支援にも取り組んでいただきたいと思っている。今年度は試験的に取り組む部分があるが、来年度以降は事業費の支援を行うこととし、活動に応じて支援費を支出することにしていきたい。
古紙回収については、コミュニティ協議会が行っている場合と、自治会、町内会が行っている場合がある。今後は自治会、町内会が行っているやり方に合わせていただこうと思っている。現在の実績を基準として、地域ごとに話し合いをしていただきたい。
来年度以降は総合計画の中でコミュニティ協議会の支援について明確にし、活動、事業を行っていただけるところには事業費を支援していきたい。今年度は試行錯誤の部分があるので、ご意見をお聞きしながら来年度に向けて取り組みたいと思っている。
質問2
中ノ口川の堤防の補強について、国の事業として進める方向にしたいという話を聞いている。経過などをお聞きしたい。また、七穂排水機場のポンプ4機のうち、現在稼働しているのは3機と聞いているが、現在の状況を伺いたい。
発言者
3年前の洪水以来、住民の一番の関心事となっているのは、堤防の破堤についてである。信濃川水系下流域の補強について、中ノ口川の整備は現在県の事業になっているが、国の事業として行ってもらいたいと市長が発言したと聞いている。そのことについての経過などをお聞きしたい。
また、味方の七穂にある排水機場のポンプ4機のうち、現在稼働しているのは3機だけだと聞いている。まもなく梅雨の時期になるが、現在の状況をお聞きしたい。
市長
中ノ口川の治水関係については、昨年度、国が信濃川の新しい計画をつくるということで、関係する市町村、県を集めて計画づくりを進めることになった。その際に、一刻も早い大河津分水の改修を行ってほしいということと、中ノ口川も国に一括して管理してほしいということを、川沿いの市町村長で要望した。このことについては、国が新潟県に意見聴取を行い、新潟県としては基本的には国が管理することに賛成するという返事をした。今年度どういうタイムスケジュール、あるいはどういう形で行っていくのか、さらに話を詰めていきたい。本市にとっても非常に重要な問題なので、引き続き関係市町村長、県と一緒に国に意見を伝えていきたい。
区長
七穂の排水機場のポンプについては、出水期に間に合うように修理を行い、無事終了した。これから地元の皆さまに回覧が回ると思う。
質問3
合併協議で大郷橋の架け替えについて要望し、10年以内に目途をつけるとの考えであったようだが、見通しを聞かせてほしい。また、市長のストレス解消法を聞かせてほしい。
発言者
合併協議の任意協議会から法定協議会に移行する際に、大郷橋の架け替えについて要望し、合併建設計画に加えていただいた。その時点では、10年以内に目途をつけるというのが市長の考えであった。10年が経とうとする今、今後の見通しについてお聞きしたい。
また、市長はいつもにこやかに対応なさっているが、内面的には大変なこともたくさんあると思う。市長のストレス解消法を教えてほしい。
市長
大郷橋の架け替えについては、合併建設計画に入っており、10年以内に方向性を決めることとしていた。新潟・福島豪雨のときに潜り橋が危険な状況になったこともあるので、道路整備としての必要性に併せ、河川、治水関係の面からも整備について考えてほしいと国には要望している。
今年度は合併建設計画の最終年度なので、大郷橋については、調査費を計上させていただいた。いくつかの橋については早期の架け替え、あるいは何らかの措置をしなければならないものがあるので、しっかりと点検し、方向性を示していきたい。
今年度は平成の大合併から10年目の節目の年であり、来年度から始まる新しいまちづくりをスタートさせるためにも、総合計画を考える重要な年である。市議会の皆さんはもちろん、区自治協議会、コミュニティ協議会の皆さんからもご意見をお聞きし、ストレスを解消しながら、新潟市を健康寿命日本一と言えるまちにするため、土台を強化していきたいと思っている。
質問4
BRT導入後の、結節点における具体的な乗り換え方法などについて、あまり説明がないため不安を感じている。特に高齢者にとって利便性を確保するにはどうするのか、説明してほしい。
発言者
BRTはすでに予算化され、具体的な方向性も決まっている。今、一番心配なことは、BRT運行後に、交通結節点である青山でどのように乗り換えが行われるのかということである。高齢者にとっては、冬場の乗り換えで時間がかかるのは好ましくない。BRTと公共交通の関係については不安が多くあるが、あまり地域に説明がされていないという声も聞く。高齢者の利便性を確保するためにどのように取り組んでいくのかお聞きしたい。
市長
本市と新潟交通は新バスシステムについて運行事業協定を結んでおり、今後は細目協定を結ぶことになる。細目協定によって、どの路線に何本バスを走らせるかなど具体的なことが決まってくる。
青山での乗り換えについては、イオン新潟青山店の周辺道路で乗り換えることを考えており、最終的に決定すればイオンも最大限協力していただけるということであった。4月に運行事業協定を締結したので、今後は正式に話し合いをさせていただく。乗り換えが発生しても、基本的には待ち合いスペースのようなところでバスを待ち、バスが来るときに乗っていただくという形にしたい。イオンの周りも営業路線にすることを考えているので、乗り換えの時間に余裕がある方には少し歩いていただき、より近い所で乗り換えができるようにすることも考えている。
まだ最終決定になっていないが、かなり具体的に話が進んでいる。細目協定が締結できれば完全な姿ができあがるので、より積極的に地域へ説明にいく。地域の皆さまからは各区の公共交通検討委員会と、さまざまなことについて意見交換をしていただきたい。
本市が取り組んでいる新バスシステムは全国でも注目されているので、良い形で新バスシステムを開始し、持続可能なバスシステムを構築していきたい。
質問5
がんばる農家支援事業について、苗木の半額助成は、過去に利用したら再度使えないということであった。新しい品種を植えたいと申請したが、却下され納得がいかない。現場に合った支援をお願いしたい。
発言者
がんばる農家支援事業に苗木の半額助成があったので申請したが、4年前にJAから苗木の半額助成を受けている農家は助成の対象外ということで、申請を却下された。がんばる農家支援事業はとても良い制度であり、農家としては非常に助かっているが、過去に利用したことがあるから助成の対象外だというのでは納得できない。
栽培放棄地になっている土地に新しい品種を導入するのだと写真を添えて申請したが、申請を却下された。現場に即さない部分については、制度を改善していただきたい。
市長
耕作放棄地の解消に取り組むことは本市の課題である。耕作放棄地の中には果樹園もあり、栽培放棄地の復活という点で考えていけば、支援が可能な部分があるのではないかと思う。このことについては意見交換をさせていただき、何か支援できることがないか検討させていただきたい。耕作放棄地、栽培放棄地の解消ということで支援できる部分がないか、勉強させていただく。
質問6
思い切った施策の中で雇用を増やすことを考えないと、人口の減少を止められないため、本市にカジノをつくってはどうか。
発言者
国の法改正も必要かと思うが、人口現象を食い止めるため、新潟市にカジノを作ることを提案する。先進国の中でカジノがないのは日本だけである。カジノを作ることによって、新潟市の観光面にも良い影響が期待でき、大きな雇用の創出にもつながると思う。
反対される方もいるかと思うが、思い切った施策の中で雇用を増やすことを考えないと、人口減少を食い止めることは難しいと思う。法改正を国に依頼し、新潟市にカジノを作ってはどうか。
市長
カジノについては世界でも取り組んでいるところが多く出てきており、日本でもカジノ法案をつくるべきだという意見もある。新潟市に合うものと合わないものがあると思うが、本格的にカジノを研究していくことを国政の中で議論することは、良いことではないかと思う。
新潟市の一番の資源は田園であると考えている。新潟市の持つ資源を最大限に活用し、人口減少が食い止められるよう、総合計画の中で議論していきたい。
このページの作成担当
〒951-8550 新潟市中央区学校町通1番町602番地1(市役所本館1階)
電話:025-226-2094 FAX:025-223-8775