中央区意見交換
最終更新日:2017年11月29日
BRT専用島式ホームの社会実験について | |
BRTについて | |
民生委員・児童委員の研修会について | |
(4) | 子育て、出産への支援について |
(5) | 高齢者のバス料金割引と空き家対策について |
(6) | BRTや水と土の芸術祭について |
(7) | 市の借金、BRT、やすらぎ堤の除草について |
(8) | BRTについての手紙 |
(9) | 新潟市の交通について |
(10) | 日和山小学校の跡地活用について |
(11) | 市の借金とBRTについて |
(12) | 健幸サポート倶楽部について |
(13) | 子どもたちへの選挙教育について |
(14) | BRT専用島式ホームの社会実験について |
質問1
BRT専用島式ホームの社会実験について
発言者
今年の秋ごろ、駅前の車道上にBRT専用島式ホームを設置し、BRT専用走行路に関する概ね2週間の社会実験を計画していると聞いている。その際、その場所に信号を取り付けるのかということと、島式ホームの設置場所を明らかにしてほしい。また、社会実験が失敗した場合、このBRT専用島式ホーム設置計画は取り止めになるのかについてもお聞きしたい。
市長
センターレーン走行という形を考えるとき、まずその場所としては東大通を考えている。東大通は、車線が多いという優位性があるほか、駅前通バス停や東大通バス停で降車して反対側に渡るには横断歩道橋を活用いただく必要があり、250メートル程歩かなければならず、水平移動ができない現状がある。この現状について、今年度社会実験という形で専用走行路、島式ホームの設置をさせていただき横断歩道を設置することで、50メートルほどの移動で反対側に渡ることができるようになる。社会実験の手法については現在、国、県警、そして新潟市の協議により検討しているので、詳細が決まり次第市民の皆さまに周知し、ご協力を求めていきたい。社会実験でさまざまな課題を解決できるという方向がしっかり見え、こちらのほうが便利だということをご理解いただく中で、センターレーンの本格的な導入を行っていきたい。
質問2
BRTについて
発言者
昨年、市長が8区を回られたときに、BRT導入予算は総額約70億円かかり、そのうちの約35億円は新潟市が負担し、もう半分は国土交通省が負担すると説明された。しかし、私どもが国土交通省へ聞きに行くと、国土交通省からは補助金など出していない、今は交付金になっていると言われた。市長は市民に嘘を言ったのか。
また、BRTは専用レーンを作るため、島式ホームの社会実験を実施しようとしている。私は去年の11月24日にBRTの乗車人員を調べたところ、その日の平均乗車人員は1便あたり15人だった。今でもBRTには乗り手がいないのに島式ホームを作ることでどれだけ乗車人員が増加するというのか。空バスが走ることになるのではないか。
市長
乗車人数について、基本的に1日限りのデータでは意味がないので、これからしっかりとデータを提示していく。そして、専用レーンについては先ほど説明したとおりである。春ダイヤ以降のことについてはしっかりと検討し、数字を出させていただく。
質問3
民生委員・児童委員の研修会について
発言者
市の民生委員・児童委員の研修会が、毎年温泉にて1泊2日の行程で行われている。今年も200名程の参加者があった。その経費については市の負担金と活動費から支出されている。民生委員・児童委員活動費というのは、職務を行うための活動費として市の要綱に規定されているが、この研修会については温泉にて1泊2日の行程で行う必要があるのか。このような経費に充てる予算があるのなら、地域の茶の間の火災保険や耐震工事のための経費に予算を回してほしい。
市長
民生委員・児童委員の方の研修会の経費については、確認をしたうえで、後日返答させていただく。
※後日、以下のとおり回答しました。
「ご意見いただいた研修は、新潟市民生委員児童委員協議会連合会が主体的に立案・計画しております。各地区民生委員児童委員協議会の会長や副会長が一同に会し、2日間にわたり研修を行い、民生委員活動や各種福祉課題等、広く意見交換し、親睦を深める機会も必要であると認識しており、同研修に係る経費については、新潟市民生委員児童委員地区民協活動負担金からの支出を認めています。」
質問4
子育て、出産への支援について
発言者
市長が説明した資料の中に、子育て支援事業充実、第1子出産後の母親支援などさまざまなことが書いてあるが、具体的にどういうことをやるのかというビジョンが見えない。例えば最寄りの南出張所やその近辺においては、大人が集まる自治会や老人会が各部屋を借りて活動をしている様子は見えるが、子供たちが集まることができそうな場所はない。今年上京した私の娘も、就職して新潟に帰ってくるというあてがない。やはりそういう意味では、妊娠・出産・子育てへの支援は必要だと思う。例えば燕市は、出産を控えている妊婦さんに対しての医療的な助成を全面的に行っている。
また、具体的な子育て支援、子供たちの活動の場を見ることができるようなビジョンを示しているものがあれば、併せて教えていただきたい。
市長
子育て支援は、本市もいろいろ行ってはいるのだが、昨年総合戦略を策定するときに実施した若い世代へのアンケート結果をみると、厳しい見方が多かった。この背景としては、正確な情報を届けきることができていないという部分と、燕市や東京23区の子育て支援内容とを部分的に比較すると、新潟市が劣っている部分も確かにある。
やはり、総合的に本市の子育て支援情報をしっかりお届けするということと、妊娠・子育てほっとステーションのように、ワンストップで相談に全て応じることで必要な方へ情報をよりお届けしやすくするということが重要である。妊娠・子育てほっとステーションでは、身近な子育て支援施設についての情報をまとめてお届けさせていただくことにしている。
それから、比較的大規模の子育て支援施設としては、例えばこども創造センターを整備させていただいたが、東区寺山には長岡市にあるような防災公園に合わせて子育て支援施設の整備を進めるなど、中型以上の施設も順次整備している。
このような形で若いお母さんやお父さんに提供している子育て支援施設の資料については、別途お届けさせていただく。それをご覧いただいて、改善提案等のご指摘をいただければ、またそれに留意して改善していきたい。
質問5
高齢者のバス料金割引と空き家対策について
発言者
私は毎日のように古町に行っているが、いつもまちは閑散としている。その原因の一つには、古町までのバス代が往復で420円もかかるため、年金で生活している高齢者はなかなか行けない、ということがあるだろう。高齢者はうちにひきこもったまま表に出ず、表は活気が出ない。早くワンコインバスを導入するなど、高齢者パワーを再び取り戻すような手だてをぜひ考えていただきたい。
また、最近は空き家が増えつつあり、私たちは町内で防犯対策を一生懸命行っている。空き家を高齢者の居場所にしたり、空き家の前にここは空き家ではないというような市の広報板を設置するなど、行政ももう少し空き家の活用や防犯対策に取組んでいただけないか。
市長
お年寄りにまちに出ていただくことは非常に重要だと思っている。そういう面では、まず今年の8月を目標に、65歳以上の方のバス料金を半額にする「シニア半わり」を実施させていただく。その後、富山市にあるような、お孫さんと乗るとさらにバス料金や施設使用料が安くなるといったさまざまな制度も順次充実させ、お年寄りにできるだけまちに出ていただき、そして色々なことに関心を持って活動していただけるよう心がけていきたい。65歳以上の方がまちに出やすくなり、それがまちの活性化にもつながり、そして健康寿命の延伸にもつながるという政策は、非常に重要だと思っている。
また、空き家対策についてお答えする。現在新潟市では、空き家を活用して多世代が憩える居場所づくり・新しい支え合いの仕組みづくりを地域包括のモデルハウスという位置づけで、東区と秋葉区でそれぞれ1件ずつオープンした。今後、まずは8区全てにモデルハウスを作り、さらに地域包括支援センターがある27のエリアで居場所がある、地域で医療・介護が受けられるというシステムを早期に確立していきたい。これからもまちの実情をしっかりと把握し、的確に対応していきたい。
質問6
BRTや水と土の芸術祭について
発言者
BRTや水と土の芸術祭は、多くの市民の想いとかけ離れたところで勝手に進められてきたような感がある。2月の定例市議会でBRTの賛否を問う住民投票条例の制定を求める議案が否決された際、市長と否決した議員は反対討論の中で、約6万名の署名は真摯に受け止めると言っていた。真摯に受け止めるという思いをこれからどのような形で示し、行動にうつしていくのかお聞きしたい。
市長
BRTについては、その賛否を問う住民投票を求める署名が6万人分程度集まったということで、これについては真摯に受け止め、今後、春ダイヤの状況や利用者の皆さまからの要望を、区単位、そして最終的には市単位で取りまとめ、新年度のバスの運行ダイヤを決めていく。新潟交通は、乗り継ぎ乗り換えの方式であれば持続可能なバスの営業を行うことができると言っていたので、持続可能なバスの土台を固め、そして年々改善をすることで、使いやすい、利用者の視点に立った運行に努めていただきたい。
また、水と土の芸術祭が3回開催されたことで、昨年、新潟市は東アジア文化都市にも選定していただいた。文化庁から今最も支援をしっかりいただいているまちは新潟市ということである。これからは、文化が人を作り、文化がまちを作るという土台ができ上がり、そして文化が人を呼ぶということも、次々と事例が出てくると思っている。文化を軽視するまちには未来がないと私は思っているので、今後もしっかりと地域の皆さまにご説明し、また、市議会の皆さまと適切に情報を交換し合いながら進んでいきたい。新潟市は地域主権を目指し、その方向で進んでいるまちである。
質問7
市の借金、BRT、やすらぎ堤の除草について
発言者
1つ目は新潟市の借金について。新潟市の借金は約1兆円あり、80万市民で割ると一人当たり約125万円である。どうしてそんな借金を作ったのか。
2つ目はBRTについて。そもそもは観光客を呼ぶために新潟市をアピールするものとして始まったようだが、BRTの平均乗車人員は15人である。15人なら普通のバスで十分だ。そのような中で、9,400万円をかけて島式ホームや専用レーンを作っての社会実験は不要だと思う。無駄遣いはやめていただきたい。
3つ目はやすらぎ堤の除草について。萬代橋上流と下流で担当が違い、萬代橋上流は新潟市建設課が担当で最近除草を行ったようだが、萬代橋下流はおそらく北陸地方整備局が担当で、そちらは除草を行っていない。管轄は違うかもしれないが、後で県から金をもらえばよいのだから、新潟市が代理で萬代橋下流も除草してやすらぎ堤をきれいにしてほしい。
市長
まず本市の借金についてだが、本市も財政が非常に厳しい状況であるが、政令指定都市の中で比較すると、大体真ん中ぐらいである。他の政令指定都市はバスなどのさまざまな部分の仕事を行って借金が膨れあがったという状況があったが、新潟市の場合は合併建設計画を進め、そして財政計画を作り、その範囲内で取組んでいくということをお示しして進んできた。合併以降、より財政面は厳しくなったことは確かであるが、それは財政面が厳しい地域を合併させていただいたということと、合併建設計画を着実に推進したということがある。これからは持続可能な財政にしていくことが必要なので、そのための財政予想計画もお示しをして進んでいく。
次にBRTについてだが、BRTは観光客誘致のために導入したものではない。市民の利便性、そしてバスを持続可能にしていくために導入した。
そしてやすらぎ堤の除草についてだが、新潟は非常にきれいなまちだと訪れた多くの方からおっしゃっていただく大きな印象の一つがやすらぎ堤だと思っている。私も毎朝やすらぎ堤を散歩している。行政としてやるべき整備はまだまだ足りないかもしれないが、ありがたいのは毎朝のように市民の方が除草やごみ拾いをしてくださっているということである。私はこのような市民力、地域力が新潟市の誇りであると思っており、そのような方たちと連携して日本一の信濃川、その両岸にあるやすらぎ堤、萬代橋をまず新潟に訪れたらご覧いただき、そして多くの人が訪れるのだからよりきれいにしていこうという循環に、今後していきたい。
質問8
BRTについての手紙
発言者
BRTについては、今年度会計において約3億円の予算が計上されており、その大半はBRT専用島式ホームに関する費用なのだが、そのことについて、新潟県警察本部交通部交通規制課長宛てに出した手紙文を読ませていただくので、市長のお考えをお聞かせいただきたい。
(以下手紙文抜粋)
「新潟市はBRT専用島式ホームの社会実験に1億円近いお金を使い、東大通の道路中央帯に島式バス停留所を作ろうとしている。新潟駅からバスに乗れば2、3分で到着する場所に、しかも市内で一番交通が混雑する道路の中央にバス停留所を作るとのことだが、危険な道路をわざわざ横切ってバスに乗る乗客はいるだろうか。島式ホームを作る場所は国道であるが、県民の交通安全を守る新潟県警察本部交通部交通規制課はいかなる対応をするのか、県民は注視している。県警の十分な配慮を賜りたい。」
市長
BRT専用走行路については現在、国、県警、県、新潟市で協議を詰めているという段階である。その後、まとまり次第、皆さまにお示しをしていく。
質問9
新潟市の交通について
発言者
新潟は交通の便が悪すぎる。モノレールや地下鉄の計画、構想はないのか。
市長
新潟市は県庁所在都市の中で、公共交通が一番貧弱な都市の一つだと思っている。昭和の時代から、公共交通に関する検討委員会などが開かれ、モノレールや地下鉄についても議論を重ねてきた。しかし新潟市の場合、地下の地盤が非常に悪いということも含め、地下鉄はコストがかかりすぎる。モノレールについても導入できる路線は限定的である。これを解決するには、LRTかBRT新バスシステムの2つの方向が有力だという議論の流れの中で、私が市政を担当して以降、モノレールも含めて3つの中で検討会議において検討していただいた。
その結果、新潟駅から東大通、萬代橋、柾谷小路、そして最終的には市役所から白山駅にBRTを導入することが最優先だということになった。そして現在、新潟駅が連続立体交差事業を行っているので、駅が上がると今度は乗り換えなしで新潟駅の南北がつながる。そのときにBRTの効果を最大限発揮するということが一つと、その段階になったらLRTが考えられないかと思っている。
BRTを専用走行レーンにしておけば、走行空間が確保されるので、その段階でLRTを導入するかどうか、もう一度検討したらどうかというのが、議論の今までの展開である。新潟市民にとってセンターレーン走行や島式ホームというのは馴染みがないが、県庁所在都市、特に電車のあるところは大部分がそのようなやり方で行っている。また、バスについても名古屋などでそのようなやり方で行っているところが増えてきている。従来馴染みがないものを導入するのは大変な部分があるので、段階を踏んで社会実験から進めていきたい。
質問10
日和山小学校の跡地活用について
発言者
日和山小学校跡地のグラウンドを売却する話が出ているようだが、ぜひ売却せずに、そこに人工芝のテニスコートのある屋根付きの体育館を作っていただきたい。聖籠町には屋根付き人工芝のテニスコートが3つあり、子どものサッカー、ゲートボール、テニス、あるいは少年野球の利用に供している。一方、新潟市中央区にそれは1つもなく、冬場の運動場所の確保としても検討いただきたい。
市長
4つの小学校を日和山小学校1つに統合いただけたということで、地域の皆さまのご協力に感謝している。これが最終的には今の旧入舟から旧栄に移るということなので、それ以外の3小学校跡地については、利用計画を順次話し合い方向性が出たものから進めさせていただいている。下町に若い方たちの人口を増やすにはどうすればいいかというまちづくりの視点と、福祉関係の公共施設をより充実させてほしいという意見が多いようだ。また、体を動かしていただくということも健康寿命の延伸の観点から重要であるので、そのような視点も含めて地域の皆さまのご意見をいただいて、順次方向性を固めていきたい。今、運動施設というご意見もしっかりいただいたので、今後の議論の中に入れさせていただきたい。
質問11
市の借金とBRTについて
発言者
平成26年度の決算を見ると、新潟市の借金は9,618億円であり、これは市の予算の2倍半以上になる。これを市民1人あたりに換算すると、市の発表では1人120万円ということになっている。3年前は1人あたり109万円だったので、3年間で11万円も増えたことになる。しかし、20政令指定都市の平均は1人当たり113万円である。新潟市は政令市のトップクラスの借金をしているということになるのではないか。そのような中で、さらにBRTに70億の金を使おうとしている。新潟市には新潟市自治基本条例というものがあり、これには、市長は最少の経費で最大の効果を挙げる市政を運営して、市民満足度の向上に努めなければならないと規定されている。
また同条例では、市長は市政に関し特に重要な事案について、広く市民の意思を把握するため、事案ごとに条例の定めるところにより住民投票を実施することができると規定されている。議会及び市長は住民投票の結果を尊重するものとする、とも規定されている。BRTに対してはかなり市民からの不満が多いのだから、この市の条例に基づいて、市長が主催する住民投票を行う気持ちはないか。
市長
財政については、先ほど申し上げたとおりである。
新潟市はすでに新潟交通のバスの営業路線の支援、あるいは区バス・住民バスの運営に、毎年4億円程度税金をかけている。これは全くストックにならないお金であり、これを放置しておけば、2、3年後に5億、6億、7億と増えていくものである。先ほど70億円というお話があり、それは大体15年間のお話だと推測するが、仮に新バスシステムを導入しなかった場合、15年間で新潟市は100億円程度税金をかけなければならなくなるので、財政面からも新バスシステムは重要である。
質問12
健幸サポート倶楽部について
発言者
私は健幸サポート倶楽部に加入しているのだが、今年9月で倶楽部が廃止になるということで非常に残念に思っている。これまでは教室型というのだろうか、集まってバイクや筋力トレーニングを行い、仲間とコミュニケーションをとりながら健康維持できていた。しかし今後は、ライフサポート型といった自宅で家族と取組むスタイルになるという話を聞いており、これでは皆、せっかく健康維持してきた体が元に戻ってしまうと危惧している。市の財政が厳しいのはわかるので、倶楽部の存続という形でなくとも、教室型のようなコミュニケーションを図る場を考えていただきたい。
市長
健幸サポート倶楽部は、健康データをとっていく1つとして、行政サイドとしても活用させていただいてきた。今後、区や地域包括支援センターレベルのエリアごとに健康状況を市民の皆さまに見ていただき、健康づくりを地域ぐるみで取り組もうという運動の輪を広げていきたいと思っている。そのような中で、倶楽部を通じて仲間になってそれが励みになっているというお話だと思うので、例えば皆さまがお互いに成果を披露しあう場などについても含めて考えていきたい。
そして健康づくりに取り組んでいただければ、間違いなく医療費が下がるという医学的なデータを大分把握できてきたので、そのデータに基づき、例えば体育施設の利用料はいただくが、こういうメニューの運動を定期的に行って、その健康データづくりにもご参加いただけるという方にはポイントをお返しする、というようなことも今後考えていきたいと思う。今ほどのご提案についても、こういう形で健康データづくりに参加するといったような案があればお聞きしたい。
質問13
子どもたちへの選挙教育について
発言者
今年度から選挙権年齢が18歳以上となったが、新潟市として、子どもたちに対する教育は行うのか。
市長
教育委員会を通じて、小学校、中学校、市立高校の子どもたちに対し、選挙に参加する意味、人を選択する視線というようなことについて学ぶことを通して「政治に参加する」ということを身近に感じてほしいとの思いの元で取り組ませてもらっている。すでに幾つかの実践例はあるので、その実践例を後でお届けする。それをご覧いただいて、こういうやり方はどうかというアイデアがあればご提案いただきたい。
質問14
BRT専用島式ホームの社会実験について
発言者
BRT専用島式ホームの社会実験に関し、私たち市民も一緒に考えたい。
新潟駅から300メートルほどの東大通は風格・品格があり、どこの町から訪れた方もそれにはまず圧倒される。私はその風格・品格ある東大通をあまり変えてほしくない。この件を重々心に留めながら、市民参加型の社会実験を行ってほしい。パブリックコメントなども行い、説明会、公聴会なども早めに開いていただきたいと希望する。
また、新潟市自治基本条例について、以前若い市の職員に聞いた際に、「これは何ですか。」と言われたことが記憶に残っている。条例に規定されている住民自治の基本理念を大事にしながら、一つひとつ丁寧に事業を進めていただきたい。
市長
市自治基本条例について職員が知らないということがあってはならないので、さらに研修などもしっかり行っていきたい。自治基本条例を作るとき、改正をするときなど、さまざまな議論を重ねてきた。これを踏まえ、新潟市は新たな区のあり方ということを昨年度検討し、公募区長についてどうしていくかというようなことも、今年度中に結論を出すことにしている。そのとき、自治基本条例に立ち返って留意していきたい。
BRTのセンターレーン走行については、私どもも新潟市民が慣れていないということは十分に頭に置いて社会実験を行う。社会実験の反応をしっかりといただき、また積極的に障がい者の方などにも社会実験に参加いただけるような呼びかけをしながら進めていきたい。やはり、歩道橋ではなく、横断歩道で東大通を横断できるようになることは、利便性や誰もが住みやすいまちづくりという観点からも重要な方向だと思っている。
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