西蒲区意見交換
最終更新日:2016年6月15日
シニア半わりと角田山のトイレについて | |
西蒲区役所の建設の見通しについて | |
スクールバス待合場所整備費用の助成について | |
(4) | 市街化調整区域の見直しについて |
(5) | 区長の対応について |
(6) | 水銀灯の担当部署について |
質問1
シニア半わりと角田山のトイレについて
発言者
シニア半わりについて、西蒲区のような地方の住民にとって市中心部のバスを利用する機会はあまりないが、このシニア半わりの施策があれば公共バス利用の促進に繋がると思うので、早めに実施していただきたい。また、りゅーとカードが必要との説明があったと思うが、その申込手続きを簡単にしてほしい。
また、角田山の観音像の近くに男子用トイレがあるのだが、そのトイレ内の床や壁が損傷しておりとても危険な状態である。今後、春夏にかけて小学校の登山教室があり、また雪割草で角田山も有名になっているので、公共面、観光面からも、改修工事をしていただきたい。
市長
シニア半わりは、65歳以上の方を対象にバス運賃を半額化する取組みで、この取組みについては4年間社会実験を行い、65歳以上の方にバスを活用して町に出ていただくという面で有効だと確認できた。今年度は本格実施初年度なので、夏からの適用になるが、来年度以降は年度当初から適用になる。これは65歳以上の方に様々な関心を広げてまちにお出かけしてもらうことが、健康寿命の延伸やまちなかの活性化にも繋がるという理念のもと、健康政策、福祉政策、交通政策、まちなか活性化政策の合わせ技だと思っている。恐らく初年度は数千万円の市費負担となると思うが、利用者が増えれば新潟交通も当然営業利益が出るので、一定の利用者増の後は市費負担が増えないような形で制度設計をすることに新潟交通から合意をいただき、今回、スタートすることができるようになった。
りゅーとご利用可能エリアはりゅーとカードをお持ちいただくということが基本になるが、区バス・住民バスなどについてもシニア半わりは適用し、その路線についてはりゅーとカードでの精算ではなく提示することにより半額でご乗車いただける。このため、地域交通しか使わないという方にも喜んでいただけると思う。
区長
角田山はご存じのとおり国定公園なので、角田山のトイレの整備・管理は県、ソフト面は市が行うことになっているが、県と相談しながら現場を確認して対応していきたい。
そして、これから春夏にかけて小学生の角田山登山教室があるので、産業観光課・観光交流室の職員共々、これまで以上に入念に事前清掃をしたい。
また、以前バイオトイレのところにボランティアで掃除道具を置いたらどうかというお話をいただいていたが、とても建設的なお話なので、現在担当課で検討している。
質問2
西蒲区役所の建設の見通しについて
発言者
北区役所の建設場所が決定したという報道が新聞等で発表されたが、次の整備対象は西蒲区役所ではないかと期待している。西蒲区役所は旧巻町の役場であり、旧館は昭和36年3月、新館は昭和52年10月に建てられており、非常に老朽化している。西蒲区役所の建設についてお聞きしたい。
市長
お話のとおり、北区役所については整備地点が確定し、北区自治協議会や北区選出議員の皆さまなどと意見交換して今後の整備計画を確定させるという段階に、6月議会以降に入ることができるのではないかと思っている。
西蒲区についても、平成23年12月に要望書を自治協議会からいただいており、区役所の改築あるいは建て直しを強く要望いただいているという認識はしっかりと持っているが、まずは北区役所整備に集中させていただきたい。今後は、西蒲区内で区役所整備の在り方や課題を行政と自治協議会の皆さま、あるいは西蒲区選出議員の皆さまと意見交換を始めていこうと思っている。北区役所を整備しながら西蒲区役所を整備することは難しいが、準備はしっかり進めて、北区役所完成後、次は西蒲区役所整備だというときに、既に議論を詰めて土台は作ってあるという状態であれば、よりスピーディーに進むのではないかと考えている。
質問3
スクールバス待合場所整備費用の助成について
発言者
潟東地区では今年4月、3校あった小学校が1校に統合され、潟東小学校としてスタートしている。潟東地区は非常に広域であるため、スクールバスで通学をするのに必要なバス停を各集落に1~2か所設置していただいた。しかし、待合場所については自治会で整備したり、既存の待合場所をそのまま使っているところもある。私の自治会では、現在別の目的で使われている建物を改築して待合場所にすることを相談している。スクールバスの待合場所を自治会で整備した場合の整備費用の助成をお願いしたい。
市長
潟東の3小学校は、最終的に中学校の隣接地に統合・移転をし、小中一貫教育も考えられるということで、地域の大変なご協力・ご理解をいただいている。また、小学校ではなくなったところの跡地利用については、校舎やグラウンドがしっかりしている貴重な公共施設であり、どのように複合施設・総合施設として活用していくかは地域の皆さまと話し合いをしながら決めていきたい。いわばファシリティマネジメントの先行モデル地域と位置づけさせていただいており、これについてもご協力いただき感謝している。
また、中央区下町地区は4小学校が1校に統合していただいたが、やはり住民の皆さまから統合してよかったと言っていただけるようにしていくというのが統合の基本的な考え方である。そのためにスクールバスが必要なところは、統合の条件という形でスタートさせており、これについては全市共通で実施していく。しかし一方で、スクールバスを活用している地区は子どもの体力が心配になるというデータも出ているので、そのことについても地域の方にご理解をいただき、子どもが健康に、そして体力をつけていく取組みを地域ぐるみでお考えいただきたい。
区長
統合した潟東小学校のスクールバスについては、統合実行委員会でも同様のお話をいただいたところだが、スクールバスは行政が責任を持って走らせるが、停留所についてはそれぞれの地域、自治会で場所を決めていただくようにお願いしており、その際、待合場所などを設置する場合の補助制度がないことも併せてお伝えした。バス運行上の安全面を含め、子どもたちの安心・安全を第一に考え、地域の方から停留所の場所を決めていただいた。集会所や公民館をご利用いただいたり、ひさしのあるところにしていただくなど、各地域、各自治会で配慮していただき、地域の子どもたちは地域で守るという考えのもと、設置の工夫をしていただいているので、ご理解をいただきたい。
質問4
市街化調整区域の見直しについて
発言者
旧巻町漆山地区の市街化調整区域の見直しについて検討いただきたい。
漆山地区は高速道路インターチェンジの周辺に位置するが、減反政策の実施や水田の大規模化等による離農者の増加も影響し、将来限界集落になることが懸念されている。そこで、漆山地区のインターから5km圏内に工場や商業地域を作り、UIJターンの人たちや離農者がそれらの会社に転職しやすくなったほうが、大規模な農業経営の育成、減反の集積等に貢献できると思う。
また、私たちが住んでいるところには苗代地帯という部分があるのだが、今後その部分に、近くに就職した人たちが家を建てたり、あるいはその子どもが独立するときに簡単に家を建てられるようにしていただければ、限界集落の解消にも役立つのではないかと考えている。
市街化調整区域の見直しを行うことで、働く場所の確保、集落の住宅地の創出を行い、限界集落を解消していただきたい。
市長
現在、農林水産省はとても厳しいので、そのような理由で農地転用を許可できるものではないようである。合併の際に行った市街化調整区域の線引きについては、日本で一番進んでいるやり方として、西蒲区、南区などの方からご了承いただいている。
お話の中で、工業団地の話と住宅の話の二つの話があったので、一つずつお答えする。まず工業団地について、白根北部第2工業団地が完売になり、東港の辺りも既に完売の状況なので、これからさらに頑張っていきたいのが漆山団地である。企業が名乗りを上げた時にすぐに対応できるよう、今から誘致する工業団地を絞っておいたほうがいいというレベルにきているので、新潟市全域で考えさせていただく。その際、高速道やインターチェンジからの位置というのは重要なポイントになると思っている。
住宅地については、すでに市街化調整区域でも住宅を建設できるということは明示しているので、具体的なお話があればお聞かせいただきたい。
国勢調査結果において人口減少が一番大きかったのが西蒲区であり、特に自然減が非常に大きい。この自然減を危惧して、優良な子育て住宅が重要だとの考えのもと越前浜でよいものを計画されている方がいるが、西蒲区はここがいいねという部分があれば、西蒲区を特区として考え、UIJターンのモデル地区ということで指定することも考えたい。この地域で、ぜひ、やらせてほしいということのご相談には積極的に対応していきたい。
質問5
区長の対応について
発言者
自宅前の北国街道の道路と側溝が大分傷んでおり、何年も前から建設課に要望を出していたところ、ようやく下流の方から工事が始まることになった。建設課職員からは、側溝も直すと約束をしてもらっていた。ところが、いざ工事が始まると側溝の工事はしない、市道の舗装だけにするという話になり、何かおかしいということで建設課に相談したのだが、「言っていない、約束していない」という回答であった。そこで、今週の火曜日頃に区長に直接電話をした。区長から近日中に返事をいただくことになっていたが、翌日、また建設課の職員が自宅に来た。建設課の職員に任せるのではなく、区長も私に近日中に返事をするという約束をしたのだから、区長から私のところに回答をいただきたかった。区長には、もっと動きの良い区長でいてもらいたい。
役所、役人というのは自分の部署、部下を守りたいがため部下のことを100パーセント信用する。私は数年前に、潟東にある資産税第2分室の責任者に固定資産税をごまかされたことがあるが、市からは謝罪がなかった。新潟市役所の中にある広聴相談課などという生易しい部署ではなく、監察というような、何か要望があったらとことん調査するという厳しい部署を作っていただきたい。
市長
言った言わないということがよくあるので、基本的には複数の職員で対応することが一番である。市道の側溝については、集落にも説明しているだろうと思うので、集落のしかるべき複数の方に、そして大規模である時は説明会をきっちり説明するということが基本であり、私とあなたの間だけのお話でしたねということにしてはいけないと考えている。
そして、固定資産税のことについては公平公正の一番の土台なので、これについても難しいときには複数の職員で対応することが、お互いの誤解、言った言わないにならない一番の基本だと思っている。
また、市政のやり方はおかしいという意見を受理して第三者の弁護士や民間の方が調査をするという制度もあるので、担当部署とのやり取りだけでは解決できない時には、そのような制度もご活用いただきたい。
区長
お電話をいただいた後早速、建設課の職員を呼び、どうなっているのか確認をした。その際、所管部署でもう一度新しい自治会長を交え側溝工事について考えていくことを説明し、ご理解いただくということになった。
やはり、市長も説明したとおり、地域の開発については、地域の要望があって、理解をしていただきながら、順番をつけて整備をしているところである。今回ご理解いただけなかったということは非常に残念である。私ももう一度折り返しお電話すればよかったと反省している。
質問6
水銀灯の担当部署について
発言者
間瀬海岸に大きい観音像があり、その隣に水銀灯が1本立っているのだが、その切れた電球を交換してほしいということを岩室出張所に行ってお願いしたところ、ここでは分からないから区役所にお願いしてくれと言われた。ところが、西蒲区産業観光課は、観音像のことについては担当だが、その隣の水銀灯については管轄ではないからできないと言われた。どこに相談すれば水銀灯を直してくれるのかお聞きしたい。
区長
産業観光課の担当者を呼び、前向きに検討する。
市長
基本的に、これはどこの担当か分からないというような話になったら、区長、副区長はすべてが担当なので、連絡をいただければ対応させていただく。
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