角兵衛地蔵尊
最終更新日:2022年9月26日
角兵衛地蔵尊について
角兵衛獅子地蔵尊(大・小2体)
名称
角兵衛獅子地蔵尊
種類・種別
民俗文化財・有形民俗
指定年月日
平成4年12月10日
寸法
大型:全高90.5cm・像高60.0cm・台座高30.5cm
小型:全高84.7cm・像高57.4cm・台座高27.3cm
概要
角兵衛地蔵尊は大小2体あり、角兵衛獅子の芸能集団が芸の上達と巡業中の安全を祈願し、守護神としてきました。製作年代は小型のものが織豊期、大型のものが江戸時代初期とされています。もともとは、旧月潟村の下はずれの堤防上の新潟ー長岡街道の道端にあったとされ、これが元治元(1864)年の川切れによって、約300mほど上流の町の東側の屋敷に移されました。明治中期の村の屋敷折立帳には町の道から堤防までの五間九号(10.8m)、町に面した間口四間(7.2m)の二十三坪の土地に「地蔵尊境内村持」と記されています。角兵衛地蔵尊は、のちに電鉄道敷設(昭和8年)後、現在の旧月潟駅の上り階段の真下にあたる場所にあります。角兵衛地蔵尊を安置するお堂も電鉄道敷設の際の昭和8年に建設されました。伝承によれば、旅から旅へ巡業していた角兵衛獅子は、道中の安全を地蔵尊に祈願したといわれています。また、江戸時代には、旅から帰郷した獅子の人たちが地蔵尊の命日である6月24日に村民に対する慰安報謝のため、大型地蔵の前に舞台を設け、技芸を競演奉納したといわれています。現在では6月第四日曜日に行われる月潟まつりで、角兵衛獅子保存会による演技が奉納されています。
お堂
案内板
所在地
南区月潟2919
このページの作成担当
本文ここまで