特別展 ミイラ 「永遠の命」を求めて
最終更新日:2020年11月27日
令和2年10月10日(土曜)から12月27日(日曜) ※会期延長となりました
※月曜休館(祝日の場合は開館、翌日休館。10月19日、11月2日・9日、12月21日は開館)
世界から、43体が集結!
ポスター画像
ミイラには多くの人々を惹きつける魅力があります。その根源にあるものは、遠い昔に亡くなった人の「姿」がそのまま残っていることに対する驚きではないでしょうか。未だ多くの謎に包まれた「不自然な存在」ミイラは、しかし、ただの好奇心の対象ではありません。人類の多様な文化を象徴する文化的な遺産であり、それぞれの文化が持つ死生観や身体観を端的に示す貴重な遺産でもあります。さらに近年は科学技術の進歩によってさまざまな情報がミイラから引き出され、学問的な価値も高まっています。
本展では世界最古にミイラが存在する南米から、ミイラで最も有名な古代エジプト、ヨーロッパ、そして最後にオセアニア・東アジアの順でご案内いたします。世界中のミイラを地域ごとに展示し、近年の科学技術によって明らかになった新たな情報と共に各文化の死生観や生活文化をご紹介いたします。また、新潟大学医学部の教授をつとめた日本ミイラ研究の先駆者、小片保(おがた・たもつ/1916-80)の業績を紹介するコーナーも特設します。
この展覧会で世界中のミイラをご覧頂き、そのミイラに係る人々と最新科学で明らかになったミイラの実像、そしてミイラの文化的・学術的価値を考えるきっかけになればと思います。
展覧会チラシ(A3サイズ二つ折り、中見開き4ページで配布)
会期 | 令和2年10月10日(土曜)から12月27日(日曜) |
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休館日 | 月曜(祝日の場合は開館、翌日休館。10月19日、11月2日・9日、12月21日は開館) |
開館時間 | 午前10時から午後5時 |
観覧料 | 当日券 一般1,500円 大学・高校生700円 中学生以下無料 |
前売券 |
前売券の販売は終了しました。 |
主催 | ミイラ展新潟実行委員会、新潟市新津美術館、新潟日報社、BSN新潟放送 |
後援 | 新潟県教育委員会、新潟市教育委員会、新潟日報美術振興財団 |
協力 | ルフトハンザカーゴ AG、新潟大学 |
協賛 | 生活協同組合コープにいがた |
展示監修 | 国立科学博物館 |
企画協力 | TBSテレビ |
あいてマンデ~! |
月曜でも開館します。今回は10月19日、11月2日・9日、12月21日です。 |
展覧会の見どころ
はじめに、世界3大ミイラの聖地、南米、中国、エジプト。そこで何故ミイラが作られたのか、会場の入口で大型映像と世界地図をご覧いただきながら、本展にご案内いたします。
見どころ
●ツタンカーメンのミイラから始まる、ミイラとは何かを紹介する150インチ大型映像
1.南北アメリカのミイラ
世界最古のヒトのミイラと世界最古の人工ミイラが発見された南北アメリカ。第1章では紀元前3200年ごろからインカ帝国滅亡までの南米のミイラと死生観をご紹介します。
見どころ
●世界最古の人工ミイラを作った紀元前3200年頃のチンチョーロ文化のミイラ
●1997年、奇跡的に発見されたインカ皇帝の「チャチャポヤのミイラ」
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1:《チャチャポヤのミイラ包み》ペルー文化省・レイメバンバ博物館所蔵(C)義井豊
2.古代エジプトのミイラ
世界で一番有名なミイラといえば、エジプトのミイラ。死後、魂が戻ってくる「器」としてミイラを人工的に作ったエジプトの3000年以上に渡り受け継がれてきたミイラづくりの技法と死生観をご紹介します。
見どころ
●エジプトミイラの変容過程(自然ミイラ⇒人工ミイラ)
●子供ミイラから猫ミイラまで、様々なミイラを展示
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1:《ペンジュの木棺とペンジュのミイラとミイラケース》 レーマー・ペリツェウス博物館所蔵、ROEMER- UND PELIZAEUS-MUSEUM HILDESHEIM、2:《ネコのミイラ》レーマー・ペリツェウス博物館所蔵、ROEMER- UND PELIZAEUS-MUSEUM HILDESHEIM、3:《中王国時代の子供のミイラ》レーマー・ペリツェウス博物館所蔵、ROEMER- UND PELIZAEUS-MUSEUM HILDESHEIM、4:《男性のミイラ(頭部)》ライス・エンゲルホルン博物館所蔵、Reiss-Engelhorn-Museen Mannheim、5: 《中王国時代のミイラマスク》レーマー・ペリツェウス博物館所蔵、ROEMER- UND PELIZAEUS-MUSEUM HILDESHEIM.
3.ヨーロッパのミイラ
遺体をミイラとして保存する風習がないヨーロッパで発見されたミイラのほとんどが、高山地帯や寒冷地で発見された「自然ミイラ」です。ミイラ文化の時代的な変遷はあまり見られませんが、他の地域では見られない多様なミイラが存在しています。
見どころ
●納骨堂に保管された、色彩が施されたアンナの頭骨。花や植物のツタ、名前が頭骨に施されている。
●日本初公開。一緒に埋葬された二人のミイラ。
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1: 《ウェーリンゲメン》ドレンテ博物館所蔵、Collection Drents Museum, Assen, The Netherlands.
4.オセアニアと東アジアのミイラ
オセアニアと東アジアは高温多湿でミイラ保存には適した環境ではありませんが、複数のミイラが存在しています。本章では、オセアニアに各部族のミイラや世界でも珍しい日本の即身仏をご紹介します。
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1: 《肖像頭蓋骨》レーマー・ペリツェウス博物館所蔵、ROEMER- UND PELIZAEUS-MUSEUM HILDESHEIM.
音声ガイド
俳優の大沢たかおさんが特別展「ミイラ」を音声ガイドでわかりやすく解説します。大沢たかおさん目線でミイラの謎を解いていきます。
貸出料金 一般・大学生600円、高校生以下550円
関連イベント ※終了しました
特別展ミイラ 「永遠の命を求めて」開催記念スペシャルトークショー
日時 10月18日(日曜)午後2時から午後4時
会場 新潟市音楽文化会館 ※新津美術館ではありません。
募集 【応募期間】9月18日(金曜)から10月10日(土曜)必着
お問い合わせ BSNイベントダイヤル 025-247-0900(土日祝日除く午前9時30分から午後5時30分)
「特別展 ミイラ」関連リンク
特別展ミイラTBS公式ページ(外部サイト)
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ナゾトキアドベンチャー「消えたミイラの秘宝」公式ページ(外部サイト)
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