-画業50年のあゆみ- 黒井健 絵本原画展
最終更新日:2022年11月8日
作品リスト_-画業50年のあゆみ- 黒井健 絵本原画展(PDF:686KB)
会期 2022年10月29日(土曜)から12月25日(日曜)
※月曜休館(11月21日、12月19日は開館)
-画業50年のあゆみ- 黒井健 絵本原画展
ポスター画像
新潟市出身の絵本画家・黒井健(1947~)の画業50周年を記念する個展を開催します。
新潟大学教育学部を卒業した黒井は東京の出版社で絵本の編集に携わったのち、イラストレーターとして独立。1976年に初めての絵本『あめってあめ』(矢崎節夫・作)を出版して以降、新美南吉の『ごんぎつね』や『手ぶくろを買いに』、宮沢賢治の『猫の事務所』、間所ひさこの「ころわん」シリーズなど300冊以上の児童文学や絵本の挿絵を描き続けています。またイラストだけでなく自ら文章を書いた『ミシシッピ』、『雲へ』などの絵本も出版。さらに2007年には中越地震からの復興支援を目的に、黒井がイラストを描き長岡市出身の星野知子がエッセーを添えた『ふる里へ』を発行するなど、新潟にゆかりの深い作家としても活躍しています。
本展ではこうした代表作のほか、初期に手掛けた貴重なカットから、子どもの創造力とは何かを問いかけ話題となった『まっくろ』(高崎卓馬・作)など新作絵本の原画まで、約230点により黒井健の世界の魅力に迫ります。見る者の心をやさしく包む原画の数々をお楽しみください。
画業50年のあゆみ_黒井健絵本原画展(A4両面)(PDF:1,320KB)
会期 | 2022年10月29日(土曜)から12月25日(日曜) |
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休館日 | 月曜日(ただし11月21日、12月19日は開館) |
開館時間 | 午前10時から午後5時(観覧券販売は午後4時30分まで) |
観覧料 | 当日券 一般1,000円 大学・高校生800円 中学生以下無料 |
前売券 |
前売券 一般800円(一般のみ) |
主催 | 新潟市新津美術館、新潟日報社、TeNYテレビ新潟 |
協力 | 黒井健絵本ハウス、新潟市立中央図書館 |
協賛 | 日佑電子株式会社 |
企画制作 | オフィス渋谷 |
あいてマンデー! | 月曜日でも開館します。今回は、11月21日(月曜)と12月19日(月曜)です。 |
こどもタイム | 親子で会話を楽しみながら鑑賞できます。 |
展覧会の見どころ
本展は初期から最新作まで全8章で構成。約230点により黒井健の世界の魅力に迫ります。
第1章 イラストレーターになる
初期の貴重なカット絵、原画を展示
黒井健は新潟大学を卒業後、東京の出版社に勤め絵本の編集に携わりました。しかしその仕事を辞めてイラストレーターとして独立。最初は小さなカットや挿絵を引き受けて経験を重ねました。一時期ですが、「伊丹良」という別名で仕事をしていたこともあります。本章では、こうした黒井健の初期の貴重なカット絵や初めて挿絵を描いた絵本『あめってあめ』(矢崎節夫・作)の原画など、80年代半ば頃までの作品を紹介します。
第2章 『ころわん』に描く
『あきいろのころわん』より
30年以上続く 人気シリーズ
1986年に出版された『ころわんはおにいちゃん』(間所ひさこ・作)で描いたのが、子犬の「ころわん」でした。以降シリーズ化され、最新作の『しろいしろいころわん』まで、30年以上にわたって描き続けています。本章では第1作目から最新作までの中から7つの絵本の原画を展示します。
第3章 『ごんぎつね』に描いて…
ごんぎつね、手ぶくろを買いに
1986年、新美南吉の『ごんぎつね』の挿絵を手掛けた絵本が出版されたことを機に、絵本作家として大きく飛躍。2年後には『手ぶくろを買いに』を発表し、絵本作家としての地位を確立しました。本章では黒井健の代表作を中心に、多くの人に愛される『お母さんの目』(あまんきみこ・作)や『あのね、サンタの国ではね…』(嘉納純子・文)などの絵本原画を展示します。
第4章 心象を描く(自作)
本章では、絵も文章も黒井自身が手掛けた自作の絵本を紹介します。約1カ月かけてカヌーでミシシッピ川を下った体験をモチーフにした『ミシシッピ』をはじめ、情緒あふれる詩画集の原画の数々を展示します。
第5章 宮沢賢治に描く
『〈イーハトヴ詩画集〉雲の信号』より
本章では、宮沢賢治の物語に描いた挿絵を展示。『猫の事務所』、『雲の信号』、『私のイーハトヴ』、『水仙月の四月』のほか『銀河鉄道の夜』を描いたオリジナル作品も展示します。
第6章 ふるさとに描く
『ふる里へ』より
本章では、『しなの川』(鶴見正夫・作)の原画を展示。他にも中越地震からの復興支援として黒井が描いた挿絵に長岡市出身の星野知子がエッセーを添えて発刊された『ふる里へ』の原画などをご覧いただきます。
第7章 児童文学に描く
『月夜のバス』(杉みき子・作)、『またたびトラベル』(茂市久美子・作)、『がちょうのたんじょうび』(新美南吉・作)、『海のおっちゃんになったぼく』(なみかわみさき・作)、『天の町やなぎまち通り』(あまんきみこ・作)など多くの人々に親しまれている児童文学の挿絵を展示します。
第8章 世代を超えて
『うまれてきてくれてありがとう』より
画業50年を迎えた現在も現役絵本作家として描き続ける黒井健。本章では同じ新潟市出身の新井満作『この街で』から、『うまれてきてくれてありがとう』(にしもとよう・作)などの心に残る作品、新作『まっくろ』(高崎卓馬・作)まで、年代を問わず愛され続ける絵本の原画を展示します。
(c)Ken Kuroi
関連事業
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、実施を見合わせる場合があります。
※感染症対策のため、イベント参加の際には氏名・住所・電話番号の提供をお願いいたします。
黒井健 サイン会
日時 10月29日(土曜)午前11時から/午後2時から(各回1時間)
会場 新津美術館市民ギャラリー
定員 各回50名
参加費 無料(お一人様一冊、当館ミュージアムショップでご購入いただいた絵本にサインします)
※要事前申込(応募多数の場合抽選。抽選結果は10月22日(土曜)頃、はがきで通知予定。)
申込期間 8月20日(土曜)から10月16日(日曜)まで
申込方法 下記のお申込みフォームからお申込みください
午前11時からの部「新潟市かんたん申込み(外部サイト)」
午後2時からの部 「新潟市かんたん申込み(外部サイト)」
担当学芸員によるスライドトーク
展覧会担当学芸員が、展示の見どころをわかりやすく紹介します。
日時 11月19日(土曜)、12月4日(日曜)午後2時から(各回30分程度)
会場 新津美術館市民ギャラリー
定員 50名
※事前申込不要、参加無料
TeNYアナウンサーによる絵本の読み聞かせ
読み手 TeNYテレビ新潟アナウンサー 松本 亜美
日時 12月10日(土曜) 午前11時から、午後1時30分から(各回30分程度)
会場 新津美術館市民ギャラリー
定員 各回50名
※事前申込不要、参加無料
かんたん絵本づくりワークショップ
講師 新津美術館学芸員
日時 12月17日(土曜)午後1時30分から(2時間程度)
会場 新津美術館市民ギャラリー
参加費 300円(材料費)
対象年齢 小学3年生以下は保護者同伴(子と大人で一冊作成)。小学4年生以上は一人一冊作成。
定員 10名
※要事前申込(応募多数の場合抽選。当選者には12月10日(土曜)頃、メール通知予定。)
申込期間 8月20日(土曜)から12月4日(日曜)まで
申込方法 「新潟市かんたん申込み(外部サイト)」からお申込みください。
関連書籍の特集展示
新潟市立中央図書館で子ども図書館名誉館長を務める黒井健。関連する書籍を特集展示します。
展示期間 10月7日(金曜)から11月1日(火曜)
会場 新潟市立中央図書館(ほんぽーと)
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