3 ごみ収集形態について

最終更新日:2025年3月6日

受付日:令和6年11月 年齢:60歳代

ご意見・ご提案

 私はこのたび新潟へ引っ越してきたものです。
 引越しに当たって、一番気になったのは生活の中で発生するゴミです。
 ゴミにはいろいろな種類のものがありますし、近年は持続可能な生活とのうたい文句の中、リサイクルへの庶民の興味、関心も高いものになっています。
 ただ、一方でこうした分別が必要なことは、高齢社会になって、さらに高齢化が進む中では居住者の負担として年齢と共に重くなってきます。
 しかも、核家族化が深化し、独居の老人が多くなってさらにその中で認知の低下、あるいは老々介護などの社会問題もあって、ゴミの発生は生活する上では避けて通れないものであり、それが問題を発生させます。
 たとえば、独居の高齢者の生活はおおむね雑多なものが回りを取り囲み、さらに行動範囲が狭く面倒くさいとの感覚、また衛生への無関心もあって、いつのまにやらゴミ屋敷とまでは行かなくてもそれに準ずる生活になって、こうした生活が無関心さを助長させ、とても長生き、幸せな生活をしているとはいえなくなってしまうことが多々あります。
 私の住んでいたところでもこれまでは収集場所を設けて新潟と同じように自治会に管理を任せていましたが、今ではおおむね戸別収集となりました。これには以下のメリットがあります。
・高齢者や障がい者、子育て世代のごみ出し負担の軽減
・ステーションの清掃など維持管理負担の軽減
・排出者責任の明確化(不適正排出の減少、ごみの減量化)
 特に高齢化が急速に進む中でのゴミの排出は簡単、時短でないと先に記述したようなありさまが増えることが予想されます。
 さらには自治会をゴミの管理団体とすることも、その自治会のメンバーにゴミステーションの維持を任せることも、時代としてはもう難しいのではないですか。
 手間はかかれど、もっとシンプルに戸別にゴミを責任をもって出し、その責任から排出量も少なくなることが期待されるのではないでしょうか。しかも数々の自治体においてその実効性は確かめられています。ましてや、ゴミ袋を有料としているならなおさら必要に応じて費用を上乗せすればその効果も大きくなるのではないでしょうか。
 以上、ゴミの戸別収集について検討いただきたくお願いします。

回答

 本市では、平成20年6月から全市で指定袋を導入し、リサイクル率向上とごみの減量化を図っており、家庭ごみの収集はステーション方式を採用しています。
 いただいたメールのとおり戸別収集のメリットは、ごみの排出者が明確になることや、分別率が向上し、ごみの減量につながることなどが挙げられます。また、集積所の管理当番の手間がなくなります。
 その一方でデメリットとして、収集に時間がかかり、経費が増加することや現状の収集体制が維持できないため、ごみの回収頻度を下げなければならないことが挙げられます。
 指定袋の収入は年間10億円程度で、収集運搬委託料は年間30億円程度必要であり、さらに処理施設の維持を踏まえると、戸別収集の採用により市民の費用負担はさらにかさむため慎重に議論する必要があると考えます。
 戸別収集とは違いますが、本市ではごみ出しが困難な高齢者等に対して、ごみ出し支援を行う自治・町内会等の団体に支援金を交付するごみ出し支援制度を実施しております。

回答日:令和6年11月
担当課:廃棄物対策課

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