観光・史跡
最終更新日:2022年9月21日
観光
財団法人 北方文化博物館
豪壮な本邸は敷地8,800坪、1,200坪、部屋数65を数える純日本式住居で、美しい庭園に面した大広間をはじめ、柱・建具・畳の殆どが三角形や菱形の三楽亭、多数の古美術品が収蔵されている集古館、回遊式庭園、茶室など見どころが配されています。庭内は松の緑におおわれ、春には桜、藤、さつきが次々と花開き、秋は紅葉が園内を彩ります。季節それぞれの趣があり、毎年多くの観光客が訪れます。
お食事処や地酒館などもあります。
- 所在地:新潟市江南区沢海2-15-25
- 入場料:大人800円、子ども400円(団体割引等あり)
- 営業時間:
4月~11月午前9時~午後5時、
12月~3月午前9時~午後4時30分 - 問い合わせ:北方文化博物館
- 電話:025-385-2001
亀田郷土地改良区資料館 葦沼館(要予約)
亀田郷の農具・民具資料を中心とした資料館です。農家の繁栄の象徴でもあった「蔵」をモデルとして建てられた芦沼館は、全館杉材を用い、白い壁、大きく張り出した下屋にその特徴を見ることができます。見学所要時間は20~30分程度。冷暖房、お手洗いはありません。
- 所在地:新潟市江南区東早通1-2-25
- 入場料:無料
- 開館時間:午前9時~午後4時30分の間で、10名程度以上の団体で要予約
- 駐車場:30台
- 問い合わせ:亀田郷土地改良区企画課情報係
- 電話:025-381-7697
- ホームページ http://www.kamedagou.jp/kmd/ashinuma/index.html(外部サイト)
小さな美術館「季(とき)」
絵画、金工、木工、染織、書などを月2回企画展示しています。夏は絵本原画展を開催します。
- 所在地:新潟市江南区松山112-4
- 開館時間:午前10時~午後5時
- 休業日:月曜日
- 駐車場:18台
- 問い合わせ:小さな美術館「季(とき)」
- 電話:025-276-2423
江南区内の花の名所・栽培
4月中旬頃は桜が満開になる時期。江南区内には桜の名所がいっぱいです。また、花の球根や切花の栽培も盛んです。
史跡
光圓寺
慶長15年(1610年)から貞享4年(1687年)まで、沢海藩が置かれました。沢海藩が改易された後、旧沢海藩領は幕府領となり、現在の光圓寺の境内に出雲崎代官所の出張陣屋が置かれました。宝永4年(1707年)から明治維新までは旗本小浜氏の知行所がありました。
光圓寺は寛永6年(1629年)に沢海に移り、明治2年(1869年)に代官所のあった現在地に移っています。
- 所在地:新潟市江南区沢海2-14-8
- 問い合わせ:光圓寺(こうえんじ)
- 電話:025-385-2266
曹洞宗選仏の大道場 大栄寺
寛永8年(1631年)、伊藤左五右ェ門が村上領草水村の観音寺十一世笑山全悦和尚を請して満光、極楽、得船の三カ寺を合併して大栄寺と改め開山しました。
境内には、沢海城主の墓や芭蕉の句碑などがあるほか、春には門前や境内に桜が美しく花開く名所としても知られています。
- 所在地:新潟市江南区沢海3-3-18
- 駐車場:10台
- 問い合わせ:大栄寺
- 電話:025-385-2032
法幢寺(酒呑地蔵)
毎晩金を払わずに酒を買いに来る小僧に腹を立てた酒屋の主人がナタを投げ、血を流して逃げた跡を辿ると法幢寺の地蔵様の前で消えていたという言い伝えがあります。毎年春分の日に御開帳が行なわれます。
- 所在地:新潟市小杉3-2-30
- 問い合わせ:法幢寺(ほうどうじ)
- 電話:025-385-3161
松韻寺 親鸞上人袈裟掛けの松
親鸞上人袈裟かけの松と伝えられる樹齢800年の赤松です。
- 所在地:新潟市江南区小杉1-9-20
- 問い合わせ:松韻寺(しょういんじ)
- 電話:025-385-2344
親鸞聖人越後七不思議のひとつ 西養寺の繋がや
「親鸞聖人の越後七不思議」には、焼鮒、繋がや、逆竹、八房の梅、数珠掛桜、三度栗、片葉の芦などがあります。
西養寺には、親鸞聖人越後七不思議のひとつ、「繋(つなぎ)がや」があります。カヤの実を数珠のように繋ぐための穴があいています。
西養寺は、元亀年間(1570~72年)北条勘之丞の招請により田上から酒屋に移転し、親鸞聖人の旧蹟寺として本山から礼遇を受けました。繋がやは、親鸞がお茶請けに出された榧の実を庭に蒔いたところ、火で煎られた榧の実から芽が出たという奇瑞として伝えられています。
- 所在地:新潟市江南区酒屋町530
- 駐車場:9台
- 問い合わせ:西養寺(さいようじ)
- 電話:025-280-2593
親鸞聖人越後七不思議のひとつ 誓慶寺の焼ふな
親鸞聖人越後七不思議のひとつ、「焼ふな」があります。木の切り株にふな形が見えます。
延久2年(1070年)護摩堂山の城主栗林権濃守並びに息子武佐司守が無常を感じて、城を羽生田周防守に譲り、出家して真言宗に帰依して信濃川を下り、山田の里に住し、光明寺と言いました。その後、真宗に帰依し、徳治元年(1306年)平賀の里に移住して、焼鮒の旧蹟を守護します。文明3年(1471年)に寺号を誓慶寺に改めたと伝えられています。焼鮒の旧蹟は、建暦元年(1211年)親鸞に御赦免が出されて見送りの宴が催された際、酒の肴にと差し出された焼鮒を山王権現の池に放したところ、久しく池の鮒に串と焼跡があり、やがて榎にその姿を写したと言い伝えられています。
焼ふなはお堂内にあるため、予約が必要です。
- 所在地:新潟市江南区平賀210
- 時間:午前9時~午後5時
- 駐車場:8台
- 問い合わせ:誓慶寺(せいきょうじ)
- 電話:025-280-2254
浄願寺の芭蕉句
松尾芭蕉の門人各務支考は、越佐の俳諧に大きな影響を与えました。その高弟美濃国出身の仙石盧元坊が来越して、美濃派はいかいが普及しました。語り伝えによれば、蕉風の俳諧に夢中になった地主が江戸に人を遣わせ、芭蕉の直筆を手に入れ、原書のまま碑に刻んだと言われています。
芭蕉句碑「古池やかわず飛びこむ水の音」
- 所在地:新潟市江南区割野
- 問い合わせ:浄願寺(じょうがんじ)
- 電話:025-280-2488
林徳寺の芭蕉碑
阿賀野川河川公園まで徒歩5分。「稲妻や 顔の処が 芒の穂」の芭蕉句があります。
- 所在地:江南区江口3409
- 駐車場:10台
- 問い合わせ:林徳寺
- 電話:025-276-3456
寿寿木米若(すずきよねわか)句碑
明治32年(1899年)、曽川の野上家に生まれた米若(本名:藤田松平)は、浪曲「佐渡情話」で一世を風靡し、日本浪曲協会会長を長く務め、昭和44年(1969年)、勲四等瑞宝章を受章しました。ふるさとをこよなく愛した米若は、多大な私財を投じ、曽野木の教育振興に貢献しました。曽野木連絡所前の曽野木ことぶき公園内に句碑が建っています。通年開放。
寿寿木米若句碑「ふるさとの稔りの秋を巡業す」
- 所在地:新潟市江南区天野2-8
- 問い合わせ:市歴史文化課
- 電話:025-228-1000(代表)
曽川切れ記念碑
大正6年(1917年)に発生した曽川切れの記念碑です。大正6年(1917年)10月2日未明、連日の大雨の影響で信濃川の川水は増水し、曽川水門で補修工事を行っていた場所から堤防が決壊しました。約200mにわたって決壊し、たちまち亀田郷内は泥の海と化しました。切れ口の土留め工事はなかなか進まず、沼垂など広い地域が長期にわたって水浸しとなり、農作物などに甚大な被害をもたらしました。
- 所在地:新潟市江南区楚川(曽川バス停横
- 問い合わせ:市歴史文化課
- 電話:025-228-1000(代表)
木津切れ記念碑
木津切れ記念碑。中世以来、阿賀野川の洪水とそれに伴う小阿賀野川の氾濫や堤防の決壊で被害を受けてきました。特に、大正2年(1913年)の木津切れの被害はとても大きく、賀茂神社の下手から240m余りの幅で小阿賀野川の堤防が切れてしまいました。この木津切れで、水戸口の集落では家が20軒ほど流され、残った家はわずか3軒、死者は3人、馬も4頭死んで、米の収穫にも大きな被害が生じ、悲惨極まる水害でした。また、横雲橋の中央部も流失、亀田郷内の低地で排水の良くない地域はすべて水没しました。
このほかにも、明治29年(1896年)に小阿賀野川堤防54mが決壊、大正15年(1926年)には木津地区の阿賀用水路堤防が決壊しています。
- 所在地:新潟市江南区木津4-9
- 問い合わせ:市歴史文化課
- 電話:025-228-1000(代表)
賀茂神社(大ケヤキ)
賀茂神社には、青空に届かんばかりの一本の大ケヤキがそびえています。幹の根回り10m、樹高11mを誇る巨木です。樹齢700年以上と推定され、樹勢はいまでも旺盛です。昭和42年(1967年)3月25日に新潟県指定天然記念物に指定されました。賀茂神社の境内にあり、神木として保護されてきました。
また、毎年行われる秋祭りの際には、サンバイシ神楽が奉納されています。
- 所在地:新潟市江南区木津4-5-8
- 駐車場:3台
- 問い合わせ:江南区役所
- 電話:025-383-1000