平成16年10月18日 第1回協議会 会議録
最終更新日:2012年6月1日
日時:平成16年10月18日(月曜)
午前10時
会場:メルパルク新潟 2階「雪椿」
資料
司会:若林新潟市広域合併推進部長
本日は、お忙しいところお集まりいただきまして大変ありがとうございます。ただ今から、(仮称)新潟市・巻町合併問題協議会を開催させていただきます。私は、本日の司会を務めます新潟市の広域合併推進部長の若林でございます。よろしくお願いいたします。
本日は、新潟市の野上議員が所用により欠席となっております。また、新潟市の吉田議員が少し遅れるとのことでございます。
それでは開会にあたりまして、新潟市、巻町の首長さん、議長さんからご挨拶をお願いいたします。最初に、篠田新潟市長よりご挨拶をお願いいたします。
篠田新潟市長
新潟市長の篠田でございます。よろしくお願いいたします。
本日こうして巻町さんとの任意の合併協議を開くことができたということについて、大変うれしく、またありがたく思っております。
巻町さん、これまで住民投票などを含めて大変なご苦労をいただく中で、巻町民の民意、意志を確認していただいてこの場に臨んでいただいたということについて、これまでのご苦労に対して敬意を表させていただきます。大変ご苦労様でございました。
また、新潟市、今53万都市というふうになっているわけですが、これもこれまでに沼垂町をはじめ3町12村との合併をした上で、そして全域に役割分担、機能分担をしてこの都市規模、都市機能、地域の快適な暮らしというものを築いてきたということであるわけでございます。
そしてさらに、今回近隣の12市町村と合併協議を終えて、来年の3月21日には78万都市が誕生するということが確定をしておりますし、またご承知のとおり、それはこれから日本海側にこれまでなかった政令指定都市をつくるのだという理念のもとに大同団結したということでございます。
そして、今回巻町さんとの合併協議、任意の合併協という形で始めさせていただいて、さらに、私どもが目指している田園型政令指定都市という魅力が大きく前進をする、その魅力を大きくすることができるんではないかということで、大変期待もしております。
これまでも広域で巻町さんといろいろなお話をさせていただいておりましたし、既に通勤、通学などの状況を見れば一体化は極めて高度化をしている、進んでいるというふうに考えております。そういう状況を踏まえ、今回の合併協議をきちんと成し遂げることで、私どもが目指す日本海側の最大の拠点都市、そして田園型、分権型の政令指定都市をつくるという中で、巻町さんの巻地域の魅力がさらに大きく伸ばせるのではないかというふうにも感じております。
これから合併協議の中で有意義な協議を重ねて、大きな成果を出していくことを期待して、新潟市長の挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
司会:若林新潟市広域合併推進部長
ありがとうございました。続きまして、橋田新潟市議会議長よりご挨拶をお願いいたします。
橋田新潟市議会議長
皆さんおはようございます。新潟市議会議長の橋田でございます。
巻町議会、新潟市議会でこの協議会の設置関連議案をそれぞれ議決した上で、きょう、こうやって第1回の協議会が開かれることを大変うれしく思います。
また巻町におかれましては、2度にわたる町民の意志を、確固たる意志を明確にしながら、きょうこの協議会に臨んでいただきました。長年、西蒲原の郡都として巻町が発展してきたわけでございますが、今我々のほうでは、区割りの案が市民に提示されております。あの地図を見ますと、やはり巻町が真っ白の状態でいるというのは、私は不自然だと思うし、西蒲原の一体化が巻町と合併することによって、なお強固なものになるなというふうに確信いたしております。
私のところに田辺町長、そして山下議長が2度にわたり合併協議の申し入れをいただきました。そのときの発言の中で、我々は1周遅れだけれども早く追いつきたいという強い意志を私に示されました。私はそのことについて大変うれしく思いますし、なんとかこの協議を、密度の濃い議論をすることは当然としても、巻町民の意志がはっきりしている以上、スピーディな目的達成を強く望む次第でございます。
どうか委員の皆様には、その点におかれてもご理解の上、ご協力賜りますことを心からお祝い申し上げまして、ご挨拶に代えさせていただきます。ありがとうございました。
司会:若林新潟市広域合併推進部長
続きまして、田辺巻町長よりご挨拶をお願いいたします。
田辺巻町長
おはようございます。ただ今ご紹介にあずかりました、巻の町長をさせていただいております田辺でございます。
今ほどは市長さん、議長さんから本当にありがたいお言葉をいただきまして、感謝の至りに堪えません。新潟市はじめ、新潟市と新・新潟市を組まれる12市町村のそれぞれの関係者のおかげで、甲斐あって、きょうのこの任意合併協議会がもたれるというふうな形になったことに対して深く感謝申し上げたいというふうに思うわけでございます。
今ほども議長さんからも言われましたように、私どもも1日も早く新・新潟市のほうへ寄せていただくよう、この任意合併協議会の委員の皆さんはじめ、多くの方々のご理解とご協力、そしてご支援をいただく中で協議を重ね、何とか1日も早く新潟市に、という考え方の中で進めさせていただきたいというふうに考えておりますので、今後ともよろしくお願いします。
司会:若林新潟市広域合併推進部長
ありがとうございました。続きまして、山下巻町議会議長よりご挨拶をお願いいたします。
山下巻町議会議長
皆さん、おはようございます。私、巻の議長の山下と申します。特にきょう、ここに協議会が開催されますことに非常に感謝申し上げております。
皆様もご存知かと思われますが、巻町は8月8日の住民投票の結果、新潟市合併という投票結果がでました。これを受けまして新潟市長さん、それから議長さん、それから議員の皆様方の温かい指導を得た中で、今後私たちも合併に向けて1日も早い時期を願っているわけでございます。
我々の地域の住民福祉の向上、それから地域の産業の活性化、合わせて私たち地域の一人ひとりの幸せのために一生懸命努力していきたいと思いますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。
司会:若林新潟市広域合併推進部長
ありがとうございました。
次に、ただ今ご挨拶をいただいた皆様のほか、本日ご出席をいただいております皆様方を順次ご紹介させていただきます。席順で新潟市議会の小石議員から順に行わせていただきます。恐れ入りますが、紹介された方につきましては、自席にてご起立をお願いいたします。
それでははじめに、新潟市議会小石議員でございます。
同じく、大野議員でございます。
同じく、川島議員でございます。
同じく、松原議員でございます。
同じく、佐藤議員でございます。
同じく、渋谷議員でございます。
同じく、新保議員でございます。
同じく、小林議員でございます。
同じく、関口議員でございます。
同じく、吉田議員でございます。
同じく、中川議員でございます。
同じく、石橋議員でございます。
同じく、田村議員でございます。
次に、新潟市大泉助役でございます。
次に、巻町議会土田議員でございます。
同じく、長谷川議員でございます。
同じく、佐藤議員でございます。
同じく、大越議員でございます。
同じく、坂下議員でございます。
次に、学識経験者といたしまして、新潟県総合政策部市町村合併支援課の岡田課長でございます。
ありがとうございました。以上で紹介は終わります。
次に、今後の議事を進めるため、規約が承認されるまでの間、仮議長を選任いただきたいと思いますが、いかがしたらよろしゅうございましょうか。
(挙手あり)
司会:若林新潟市広域合併推進部長
お願いいたします。
橋田新潟市議会議長
田辺巻町長を推薦したいと思います。
司会:若林新潟市広域合併推進部長
ただ今、仮議長には田辺巻町長をとのご意見がございましたが、いかがでございましょうか。
-異議なし-
異議なしということでございますので、田辺巻町長さんに仮議長をお願いし、これからの議事の進行をしていただきます。よろしくお願いいたします。
田辺仮議長
ただ今仮議長の職に指名されましたので、規約が承認されるまでの間、しばし仮議長を務めさせていただきます。皆様方のご協力をよろしくお願いいたします。
それではこれより議事に入ります。
議題1、議案第1号の新潟市・巻町合併問題協議会規約についてお諮りいたします。それでは事務局からご説明をお願いします。
事務局:若林新潟市広域合併推進部長
それでは資料1となっておりますが、議案第1号「新潟市・巻町合併問題協議会規約」をご覧ください。
第1条、設置でございます。新潟市及び巻町は合併に関する諸問題について協議を行うため、新潟市・巻町合併問題協議会を置くとしております。
第2条、協議会の任務で、1号に両市町の合併に関する協議、2号に両市町の合併後の建設計画に関する協議、3号ではそのほか合併に関する必要な事項の協議といたしまして、この3点の協議を任務とするということとしております。
第3条、組織でございますが、協議会は次の委員をもって組織をする、といたしまして、1号に両市町の長及び新潟市の担当助役、2号に両市町の議会の議長、3号は両市町の議会の議長がそれぞれ推薦した当該議会の議員、4号では両市町の長が協議して定めた学識経験者としております。
第4条は、会長及び副会長で、第2項におきまして、会長には新潟市長を、副会長には巻町長及び両市町の議会の議長をもって充てるとしております。3号、4号は会長、副会長の職務でございます。
第5条は、会長の職務代理の規定であり、会長があらかじめ指名した副会長が会長の職務を代理する。
第6条は、会議で、協議会の会議は会長が招集し、会長がその議長となるとしており、第2項では、会議は委員の半数以上が出席しなければ開くことができないとしております。
第7条は、関係職員の出席。
第8条は、事務局に関する規定。
第9条は予算であり、これはこの後議案として審議していただくことになります。
第10条の監査は、会長が両市町の監査委員各1人に委嘱して行う。
第11条の財務は、新潟市の財務に関する手続きの例による。
第12条は、その他でございまして、この規約に定めるもののほか、協議会に関し必要な事項は、会長が会議に諮って定めるとしております。
附則は施行日を定めるものでございまして、ご承認をいただきますと本日をもって施行となるものでございます。以上で規約の説明を終わります。
田辺仮議長
ありがとうございました。ただ今事務局からご説明がございましたが、皆さんいかがでしょうか。
-異議なし-
田辺仮議長
ないようでございますので、議案第1号の新潟市・巻町合併問題協議会規約につきましては、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
-異議なし-
田辺仮議長
ありがとうございました。異議なしと認め、新潟市・巻町合併問題協議会規約につきましては、原案のとおり決定いたしました。これをもちまして、新潟市・巻町合併問題協議会が設置されたところでございます。
資料11をご覧いただきたいと思いますが、本協議会委員につきましては、規約第3条第1号から第4号までの委員に記載のとおりの方々が就任されたところであります。委員の皆様には、今後のご協力に関しましてよろしくお願い申し上げます。
なお、本協議会の会長につきましては、規約第4条により新潟市長から就任いただきますので、よろしくお願い申し上げます。
それでは、篠田市長からご挨拶をお願いいたします。
篠田会長
ただ今本協議会の会長の任を賜りました。大変に光栄であると思うと同時に、また責任の重さに身の引き締まる思いでございます。
きょうこの会議に至ることができたというのは、先ほど申し上げたとおり、田辺巻町長さん、そして橋田新潟市議会議長さん、山下巻町議会議長さんをはじめ、両議会の関係者の大変なご努力の賜物ということで、改めて感謝を申し上げます。
今回の協議会には、学識経験の委員ということで、新潟県の市町村合併支援課長の岡田課長からご出席をいただいております。
これから合併の協議、我々の地域のより豊かな暮らしづくり、そしてより魅力的なまちづくりということを念頭に、ぜひ活発なご意見を頂戴して、有意義な合併協議にしてまいりたいというふうに考えております。これからの合併協議について、委員の皆様の大変なご尽力とご支援、ご協力をお願い申し上げて会長就任の挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
田辺仮議長
ありがとうございました。規約第6条により、会長が議長になることから、これにて仮議長の職務を終わり、会長と交代させていただきます。この後の進行につきましては、会長にお願いいたします。ご協力ありがとうございました。
篠田会長
それでは議事を続けてまいります。
まず、本協議会の副会長ですが、規約第4条により田辺巻町長さん、橋田新潟市議会議長さん、山下巻町議会議長さんからご就任いただきますので、よろしくお願いいたします。
次に、会長の職務代理については、規約第5条により、会長が副会長の中から指名することとなっておりますので、私から巻町長の田辺副会長さんを指名させていただきますのでよろしくお願いいたします。
次に、本協議会の監査については、規約第10条により、両市町の監査委員に各1人委嘱して行うこととなっておりますので、本協議会の監査委員については、新潟市代表監査委員 熊田光男様、巻町代表監査委員 本間秀一様にお願いしたいというふうに思っております。
また規約第8条に定める事務局については、お配りをしております資料12でございますが、この資料12に記載の職員を充てることといたしますので、よろしくお願いを申し上げます。
次に、議題2、議案第2号の平成16年度新潟市・巻町合併問題協議会予算についてお諮りいたします。事務局説明をお願いいたします。
事務局:若林事務局長
それでは資料2でございますが、議案第2号「平成16年度新潟市・巻町合併問題協議会予算」について説明いたします。
まず1、総括でございますが、歳入、歳出とも570万円を計上させていただいております。
次に2ページ、歳入は負担金として570万円でございます。説明欄に記載のとおり、新潟市501万5千円、巻町68万5千円となっております。新潟地域広域市町村圏協議会などの例にならいまして、均等割15%、人口割85%で計算しております。
次は3ページでございます。3、歳出でございまして、歳出はすべて協議会費でございます。その内訳でございますが、予算的には本協議会の開催回数を4回と見込まさせていただきまして、報酬は109万2千円を計上しております。事業費314万2千円につきましては、協議会資料作成や消耗品費・協議会広報紙作成にかかる経費など、役務費は協議会会議録作成などの経費を、委託料につきましては協議会ホームページの開設費を、そして使用料及び賃借料は、協議会の会場使用料を計上したものでございます。以上で説明は終わらせていただきます。
篠田会長
ただ今事務局から説明がございましたが、皆様これについていかがでございましょうか。
-異議なし-
それでは異議なしと認め、議案第2号の平成16年度新潟市・巻町合併問題協議会予算につきましては、原案のとおり決定させていただきます。
次に議題3、会議運営についてです。事務局から資料の説明をお願いします。
事務局:若林事務局長
それでは資料3の「会議運営について(案)」をご覧ください。会議運営の基本を協議いただくものでございます。
まず1の会議資料の配布についてでございますが、会議資料については、原則として事前に、協議会開催前にということでございますが、配布する。
次の、2、会議の進行については、会長は副会長と連携しながら、迅速かつ効率的な会議の運営に努める。委員は円滑な議事運営に協力するとしております。また、会議は出席委員の大方の賛同をもって進行するとしておりまして、協議会は協議を通じ、あるいは協議を重ねて委員間の合意を図り、その大方の合意により進めるものとしております。
3、会議・資料等の公開については、会議そのものや会議資料、会議録は原則として公開。協議の結果の報告書も取りまとめ公開としております。公開型で会議を行う、進めるものでございます。以上でございます。
篠田会長
ただ今事務局から説明がございましたが、皆様これについていかがでしょうか。
はい、坂下委員。
坂下 志委員
巻町の坂下です。よろしくお願いします。
質問というよりは要望でありますが、最初に会議資料の配布でございますが、事務局の皆さんが一生懸命に手間隙かけて作成されるものと思いますが、今後、事前説明会で十分精査してこの協議会に臨んでいきたいと思いますので、できることなら少しでも早い段階での配布をお願いしたいと。
また、この協議会の会議録等の公開についても、少なくとも次の会議の前までには作成し、公開をお願いしたいというそんな要望でございます。いかがなものでしょうか。
篠田会長
資料の配布については、事務局もなかなか大変なんですが、できるだけ早くということで委員の皆様のお手元に届くようにさらに努力させます。それから会議録は・・・。
事務局:若林事務局長
会議録の公開につきましては、後で少し直ることもあるということをご了解いただければ、粗校の段階で5日とか1週間で出せますので、そんなことで対応していきたいと思います。
坂下 志委員
そんなことで私どもも、なんだって短期間なものですから、一生懸命勉強してここに臨みたいということですので、そんなことでよろしくお願いします。
篠田会長
では、会議録については、いわゆる速報的な感じで、若干発言のご趣旨に違うものがあったらその後訂正もさせていただくということを前提に、次の会議に間に合うように努力いたします。
ということを踏まえて、この件についてはいかがでしょうか。
-異議なし-
篠田会長
それでは、この件についても今のご発言の趣旨を踏まえて異議なしと認め、議題3の会議運営については、原案のとおり決定させていただきます。
次に議題4、協議項目についてです。事務局から資料説明をお願いします。
事務局:若林事務局長
では資料4の「協議項目について(案)」をご覧ください。これは、これから行う協議の全体像を明らかにするため提出させていただいたものでございます。
まず大きく分けまして、1の行政制度と、一番下でございます2の市町村建設計画のいわば2本柱があるわけでございまして、行政制度につきましては、(1)基本的協議事項として、(1)合併の方式、(2)合併の期日、(3)財産の取扱いがあります。
また、(2)合併特例法に規定されている協議事項として、「(1)議会議員の任期及び定数の取扱い」から「(5)一般職の職員の取り扱い」まで5項目、そして(3)その他の必要協議事項といたしまして、「(1)特別職の職員の取扱い」から「(10)各種事務事業の取扱い」まで10項目の協議を行っていただきたいと考えているところでございます。
なお、新潟地域及び新津市との合併協議項目と1点だけ異なるところがございまして、それは巻町さんが12市町村とは異なり、町立病院を設置しておられますので、(3)の(9)といたしまして、「巻町立病院の取扱い」を設けたものでございます。
こういった項目について協議していきたいというふうに考えているものでございます。以上でございます。
篠田会長
では、この件については皆様からご意見を伺う前に、田辺町長さんからお話がございますので、まずお聞き取りをお願いいたします。
田辺 新委員
ただ今の協議事項の中で、(3)その他の必要協議事項の(9)に「巻町立病院の取扱い」という項目があるわけでございます。私、ことしの1月21日に巻町長として就任して以来、病院の経営内容に非常に危惧を感じておりまして、2月から今日までの定例管理者会議に1日も欠かさず出席させていただいた中で、病院の医局、あるいは事務方さんと協議をしながら、今後どのような形で病院の改善をもっていくかということを協議をさせてもらっておるところでございます。
そんなことで、9月24日には巻町議会の全員協議会の中で、町立病院が進むべき方向あるいは今後改善していかなければならない問題等につきまして、協議をさせてもらっておるところでございます。
そんな中で、今一番求められておるものが、やはり医療収益の増大とそれから経費の削減というふうなことに取り組ませてもらっておりまして、今後これらが具体的な形の中での経営改善計画ができた段階で、この場で皆様方からご審議していただければというふうなことをお願い申し上げながら、今後ご指導、ご鞭撻のほどをお願い申し上げまして、簡単ではございますが、一言町立病院の問題について触れさせていただきました。ありがとうございました。
篠田会長
ありがとうございました。今の田辺町長のご発言も踏まえて、この件について皆様からご意見、ご質問などいかがでしょうか。
-意見・質問なし-
篠田会長
では議題4の協議項目については、原案のとおり決定をさせていただきます。
次に議題5、協議予定についてです。事務局から資料説明をお願いします。
事務局:若林事務局長
では資料5をご覧ください。「協議予定について(案)」となっております。これは、今後の協議の目安があったほうが便宜にかなうと考えまして提出するものでございます。
第1回が本日でございまして、規約・予算・会議運営について、協議項目については、今ほどの協議で決定いただいたところでございます。この後、「新潟市・巻町の沿革・現状について」から「合併建設計画の策定方法について」までをこの第1回で協議していただくこととしております。第2回目につきましては、10月末を予定しておりまして、第1回協議会での未合意事項があればその合意、各種事務事業調整方針案、各種事務事業以外の行政制度調整方針案、合併建設計画案について協議を行っていただきまして、第3回で合併建設計画などの協議を行い、第4回に進んでいくことを考えるものでございます。
なお、これにつきましては予定目安でございます。協議や作業の状況で変更が生ずることもあるということでございます。以上でございます。
篠田会長
ただ今の事務局の説明についてご質問、ご意見などいかがでしょうか。
渋谷明治委員
ただ今の第1回から第4回までで、協議会を大体終わる予定という説明であったように思います。今の巻町長さんのほうからお話がございましたように、病院問題はこの関係ではまだちゃんとした報告ではなさそうでありますので、その問題もまだ十分論議も必要かと思いますので、4回で打ち切りというのではなくて、十分な論議の上で日程を、これはそういう内容の説明であったんですが、4回で打ち切りということではなしに、必要によっては継続するということを含んでいただきたいと思いますがいかがでしょうか。
篠田会長
これまでも12市町村、あるいは新潟市・新津市合併の協議会でも基本的に努力目標ということで日程・予定を出させていただいております。この任意協議、このスケジュールで努力をしていくということでございます。
ほかにいかがでしょうか。
よろしいですか。それでは議題5の協議予定については原案のとおり決定させていただきます。
次に議題6、新潟市・巻町の沿革・現状についてです。事務局から説明をお願いします。
事務局:三富事務局次長
事務局次長の三富と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは資料6でございます。資料6の新潟市・巻町の沿革でございます。1ページめくっていただきますと、1ページ目に新潟市の沿革、それから2ページ目に巻町の沿革が記載してございます。新潟市と巻町でそれぞれ総合計画における記述などを参考に策定したものでございます。簡潔に記載させていただきましたが、3ページ目には新潟市・巻町の合併史を載せてございます。明治22年に市制あるいは町村制の施行以来、幾多の合併を経まして、それぞれ今の両市町となっているところでございます。
続きまして、資料7でございます。資料7、新潟市・巻町の現状でございます。国勢調査など各種データに基づいて作成したものでございます。目次をご覧いただきたいと思いますが、1の人口、世帯、面積などから記載のとおりの区分で載せてございます。8の通勤等の状況まで整理してございます。いずれも両市町の基礎的な数字などでございまして、先ほどの新潟市・巻町の沿革と同様、合わせて今後の協議に役立てていただければと取りまとめたものでございます。以上でございます。
篠田会長
議題6の新潟市・巻町の沿革・現状については、今ほど事務局から説明があったとおりでございます。
次に議題7、行政制度の調整方針案作成の基本的な考え方についてです。事務局から資料説明をお願いします。
事務局:三富事務局次長
資料8でございます。「行政制度の調整方針案作成の基本的考え方について(案)」でございます。1番目としまして、行政制度の調整方針案作成の基本方針でございます。四角で囲ってございますが、原則として、調整方針案は新潟地域13市町村における合併協議会で合意した調整方針に沿ったものとするということでございます。大原則とさせていただきたいと思います。ただし、上記により同一の経過措置期間を設けるなどした場合に、新潟地域13市町村の調整方針の実現が困難となったり、事務が非常に煩雑になるなどの合併後の事業執行に支障が生じるものについては、経過措置期間の短縮などを検討するとさせていただいております。この新潟地域13市町村の調整方針の実現が困難となるものという意味でございますが、例えば13市町村の場合ですとそれぞれ異なった事業展開をしているもので、住民に若干周知をする期間が必要なものなどにつきましては、合併年度とそれに引き続く例えば2年間は現行のとおりとし、2年後に新たな制度を新潟市として考えましょうといった調整項目などもございます。こういった場合、同じような2年間という経過措置をとりますと新たな制度を設けた場合に、巻町さんのだけが1年間遅れるというようなことになると統一性がとれないものがあるだろうと。そんなことからこういった記載をさせていただいたというものでございます。
それから2つ目でございます。各種事務事業調整の原則ということでございます。新潟地域13市町村での合併協議と同様に、以下の3つとするとさせていただきました。1つ目でございますが、原則として新潟市の制度に統一する。これは新潟地域13市町村の合併で既に検証済みのように、新潟市の制度に基本的に統一するということで、住民サービスの向上が全体的に図られるということから、こうしたものでございます。2つ目でございます。巻町の制度のうち、合併後ただちに新潟市の制度に統一することで、住民生活に非常に大きな影響をもたらすものについては、一定の期間、激変緩和措置を設けるとしたところでございます。この一定の期間でございますが、おおむね3年から5年というところを考えておりますが、先ほどの基本方針でお話させていただいたように、経過措置期間の短縮など検討するものも出てこようかと考えております。3つ目でございます。巻町において、伝統や文化、あるいは地域コミュニティに基づいて独自に推し進めてきた事務事業は、将来の区政も念頭におきながら存続について十分検討する。巻町に限定して存続するとした場合、合併後政令指定都市への移行の状況などを見ながら、その内容について検討するとさせていただきました。巻町におきましては、独自に推し進めてきた事業があるわけでございます。またそれらは地域に定着したものでありますので、将来の区政も念頭におきながら存続について検討する必要があるものでございます。また、地域限定して存続とした場合、合併後政令指定都市への移行の状況を見ながら改めて、検討していく必要があるとしたところでございます。以上でございます。
篠田会長
今、事務局から説明がございましたが、今般の新潟市と巻町の合併協議の特徴は、日本海側初の政令指定都市を目指し大同団結して合併するという、13市町村による合意内容に沿ったもので進める必要があると、大変恐縮ですが、そういうことがいわば前提的にあるのではないかというふうに考えておりまして、資料8のような説明をさせていただきました。
それを踏まえまして、この件についてご質問、ご意見などいかがでしょうか。
大越敏雄委員
ただ今市長さんからいろいろ説明いただきましたけれども、私ども遅れてまいりました。先ほど町長の挨拶にもございましたように、なるべく早くということでございますので、新潟地域13市町村の合意されたものであるわけでございますが、巻町においても、基本的にはその枠を大きく飛び出すこともできないわけであります。巻町だけ特別待遇できないということは、承知しておるわけでございますけれども、事務が非常に煩雑になるなど、合併後の事務事業に支障が生ずるものについて、例えば具体的にどのようなことを想定しておられますか。お分かりでしたら、お示しをいただきたいと思います。
篠田会長
それについて、今想定しているものはありますか。
事務局:三富事務局次長
実は今ほど説明をさせていただく中で、13市町村の調整方針の実現が困難なものについてちょっと具体的に話をさせていただいたわけでございますが、ここの部分、非常に煩雑になるなどという部分でございますが、これにつきましては、今まさに各部門ごとに事務調整を始めたところでございまして、私どもも実際どういったものがあがってくるか、今のところ情報はないわけでございまして、ここでの即答はする用意がございませんが、次回以降お諮りしてまいりたいと思っております。
篠田会長
では、それについてはそれぞれの担当からあがってきたもので、こういうものが想定されるというものが把握でき次第、またここでご報告をしたいと思っております。
渋谷明治委員
座ったままで失礼しますが、先ほど各種事務事業調整の原則ということでお話がございました。当分の間は、合併後も独自に推し進めてきた事業についてはそれを継続すると。しかし、合併後政令指定都市への移行の状況などを見ながらこれは検討すると。検討するという場合に、その事業はいいものは継続をして、他の市町村に広めていって検討なのか、それともそこは横並びにして、廃止の方向で検討というふうに、今時点でお考えになっているのか。これを伺うのは、実は新津で、全国の政令指定都市で実施をしている障害乳幼児の医療制度について、新潟市に比べて新津市は一歩進んでいるのですが、これは合併後その制度は、全国の政令指定都市の制度にはあるものなのですが、新潟市は財政上の事情によってなくしていくと、取りやめにしていくということが、前回の新津市との関連の協議のときにございましたので、その意味でこの中身を今伺いたいと。
篠田会長
今の段階で、特にこれについてこうしたいと思っていることはございません。そういうものが出てきた段階でお諮りをし、決定をしていくということでございます。
それ以外いかがですか。
-なし-
篠田会長
よろしいですか。それではこれにつきましては、議題7の行政制度の調整方針案作成の基本的な考え方につきましては、原案のとおり決定させていただきます。
次に、議題8、合併の方式、合併の期日、議会の議員の任期及び定数の取扱い、そして地域審議会の調整方針案についてでございます。これについては、非常に重要な基本項目でございます。また、先ほど私から申し上げさせていただいたような、今回は13市町村の合意内容、協議による合意内容、これに沿ったものとして進めざるを得ないという部分があるという、そのことを認識して、まず私から大変恐縮なんですが、調整方針案をご提案させていただきます。
資料9をご覧いただきたいと思います。合併の方式については、新潟市に巻町さんを編入する編入合併とするというふうにさせていただきました。1つ飛びまして、議会の議員の任期及び定数の取扱い、これにつきまして、合併特例法第6条第2項及び第3項に規定する定数特例を適用するとさせていただいております。次の地域審議会につきましては、合併特例法に規定する地域審議会を巻町に設置するとさせていただいております。この3点につきましては、既に合併が決定しております新潟地域の13市町村と同じ調整方針案とさせていただいたということでございます。また、合併の期日でございますが、この期日につきましては、改正合併特例法の経過措置の適用を受けるために、平成16年度末までの合併知事申請と平成17年度早期の段階での合併を努力目標とするということにさせていただいております。これについては、今後事務局において、合併建設計画の具体的作業を行うにあたり、国などの財政支援、これについてどういうふうに見込んでいくかといった方向などを明らかにしていくために、こうした案にさせていただいてご提案を申し上げるものでございます。なお、具体的な合併の期日につきましては、今後の協議、あるいは法定の合併協議会で決定をさせていただきたいと考えております。
今の発言も踏まえまして、皆様方からご質問、ご意見などいただきたいと思います。いかがでしょうか。
佐藤七治郎委員
大体今の市長さんの説明で分かったようなものでございますけれども、合併の方式については、12市町村と同様の調整方針案ということで、全く異論のないところでございます。また、合併の期日につきまして、平成17年度早期の合併を努力目標ということで、まさしく巻町長の合併に対する考え方を的確にとらえた表記になっております。感謝申し上げる次第であります。
そこで少しお聞かせいただきたいと思いますが、この任意合併協議会が終わり、議会議決を経て法定合併協議会に移行した場合、この合併の期日については、具体的な期日は必然的に決まってくるものと解釈してよろしいのでしょうか。
篠田会長
合併の期日につきましては、やはり一番大きいのは、おそらくコンピューターなどの調整というものでどの程度時間がかかるのか、ここがある面では非常に大きなポイントになると思います。そういうものを関係者に聴取をして、法定合併協議会の協議が終了した段階から、実際の本当の合併まで最低何ヵ月かかるというようなことを皆様にお示しをし、お諮りをしながら、委員の皆様から、ぜひコンセンサスを得て、場合によっては私から合併の期日について提案をさせていただくというケースもあり得ると思いますが、委員の皆様のご意見を十分にお聞きして、その場合はご提案をさせていただく、あるいは、3副会長のご意見を十分に反映をする形で決めていくというような形でやらせていただきたいと思います。
ほかにいかがでしょうか。
-なし-
篠田会長
よろしいですか。それでは議題8の合併の方式、合併の期日、議会の議員の任期及び定数の取扱い、地域審議会の調整方針案について、原案のとおり決定をさせていただきます。
次に議題9、合併建設計画の策定方法についてです。事務局から資料説明をお願いします。
事務局:三富事務局次長
資料10「合併建設計画の策定方法について(案)」でございます。策定の方針といたしまして、合併建設計画は、新潟地域13市町村の合併建設計画「新にいがたまちづくり計画」や第四次巻町総合計画を踏まえ、将来の政令指定都市の実現を念頭に置きながら、合併後の巻地域の役割と発展の方向を示し、新市域における速やかな一体化と均衡ある都市基盤の整備を図り、住民福祉の向上と新しいまちづくりを着実に進めるための基本的指針を定めるものとする。また、政令指定都市が実現した場合においては、区政などを踏まえ、必要な見直しを行うとさせていただきました。新潟地域におきましては、既に13市町村で策定した計画、建設計画がございますので、このたびの巻町との策定方法につきましては、巻地域に限定したまちづくりとして合併建設計画を策定してまいりたいということでございます。
2番目として期間でございます。平成18年度から平成26年度までの9年間とさせていただいております。13市町村の計画の終期が平成26年度ということでございまして、こちらのほう同一の期間までとさせていただければという考えでございます。
3番目、対象建設事業でございます。大きく分けまして、任意合併協議会で協議する事業、それから、事務局で調整し、任意合併協議会に報告する事業に分けさせていただきました。(1)といたしまして、新市域の一体化や新市の魅力となる広域的に有益な事業、(2)としまして、公共施設の統廃合ということで、いわゆる合併後の巻地域の大きな方向付けの事業でございますので、こちらについては、十分な協議をお願いしたいと考えております。また、(3)から(5)のいわば通常的事業につきましては、巻町の総合計画などに基づき、また、財政状況等を考慮しながら策定してまいりたいと考えております。
4の合併建設計画の構成につきましては、「1 合併建設計画の概要」から「6 財政計画」までといたしまして全体構成したいと考えているところでございます。なお、「1 合併建設計画の概要」から「3まちづくりの基本方針」を総論、「4 まちづくり計画」から「6 財政計画」までを各論として、今後整理をさせていただきたいと考えております。
以上でございます。
篠田会長
これについては、第2回に合併建設計画案について協議をすることになっているんですが、準備は大丈夫ですね。
事務局:三富事務局次長
今、万全を期して頑張っております。
篠田会長
これについては、場合によっては、総論の部分が先にできたということになれば、その部分だけまず委員にお届けをするというようなことも含めて、できるだけ早めに資料を委員のところにお届けをするようにさせていただきます。
ということを踏まえまして、この合併建設計画の策定方法についてご質問、ご意見などいかがでしょうか。
土田 誠委員
たった今、ご丁寧なご説明があったわけでございますが、当然建設計画につきましては、13市町村で、17年度から26年度までの10年間ということで、私どもは17年度の早期合併という形でございますから、9年間の1つの新潟市さんとの策定がなされるものでございますが、新・新潟市の総合計画の中で、私ども巻町の建設計画策定についても、ただ今ご説明があったかに感じるわけでございますが、当然加味した中での総合計画の策定がなされるものと思うわけでございますが、いかがでございましょうか。
篠田会長
ご指摘のとおり、総合計画づくりについては巻町さんの部分を入れて、この合併協議が法定合併協議会に進み、あるいは協議が終了したという段階になれば、今の巻町民の皆様のアンケートなども行いつつ、総合計画については、14市町村で一体のものという形で作り上げてまいりたいと考えております。
ほかにいかがでしょうか。
-なし-
篠田会長
よろしいですか。それでは議題9の合併建設計画の策定方法については、原案のとおり決定させていただきます。
そして次に、今度はその他になります。その他について、次回のスケジュールについて事務局からお願いします。
事務局:三富事務局次長
先ほど資料5の説明の中で、第2回の協議会は10月末をというふうに括弧書きにさせていただいたところでございます。私ども、委員の皆様が非常にご多忙でおられる中、何とかいい日を探して調整を進めておったわけでございますが、かなり難航いたしまして、恐縮でございますが、30日の土曜日でございます。休日で非常に恐縮ですが、30日土曜日午前10時からということで予定をさせていただいております。後ほど書面をもちまして正式にご依頼を申し上げたいと思いますが、よろしくご調整のほどお願いしたいと思います。以上でございます。
篠田会長
では大変恐縮ですが、土曜日に次はお集まりをいただくということで、よろしくお願い申し上げます。
では、これをもちまして本日の日程すべて終了させていただきます。皆様方には会議運営にご協力をいただきまして誠にありがとうございました。本協議会、本日をもってスタートしたわけでございます。今後とも、円滑な会議運営に向けて各委員皆様のお力添えのほどお願い申し上げて終了させていただきます。
(挙手あり)
渋谷明治委員
私、市長に1点と、めったにお会いできないから巻の町長さんに2点ほど伺いたいと思います。
まず新潟の市長のほうから申し上げると、新聞発表、私が聞き違いでなければ、巻町はこの問題が解決しなければ任意合併協議会にも入れませんよみたいなことがあったような記憶がありますが、今度任意合併協議が始まったんですが、どういう観点であのとき述べられて、どういう結果になったのかということを市長に伺いたいと思います。
次に、巻町長さんに伺いたいんですが、今の説明では新潟と巻は一体だと言っています。一体化が進んだと。確かに通勤とか通学は若干感じられますが、県議会で選挙はまだ一体化が進んでいないので、従来どおり選挙をやりますとなっている。この認識からずれているんですが、巻の町長さんはどう認識されているかが、まず1点です。
それからもう1つは、巻の町民の合意は得られた、アンケートを取ったので得られたと、こういうお話のように私は記憶しているんですが、住民投票に参加されたのは確か60%台でなかったかなと思っていますが、その5割以上ですから、全体から、全住民からみると3分の1ぐらいが一応合併に賛成の意思をお示しになって、あとは反対と保留だった。保留の方、参加されなかった方を合併に賛成したとみれば確かに多数でございますが、これらの巻の住民の認識をどのように考えておられるかということと、新潟市と合併したときにどんな利点が巻として考えられるか。それらのことについて、今お思いになっていることをお聞かせいただければと。こんなことを合併に期待したいと。これは、もしお考えだったらお聞かせいただきたいと思います。
篠田会長
では、私への質問にお答えいたしますが、巻町さんの固有の問題があるということを申し上げておりました。そして、それについては問題解決、あるいは改善の方向、これを見い出していきたい。少なくとも合併協議が終了する段階では、町民の皆様あるいは12市町村の皆様に納得いただくような方向を出していただいた上で終了したいというふうに申し上げております。
今回、原発協力金の問題については、田辺町長さんの大変なご努力で、東北電力さんから大きな方向を出していただいておりますし、また、巻町立病院の問題についても、この間の全協の協議なども含め、真摯にその改善の方向ということで検討していただいていると。これをできるだけ早期に方向を出していただいて、それをまた任意の合併協議会あるいは法定の合併協議会の場でご説明をいただいて、そして我々両市町の委員も含めてみんながこういう方向で改善、解決をしていこうということが合意できれば、合併協議も終了できるだろうというふうに思っております。
そういうことで、巻町さんにもよろしくご協力をお願い申し上げます。
田辺 新委員
1点目の県議選の区割りの問題でございますが、あくまでも県会で決定される事項でございますので、私のほうからああだ、こうだということは避けたいと思いますのでよろしくお願いしとうございます。
それから2点目の住民投票の関係なんでございますが、先ほども篠田市長さんから言われましたように、まず第一のクリアとして、アンケート調査を実施させていただいたわけでございます。18歳以上の皆様方からアンケート調査をしていただき、そしてその後、懇談会を開催しながら住民投票に至ったと。従いまして、投票率は60%を下回ったかもしれません。しかし、投票された方々が61%という、いわゆる半数を超えたわけでございますので、私は巻町長として町民の出した結果については真摯に受け止め、それに従って町政運営、あるいは合併問題に取り組むという考え方でおりましたので、きょうの形になったと私は考えております。
そして、巻町が新潟市と編入合併した場合、何が利点かというふうなことの中で、やはり私は、政令指定都市、特に田園型の政令指定都市の中で巻町が自然に恵まれ、あるいは広大な農地を有する西蒲農業の中核にあるということからいたしますと、まさに新潟市が目指す田園都市型の政令指定都市にマッチするんじゃないかという考え方の中で、市長さんなり皆様方に1日も早く合併をお願いしたいという希望的観測もございますが、一生懸命頑張りたいところでございます。以上でございます。
篠田会長
ほかには。
長谷川一夫委員
長谷川でございます。
今ほど唐突な質問が出て、実はびっくりしているのでありますけれども、2つ目の質問でございますね。巻町の住民投票について、投票率は先ほど町長も触れましたが、投票率が悪かったわけですね。きのうの県知事選挙と同じなんですよ、考え方は。それで実際は60%で、投票した中の60%、全体でみれば36%なんですけども、その論法でいきますと、きのうの県知事選挙、あれは当選しなかったことになるんですね、あなたの言い方は。そういうような考え方ですと、私はびっくりしているのですけれど、私らは投票に行かない人は皆さんにお任せをしたと、そういうように考えますので、少ない賛成者でそれを民意で持ってというようなご意見には当らない、こう私は思っています。私は町長に補足して、今あなたに対して答弁をしているわけでございます。
篠田会長
ありがとうございました。ほかにございませんか。
では本当にありがとうございました。今後も皆様方のお力添えのほどをお願い申し上げて、本日の協議会を終了させていただきます。大変ありがとうございました。
新潟市・巻町合併問題協議会事務局
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