平成16年1月29日 第1回協議会 会議録
最終更新日:2012年6月1日
第1回 新潟地域合併協議会 会議録
日時:平成16年1月29日(木曜)
午後2時
会場:ホテル新潟3階「飛翔」
司会:若林事務局長
本日は、お忙しいところをお集まりいただきまして、大変ありがとうございました。
ただ今から、第1回新潟地域合併協議会を開催させていただきます。
私は、本日の司会を務めさせていただきます、協議会事務局長の若林でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
なお、本日、新潟市の佐藤委員、小林委員、新潟県商工会議所連合会会頭の上原委員、新潟大学教授の伊藤委員が欠席されておりますが、協議会委員が半数以上出席されておりますので、協議会規約第10条第1項に基づきまして、会議は成立していることをご報告いたします。
それでは、開会にあたりまして、協議会会長の篠田新潟市長からご挨拶を申し上げます。
篠田会長
本日は、大変お忙しい中、お集まりをいただきまして、まことにありがとうございます。
本協議会の会長を務めさせていただきます、新潟市長の篠田でございます。大変非力ではございますが、精一杯務めさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。
きょうの第1回の新潟地域合併協議会、これは、私は新潟地域の新しい歴史、あるいは日本海側にとって新しい歴史の1ページを開くことになる、大変有意義なものだと感じております。
ここに至るまで、本当に皆様方に大変なご苦労をいただきました。一昨年の9月に任意の合併協議会を設置させていただいて、そして、いち早く政令指定都市の決議、これをいただきました。大同団結型で、日本海側で初めての政令指定都市をつくっていくのだと、そして環日本海、北東アジアに向けても拠点性を発揮していくのだと、そういう方向を明確にお示しをいただいたということ、大変にありがたく思っておりますし、また9回までの協議会の中で大変にきめ細かい協議をいただきました。
また、議員の皆様の身分の扱い、首長の皆様をはじめとする特別職の身分の扱いについても、全国に例のないほど大変に素晴しい内容にしていただいたと感謝しております。
残念ながら、きょうの法定の合併協議会には、任意の合併協議会で一緒に協議をしてまいりました新津市さんが参加をしていないということになりました。私どもの任意の合併協議会、この内容は、私は非常に素晴しいと思っておりますが、それが新津市民に十分に浸透していなかったということは大変残念なことだと思いますし、今回はそれだけに12市町村がっちりとスクラムを組み直して、そして市民、住民の皆様に十分に納得のいくご説明、そして協議の内容を充実させていかなければいけないと思っております。
そういう面でも、これから皆様方にまた大変なご協力、そしていろいろとお知恵を出していただくことになると思いますが、私ども大同団結型で、そして合併の向こうに日本海側で初めての政令指定都市があるのだと、さらにその政令指定都市の内容も今までの政令指定都市にはない田園型政令指定都市、そして分権型政令指定都市、これを成し遂げていくのだという、一人ひとりの強い気持ちがあればどんな難関も必ずや乗り越えて、12市町村の大同団結で法定合併協議会を終えることができると確信をしております。
これからまた、皆様方と一緒に精一杯協議をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。本日は大変ありがとうございました。
(拍手)
司会:若林事務局長
ありがとうございました。続きまして、各市町村長さん並びに議会議長さんから一言ずつご挨拶を頂戴いたします。はじめに、橋田新潟市議会議長よりご挨拶をお願いいたします。
橋田新潟市議会議長
新潟市議会の橋田でございます。私どもの新潟市議会は平成14年5月24日に、議会で政令指定都市実現を目指す決議を行っております。私どもの議会はそういう大きい目標に向かって議会意思を鮮明にいたしているわけでございます。それを実現するためにも、きょうの第1回からのこの法定合併協議会、私自身も大きい目標に向かって精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
司会:若林事務局長
続きまして、吉沢白根市長よりご挨拶をお願いいたします。
吉沢白根市長
白根市長の吉沢であります。よろしくお願いを申し上げたいと思います。13から12の枠組みになりました。しかし、今、皆様方とともに極めて大きな意義のありますこの場におりますこと、本当にうれしく、心から感謝を申し上げたいと思っております。
今日に至るまでの9回の任意合併協議会がございました。その結果を、そしてまた多くの市民の皆様方からのお声をいただいております、それらを十分に踏まえながら、政令指定都市に向けて、田園型の、また分権型の政令指定都市に向けて、皆様方とともに精一杯頑張ってまいりたいと思っております。これからもよろしくお願いいたします。ありがとうございます。
司会:若林事務局長
ありがとうございました。続きまして、五十嵐白根市議会議長よりご挨拶をお願いいたします。
五十嵐白根市議会議長
白根市議会の五十嵐でございます。よろしくお願いいたします。白根市議会といたしましては、平成13年から合併問題につきまして、いろいろ勉強会等を開いてきたわけでありますけれども、第1回の任意合併協議会から9回まで、それぞれ私どもも意見を出させていただきまして、建設計画等について中身のある協議をしてきたと思っております。
きょう、また法定合併協議会ということで、第1回目であります。ここに新津市議会がいないということは、まことに残念でありますけれども、当初の目的であります日本海側初の政令指定都市を目指して、私ども白根市議会としても取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。
司会:若林事務局長
ありがとうございました。続きまして、小川豊栄市長よりご挨拶をお願いいたします。
小川豊栄市長
引き続き法定合併協議会で皆さんにお会いできますこと、大変ありがたく思っているところであります。1年間にわたります任意合併協議会の最中、大変皆様方からお知恵を拝借して、立派な話を進めることができました。感謝申し上げる次第であります。
私は常々思うわけでありますが、私どもの合併、目指すものはやはり21世紀、少なくとも半世紀にわたって保ちうるまちづくりをしていると、こう思っております。少しずついろんな問題のずれもございますけれども、市民、住民に対してこれから少なくともこのスタイルで半世紀はしっかり先導役として開いていくことができると、こういう立派な合併をしたいと思っているところであります。
今後ともひとつ、心を合わせてお互いしっかりやっていきたいと思っております。よろしくお願いします。
司会:若林事務局長
ありがとうございました。続きまして、山崎豊栄市議会議長よりご挨拶をお願いいたします。
山崎豊栄市議会議長
豊栄市議会の山崎でございます。私どもも、きょうから始まります法定合併協議会が、政令指定都市新潟に向けての新たな第一歩となることを大いに期待しております。
またそれと同時に、今まで任意合併協議会で議論を重ねてまいりました新しい形のまちづくりが、より有意義な形でこの法定合併協議会の場で実を結ぶことを期待しておりますし、また、豊栄市議会といたしましても最善を尽くす所存でございますので、よろしくお願いいたします。
司会:若林事務局長
ありがとうございました。続きまして、佐藤小須戸町長よりご挨拶をお願いいたします。
佐藤小須戸町長
小須戸町長の佐藤でございます。政令指定都市実現のために最大限努力をしてまいる所存でございます。大同団結のもとで皆様と一緒にこれを最大の目的として、達成を誓い合ってまいりたいと思うところでございます。よろしくお願いいたします。
司会:若林事務局長
ありがとうございました。続きまして、穴澤小須戸町議会議長よりご挨拶をお願いいたします。
穴澤小須戸町議会議長
小須戸町の穴澤でございます。きょう、第1回目の新潟地域合併協議会に参画をいたしまして、これから新しいまちづくりのために田園型、また分権型のまちづくりのために、皆さんとともに手を携えて頑張ってまいりたいと考えているところでございます。今後とも、よろしくどうぞお願いを申し上げます。
司会:若林事務局長
ありがとうございました。続きまして、浅見横越町長よりご挨拶をお願いいたします。
浅見横越町長
政令指定都市実現のために微力ではございますけれども、全力を挙げてまいりたいと思っております。特に国際都市、大新潟市の実現のために皆さんとともに力を合わせてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。
司会:若林事務局長
ありがとうございました。続きまして、神田横越町議会議長よりご挨拶をお願いいたします。
神田横越町議会議長
横越町議会議長の神田でございます。第1回の法定合併協議会に臨むにあたりまして、私ども議会といたしましては中国の古い言葉でございますけれども、「百里を行く者は九十里を半ばとす」と、この言葉を私自身の自戒の言葉としてこの協議会にしっかりと臨んで、実りある法定合併協議会の結論を出し、そして政令指定都市に向けた合併議決ができますことを心から切望しております。以上であります。
司会:若林事務局長
ありがとうございました。続きまして、阿部亀田町長よりご挨拶をお願いいたします。
阿部亀田町長
亀田町長の阿部でございます。いよいよ本協議会が始まりました。これは合併のための協議会でありますが、真の目的は政令指定都市でございます。いち早く総務省との連携を密にする中で、政令指定都市の目標日を定かにし、逆算して遅滞のない協議をお願いしたいと思います。
司会:若林事務局長
ありがとうございました。続きまして、本田亀田町議会議長よりご挨拶をお願いいたします。
本田亀田町議会議長
亀田議会の本田でございます。私どもは、この新潟地域合併協議会に踏み出すにあたりまして議会議決を採りましたところ、18対3という圧倒的多数でここに来ることを可決いたしました。その意味では、今、新津市がこういう状態だということを、新津市の議長さんには同情を禁じえません。
そういう意味で、これ慎重にいくべきだなあという感じも一方ではいたしますが、しかし、私は初めからこの推進の立場に立ってきょうに至っております。その意味では、ある程度道半ばではありますけれども、着々と進んでいるなという感じがいたします。今後も、かつて議会の慎重派が多かったように、私も慎重派を見習いながら、徐々に慎重に最後を全うしようと思っているところであります。どうぞよろしくお願いいたします。
司会:若林事務局長
ありがとうございました。続きまして、坂爪岩室村長よりご挨拶をお願いいたします。
坂爪岩室村長
岩室村の坂爪でございます。私どもの地域は新潟圏域の一番南部にありまして、ちょっと皆様よりは遅れて参加をさせていただきました。これから田園型都市とともに、他の地域にない温泉と観光というキャラクターを皆さん方に提供する中で、政令指定都市の実現に向けて頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
司会:若林事務局長
ありがとうございました。続きまして、三富岩室村議会議長よりご挨拶をお願いいたします。
三富岩室村議会議長
岩室村議会の三富でございます。きょうここに、記念すべき第1回新潟地域の合併協議会、法定合併協議会が開催されるにあたりまして、私がここにおられますことに、まずもって改めて感謝を申し上げます。感動いたしております。
私どもの最終的な目標であります政令指定都市の実現に向けて、今後とも皆様方と一緒に精一杯努力をいたす所存であります。どうぞよろしくお願いいたします。
司会:若林事務局長
ありがとうございました。続きまして、安沢西川町長よりご挨拶をお願いいたします。
安沢西川町長
西川町長の安沢でございます。本当に、住民から喜んでいただける合併というものを目標に努力してきた任意合併協議会の成果でございます。その成果が1日も早く実現できるように、法定合併協議会の場で頑張ってまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
司会:若林事務局長
ありがとうございました。続きまして、森山西川町議会議長よりご挨拶をお願いいたします。
森山西川町議会議長
西川町の森山です。会を重ねること9回でございました。任意の合併協議会、それらは地域の声を背景にいたしまして頑張ってまいりました。その延長線、積み重ねが法定合併協議会になろうかと思います。究極の目標は政令指定都市でございます。皆さんと一緒になって、汗を流してこれからも頑張っていきたいと、こんな思いがいっぱいです。よろしくお願いいたします。
司会:若林事務局長
ありがとうございました。続きまして、木村味方村長よりご挨拶をお願いいたします。
木村味方村長
味方村長の木村でございます。9回の任意合併協議会を重ねまして、きょうの日を迎えましたこと、まことにうれしく思っております。あと、大同合併まで今一歩であるわけでありまして、これからもさらなる努力を傾注いたしまして、皆様とともに政令指定都市を目指した合併に向けてまい進してまいりたい、そんなふうに思っていますので、よろしくお願いします。
司会:若林事務局長
ありがとうございました。続きまして、野澤味方村議会議長よりご挨拶をお願いいたします。
野澤味方村議会議長
味方村の野澤でございます。私どもは、平成14年の5月15日、3村の首長・議長とともに新潟市に合併を申し入れまして、以来いろいろなこともございましたが、本日ここに第1回の法定合併協議会が開催されることになりましたが、これからも難問題も予測もされますが、初期の目的であります政令指定都市を目指して、花が咲き、実が結ぶことを信じている一人でございますので、よろしくお願い申し上げます。
司会:若林事務局長
ありがとうございました。続きまして、星野潟東村長よりご挨拶をお願いいたします。
星野潟東村長
潟東村長の星野治です。今後とも、皆様方とご一緒にさらに協調し、目的達成のために賛成を言い続けていく所存であります。ありがとうございました。
司会:若林事務局長
ありがとうございました。続きまして、吉崎潟東村議会議長よりご挨拶をお願いいたします。
吉崎潟東村議会議長
潟東村の吉崎でございます。ただ今立ち上がりました新潟地域合併協議会、これの審議がスムーズに進みますことを願っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
司会:若林事務局長
ありがとうございました。続きまして、金子月潟村長よりご挨拶をお願いいたします。
金子月潟村長
月潟村長の金子でございます。月潟村は任意合併協議会の段階から執行部、議会、住民、一糸乱れずここまで進めてまいりました。今後のスムーズな合併のために一生懸命努力してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
司会:若林事務局長
ありがとうございました。続きまして、和平月潟村議会議長よりご挨拶をお願いいたします。
和平月潟村議会議長
月潟村の議会の和平でございます。今ほども村長からご挨拶がございましたが、私ども議会といたしましても常に満場一致で、この合併に向けて議会は取り組んでまいりました。今ほども話がございますように、田園型政令指定都市を目指して精一杯努力することをお約束いたしまして、またご指導をいただくことをお願いいたしまして、一言ご挨拶に代えさせていただきます。どうもありがとうございました。
司会:若林事務局長
ありがとうございました。続きまして、如澤中之口村長よりご挨拶をお願いいたします。
如澤中之口村長
中之口村長の如澤でございます。9回の任意合併協議会を終えて、ようやく第1回目の協議会が開かれることについて、非常に感慨深いものがございます。あとはもう少しでございます。みんなで政令指定都市を目指す、そういう決意で臨めば、本当に法定合併協議会もスムーズに終えるのではないかなと思っております。非力ではありますが、精一杯頑張らせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
司会:若林事務局長
ありがとうございました。続きまして、宮腰中之口村議会議長よりご挨拶をお願いいたします。
宮腰中之口村議会議長
中之口村議会の宮腰でございます。私どもの地域は、農業基盤として成り立っている村でもあります。キャッチフレーズにありますが、政令指定都市、田園型政令指定都市を目指して、住民、議会とも一生懸命努力を重ねてまいります。皆様方のご指導、よろしくお願い申し上げます。
司会:若林事務局長
ありがとうございました。それではこの後の進行につきましては、協議会規約第10条第2項に基づきまして、会長にお願いいたします。
篠田会長
では、改めてよろしくお願いいたします。最初に、ただ今ご挨拶をいただいた皆様のほかに、委員となられました方々をご紹介させていただきます。事務局、お願いします。
事務局:若林事務局長
それではご紹介させていただきます。席順で、新潟県市町村合併支援課の中澤委員から順に行わせていただきます。恐れ入りますが、ご紹介された方につきましては、自席にてご起立をお願いいたします。
それでははじめに、新潟県市町村合併支援課中澤委員でございます。
次に、新潟大学名誉教授諫山委員でございます。
次に、新潟県消費者協会平沢委員でございます。
次に、新潟市議会小石委員でございます。同じく、大野委員でございます。同じく、川島委員でございます。同じく、松原委員でございます。同じく、野上委員でございます。同じく、渋谷委員でございます。同じく、古川委員でございます。同じく、関口委員でございます。同じく、高橋委員でございます。同じく、中川委員でございます。同じく、石橋委員でございます。同じく、田村委員でございます。
次に、新潟市助役加藤委員でございます。
次に、中之口村議会平岡委員でございます。
次に、月潟村議会深澤委員でございます。
次に、潟東村議会田村委員でございます。
次に、味方村議会笹井委員でございます。
次に、西川町議会込山委員でございます。同じく、渡辺委員でございます。
次に、岩室村議会鈴木委員でございます。
次に、亀田町議会渡辺委員でございます。同じく、竹内委員でございます。
次に、横越町議会佐藤委員でございます。同じく、阿達委員でございます。
次に、小須戸町議会穴澤和彦委員でございます。同じく、高野委員でございます。
次に、豊栄市助役桑野委員でございます。
次に、豊栄市議会木村委員でございます。同じく、金子委員でございます。同じく、横山委員でございます。同じく、阿部委員でございます。同じく、渡辺委員でございます。
次に、白根市助役坪川委員でございます。
次に、白根市議会内山委員でございます。同じく、遠藤委員でございます。同じく、渡辺康委員でございます。同じく、渡辺義一委員でございます。同じく、櫻澤委員でございます。
以上でご紹介終わります。
篠田会長
ありがとうございました。それでは議事に入る前に、規約に基づき関係市町村の長が協議して定めることとされている事項について、12市町村長で協議した結果をご報告させていただきます。資料2をご覧いただけますでしょうか。
学識経験者の委員については、任意の合併協議会と同じ5名の方にお願いするなど、ご覧のとおり決定させていただきましたのでご報告を申し上げます。また、協議会名簿及び協議会事務局名簿を資料としてお配りをしております。
それでは、これより議事に入らせていただきます。はじめに議題1、協議会副会長互選についてお諮りいたします。規約第6条に、本協議会には副会長を置き、選出は委員の互選によると規定されておりますが、どなたかこれについて、ご意見ございますでしょうか。
(挙手あり)はい、小石委員。
小石光夫委員
議長による指名推選を申し上げます。
篠田会長
ただ今、私、会長からの指名推選とのご意見がございました。これで異議ございませんでしょうか。
―異議なし―
篠田会長
ありがとうございます。それでは異議なしと認め、指名推選とさせていただきます。それでは、私から、副会長には任意の合併協議会と同じく新潟市以外の11市町村長と、新潟市議会議長にお願いをしたいと思いますが、これでご異議ございませんでしょうか。
(拍手)
篠田会長
ありがとうございます。それでは、新潟市以外の11市町村長さんと新潟市議会議長さんに副会長をお願いいたします。
それでは橋田さん、ご移動を。
それでは移動中でございますが、恐縮です。ただ今副会長が選任されたことを受けまして、規約第8条により、会長の職務代理については、会長が副会長の中から指定することとなっておりますので、私から豊栄市長の小川副会長を指定させていただきますので、小川副会長さん、よろしくお願いいたします。
また協議会の監査については、本協議会規約第13条により、関係市町村の監査委員3人に委嘱して行うことになっておりますので、本協議会の監査委員については、白根市監査委員青山進作様、そして西川町監査委員込山孝一郎様、岩室村監査委員樋浦昭二様、以上の3人にお願いをしたいと思います。よろしくお願いいたします。
次に、議題2、議案第1号の平成15年度新潟地域合併協議会予算について、お諮りをいたします。事務局から説明をお願いします。
事務局:若林事務局長
説明いたします。資料3でございます。資料3をご覧いただきます。
平成15年度新潟地域合併協議会予算でありまして、歳入、歳出、それぞれ1,465万円としております。具体的内容につきましては、ページをめくっていただきます。3ページでございます。3ページに歳入がありますが、歳入はすべて負担金でございまして、市町村別の負担金は説明欄のとおりでございます。任意合併協議会と同様に均等割15%、人口割85%で計算しております。
次に、4ページが歳出でございまして、説明欄にございますとおり、協議会委員報酬、協議会広報紙作成、協議会会場使用料等で、歳出合計1,465万円を計上しているものでございます。以上でございます。
篠田会長
ただ今事務局から説明をいたしましたものについて、皆様いかがでございましょうか。
―異議なし―
篠田会長
それでは異議なしと認め、議案第1号の平成15年度新潟地域合併協議会予算については、原案のとおり決定させていただきます。
次に、議題3、会議運営についてですが、まず事務局から資料の説明を願います。
事務局:若林事務局長
説明いたします。資料4が会議運営について(案)でございまして、1、会議資料の配布については、事前配布。
2、会議の進行については、迅速かつ効率的な会議の運営、円滑な議事運営への協力、大半の賛同をもって進行、としております。
3、会議資料等の公開につきましては、会議の公開、会議資料や会議録の公開、協議結果の報告書の公開でございます。任意合併協議会での運営方法を踏襲いたしているところでございます。
以上でございます。
篠田会長
はい、ありがとうございました。ただ今の事務局の説明について、皆様からご意見、ご質問などいかがでしょうか。
(挙手あり)はい。
櫻澤義榮委員
白根市の櫻澤といいますが、白根市でこの会議運営について議論をし、そしてその集約点として若干の発言を求め、今後の会議運営にあたっていただきたいと思っております。
基本的にはこの法定合併協議会は従来の任意合併協議会よりもさらにいろんな場で、議論が踏み込んだ形で相互理解ができるような運営をお願いしたいと、冒頭、皆さんにもご理解を得たいと思いますし、会長からもそういう視点に立って会議運営をいただきたい。
基本的には、資料4に私たちは異議を申し上げるつもりはないんですけれども、これからの残された法定合併協議会は任意合併協議会と回数の違い、そして中身の違いというのは歴然とそれぞれあるわけでありますから、それぞれの市町村が会議を終わって若干の問題点を残しながら次の会議に進むとき、それらが累積されたりすると、ややもすれば思いもしないことが予測されるような、こういうことの会議があると、あるときにはその累積が思わぬ方向に行く、このようなことがあり得ないような、入念な会議運営を心から期待をしながら、時折小異を残して大同にという従来議論があったわけですけれども、これから4回の法定合併協議会、予定されるところでは、まさに小異についてもそれぞれが議論を尽くしながら相互の理解が深まり、そして終わりには、本当にそれぞれが何の問題も残さないで、次のステップに進むような会議運営が望ましいと思っておりますし、同時に、時間の制約というような極めて物理的な協議会運営、こういうことについては避けていただきながら、十分な議論がそれぞれ諮られるように、法定合併協議会はそういう場にしていただくことを、白根市議会では議論をしてまいったわけでありますけれども、極めて当たり前と言えばそれまでですけれども、ぜひとも会議運営に会長のそういうことについての考え方と、そしてそれぞれ出席の委員の皆さんからのご理解を得ながら、まさに意のある4回が終われるような会議運営を心から期待すると同時に、白根市の総意としてお伝えをし、会議にあたっていただきたいということをお願いして、発言を終わります。
篠田会長
はい、ありがとうございました。ほかにいかがでしょうか。
(挙手あり)はい。
渋谷明治委員
新潟市の委員の渋谷明治といいます。一言述べさせていただきたいと思います。ただ今の会長さんはじめ、何人かの方々から新津市さんが今まで13の市町村として協議を9回重ねてきたと、念入りにやってまいりましたと、こういうお話を伺って、ご苦労をされたんだなあと私もつくづく感じています。それから今一つは、この資料を見させていただいて、細かいところまでよく資料をまとめてご論議いただいたんだなあというところも拝見させていただいております。
ただ、私が一つ懸念しますのは、新潟市に次いで第2番目の新津市がこの仲間から外れたわけでありまして、このあくまでも13の市町村で9回やられたのは、この新津市さんを含めたまちづくり、新津市さんを含めた政令指定都市と、こういうことで論議を重ねてきたわけでありますから、今度は、それは外れたわけなんで、本来ならば任意合併協議会でもう一度やり直して、積み上げていただいて、その上で法定合併協議会となるということなんでしょうが、それぞれの市町村議会でこれで走ったわけでありますので、進んでおりますので、私が申し上げたいのは、この法定合併協議会は今述べられた方がおられますけれども、念入りに十分な意見を述べ合って、そして1日も早い合意ができるような運営の仕方を最初にお願いをしておきたいと思います。
篠田会長
はい。ほかにはいかがでしょうか。
(挙手なし)
篠田会長
今、お二人からご意見がございました。新津市さんについては、残念ながら法定合併協議会にはお入りにならなかったわけですが、それを踏まえて12市町村で改めて法定合併協議会の設置の議決をいただいたと。その議決の重みを私もしっかりと受け止めて、そして櫻澤委員からお話がございました、任意合併協議会よりさらに法定合併協議会、重みがあるんだということで、私も十分に踏み込んだ議論、そして小さなことについても皆がより納得ができるような議論、これを心がけてまいりたいと思っております。そういう面で、ここで会議運営については迅速かつ効率的という部分もございますが、何と言っても皆様の多くからご納得のいく協議、これが大変に重要であると。任意合併協議会にも増してきめ細かく、そして皆様方のご意見を聞いて一つひとつ積み上げてまいりたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
そういうことで、今回、会議運営については、今の出されたご意見も踏まえて留意をしてまいりたいと思います。
そういうことを踏まえまして、今回の会議運営、これで原案のとおりということにさせてもらってよろしいでしょうか。
―異議なし―
篠田会長
ありがとうございます。それでは原案のとおり、決定をさせていただきます。
議題4、次に協議予定についてですが、これについて事務局から資料説明をお願いします。
事務局:若林事務局長
資料5が協議予定について(案)となっております。第1回、1月29日、本日でございます。副会長互選、予算、会議運営については、今ほどの協議等で決定いただきました。協議予定については、このスケジュール表でございます。このあと、行政制度調整方針案から分権専門部会中間報告までを協議していただくこととしております。
第2回は2月20日予定としております。第1回協議会での未合意事項があれば、その協議、合意、合併建設計画の案につきましては、まちづくり計画、概算事業費、財政計画の部分、そして重要な合併の期日の協議を行い、第3回で、第2回協議会での未合意事項があればその協議、合意、また必要によりまして、その他の協議をいたしまして、第4回は調印式に進みたいと考えております。
第3回、第4回の日程は未定でございます。以上でございます。
篠田会長
皆様、今の説明についてご意見、ご質問などいかがでしょうか。よろしいですか。
(挙手あり)はい。
櫻澤義榮委員
白根市の櫻澤でありますが、第1回、第2回の協議予定が示されておりますけれども、基本的には合併期日を、未合意の事項を残したまま決めないでいただきたいということを、まず結論として申し上げて、今後、運営についてそのことに留意をいただきたいと思っております。
まず最初に、私たちが白根市でいろいろ議論をした中に、4回の会議設定、しかも、あらかじめ私たちが本日会議に臨むにあたっていろんな議論をした中では、半ば2月の末を一つの目途にするような考え方も議論の中にちらちらあったわけですけれども、時間の制約をされた中で会議を進めるということは、極めて私たちは短時間の中でいろんな議論をするということは、議会の中で十分な理解が得られないまま過ぎる恐れがある。こういう議論もあったわけでありますし、日程をあらかじめ短時間で決めておいた中で、各種の議論をしようとすると、議会のいろんな総意が反映しきれない、こういうことを含めて、私たちは十分な時間の設定をする中で、しかもその会議、その都度の中には、個々の問題について十分協議が尽くされながら、しかもそれぞれの市町村の中で事前の協議がされたことが反映しきるような日程設定が望ましい。こういうことを考えてまいりました。
そのような中で、この第3回以降が今のところ空白になっておりますけれども、これは後にいろんな考えも、意見が交換されることと思いますけれども、私はこの考えの中に第2回で合併の期日というものも示されるやに予定の中からは見受けられるわけですけれども、この期日は期日として私たちは受け止めますけれども、先ほど言いましたように、あらゆる事項について十分な議論をする。そういう議論に少しでも問題を残したまま合併の期日を決めないでいただきたい、こういうようなことを基本的に考えながら、性急な日程設定よりも十分な意思反映が、そしてそこの中から十分な納得性の得られる日程設定、そして協議予定を組み立てていただきたい。こういうことを考えて、本日、臨んだわけであります。
したがって、白根市はこの協議会に臨むにあたっての臨時会の中で、半ば1月1日を視野に置いたと思えるような性急な日程設定が少し議論の対象になったわけでありますけれども、それは何も公になったわけでないにしても、いろんな中でより慎重な日程設定が望ましい。こういうことで議論をした結果、今ほど言ったように、いろんな議論を尽くした上で、未合意のまま次に進むというようなことを、できれば皆さんの総意の中から確認をしていただきながら、合意事項をすべて議論をし、議論を尽くした上で合併日程を定める、こういう方向を求めたい。
こういうふうに白根市は考えておりますので、皆さんから今後の会議運営、そして協議予定の中では、そういうことについてのご配慮もいただきたいことをお願いをして、白根市の発言とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
篠田会長
はい、ありがとうございました。ほかにいかがでしょうか。
(挙手なし)
篠田会長
今、櫻澤委員からのご意見が、白根市議会としてという立場だったでしょうか、ございました。それで、私も先ほど挨拶で申し上げようかとも思ったんですが、今回、私ども何よりも、政令指定都市の実現を目指す任意合併協議会での決議、そしてさらに任意合併協議会での終了段階での確認事項、これを踏まえまして、何としても平成19年4月1日を政令指定都市移行ということを目指していくのだと。そして、その中で来年の3月末までを目途にするという任意合併協議会の結論、これを尊重してまいるということで臨んでまいりたいと思います。
そして、合併期日については、第2回で協議をいただくということになっておりますが、会長としての現在の立場でございますけれども、第2回で合併の期日については、いろいろのご意見をいただきたいと思います。それを踏まえて調整をして、第3回で間違いのない結論、これをいただけるということを確信して、第3回を迎えるようにしたいと考えております。
これについてはまた、第2回の合併期日の協議について、皆様方からご議論を十分にいただければありがたいと思っております。やはり大切なのは、来年3月末までという合併特例法の期限、ここまでに合併をきちっと成し遂げて、平成19年の4月1日、政令指定都市を実現するんだと、強い皆様方のご意志、これが今までも積み重なってきてここに至っていると思っておりますので、そういう原点を忘れずに私も協議の進行にあたってまいりたいと思っております。
そういうことで、今回の協議予定についてはよろしいでしょうか。
―異議なし―
篠田会長
はい、ありがとうございました。
それでは次に議題5、新潟地域合併問題協議会で合意した行政制度の調整方針、これを変更するものについてですが、事務局から資料の説明をお願いします。
事務局:斎藤事務局次長
事務局次長の斎藤でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、資料6でございますが、新潟地域合併問題協議会、先の任意合併協議会でございますが、こちらで合意いたしました行政制度の調整方針を変更するもの(案)といたしまして説明をさせていただきます。
この資料につきましては、まず大きく新津市がこのたびの法定合併協議会に加わらなかったということによりまして、任意の合併協議会の段階の調整方針から変更があった内容、これにつきまして整理をさせていただいた部分、それからそれ以外の要素によりまして、時間的な経過の中で状況が変化したといったようなものも含めまして、それ以外の要素で変更の生じたもの、これについてまとめた資料でございます。
まず1ページ目でございますが、新津市が抜けられた関係で内容の変化が生じたものでございます。各種事務事業でございますが、重度心身障害者医療費助成事業、こちらにつきましては新津市だけで実施されていた事業でございます。このたび新津市が抜けられることによりまして、この法定合併協議会を構成いたします12市町村においては、この事業が実施されていないということを踏まえまして、協議項目から削除するというものでございます。
続きまして、各種事務事業以外の行政制度でございますが、財産の取扱いからはじまりまして一部事務組合の一番下、三市中東視聴覚教育協議会まで、こちらにつきましては、いずれも調整方針の内容から新津市という文言を削除するものでございます。
続きまして、合併の方式でございますが、合併の方式につきましては、任意の合併協議会におきまして、新潟市への編入合併とするというふうに整理をさせていただいておりましたが、法定合併協議会にあたりまして、正式な形式に文言整理を行わせていただきました。
その際に、新津市の抜けられた影響ということで、新津市という文言が削除されまして、ご覧のとおり11市町村のお名前を記載させていただいたという内容でございます。
その次の地域審議会の取扱いにつきましても、同様に正式な形式に文言整理をさせていただく中で、新津市という表現がこの中から抜けているという意味でございます。
続きまして、2ページをお開きいただきたいと思います。農業委員会の取扱いでございますが、農業委員会の取扱いにつきましては、先の任意の合併協議会におきましては、4つの農業委員会に再編するとしていたところでございますが、このうち2つの農業委員会の所管区域を以下のとおり変更するということで、このたびご提案させていただくものでございます。
なお、この再調整にあたりましては、中蒲原郡、それから西蒲原郡、こういった歴史的なつながりというものも考慮するとともに、農地面積、農家数、選挙人数のバランス等も考え、農業委員会の会長、事務局長会議で基本的に合意をいただいた内容でございます。その内容に基づきまして、このたび右のような変更内容でご提案をさせていただくものでございます。
続きまして、一部事務組合などの取扱いのうち変更の生ずるもの、これが2団体ございます。
1点目は、新津地域土地開発公社でございますが、任意合併協議会におきましては、この公社、解散すると。解散した後、新潟市の土地開発公社に引き継ぐとしていたものでございますが、新津市さんがここに加わらなかったことに伴いまして、この開発公社、存続するということになったため、調整内容をご覧のとおりに変更させていただくものでございます。
また、その下の新津市、小須戸町、田上町、基幹水利施設管理事務協議会につきましても、解散した後の新津市の事務委託、これを追加させていただいて文言整理をさせていただいたものでございます。
続きまして、3ページをご覧いただきたいと思います。3ページからは、新津市が離脱された影響以外の要素によりまして、このたび調整方針の内容を変更させていただいて、ご提案をさせていただく内容でございます。
まず、各種事務事業のうち乳幼児健康診査事業でございますが、こちらにつきましては、豊栄市さんにおかれまして、当初の調整方針、ご覧のとおりでございます。経過措置を設けるとしていたところでございますが、任意合併協議会の調整内容、これを住民説明会等でご説明してまいる中で、直ちに新潟市の制度に統一する、具体的には新潟市の制度、いわゆる施設検診ということでございます、直ちに新潟市の制度に統一するとしたほうが住民の利便性に沿うというご判断がございまして、これを訂正し、経過措置をとるということを変更いたしまして、直ちに新潟市の制度に統一するというふうに内容変更をさせていただくものでございます。
また側溝清掃補助事業、こちらにつきましては、現行制度の内容記載に錯誤がございまして、一部経過措置という部分を追加させていただいたものでございます。
次のガス料金の状況でございますが、こちらにつきましては、白根市、小須戸町、西川町、現在、ガス事業を営んでおられるわけでございます。任意合併協議会の終了後、民間譲渡の話が進展いたしまして、白根市さん及び小須戸町さんにおかれましては、議会において譲渡の議決が可決されたと。あるいは西川町さんにおかれましては、近々その譲渡の議案が提案されると、こういった状況を踏まえまして、それぞれ合併前に民間譲渡を行う、あるいは合併前の民間譲渡を検討するという形で、現時点での状況にふさわしい内容に整理をさせていただいたものでございます。
なお、味方村さんにつきましては、白根市さんのほうからガスが供給されているということで、同じような記載とさせていただいたものでございます。
それから、事務事業、最後でございます。低所得世帯高齢者見舞品支給事業でございますが、これは事務方の不手際で大変申し訳ございませんでした。実はこちらにつきましては、14年度中に調整方針を合意いただいた内容でございましたが、ここに書いてございますような内容で、新潟市、15年度からこの事業、廃止いたしております。したがいまして、大変申し訳なく思っているところでございますが、こちらにつきましては、現時点で12市町村におきまして、この事業が実施されていないという状況になったことから、協議項目から削除するものでございます。よろしくお願いいたします。
その次でございますが、各種事務事業以外の行政制度でございます。まず地方税の取扱いでございますが、こちらにつきましては、調整方針の内容そのものには変更ございませんが、16年度におきまして税制改正、具体的に申し上げますと、個人市町村民税のいわゆる均等割、これが現在3段階に人口によって分かれているわけでございますが、一つの標準税率に統一されるという動きがございます。これが確実な状況であるという中で、なお書きといたしまして、ご覧のとおりの文言を追加させていただきまして、今の具体的な動きに対応してまいりたいというものでございます。
その下、5つの事務組合、記載してございますが、この事務組合につきましては、この3月1日に統合される予定でございます。統合されまして、新潟県市町村総合事務組合というものに移行するということであることから、その旨を付記させていただくものでございます。
以上が、任意合併協議会の段階で合意いただいたものから、このたび法定合併協議会の段階に至る間に必要な調整等が生じまして変更が生じたもの、これについてご説明させていただいたわけでございますが、4ページに、そのような分類に沿いまして項目数を整理させていただいたところでございます。
このように、新津市が抜けられた影響、あるいは時点修正等を含めまして、調整方針の変更があった項目及び調整方針の変更がなかった項目も併せまして、お手元にお配りの資料7、事務事業でございます。それから、資料8につきましては事務事業以外の行政制度、それらをすべて整理させていただきまして、改めてこの法定合併協議会に調整方針案としてご提出をさせていただいたものでございます。
以上でございます。
篠田会長
行政制度の調整方針、これを変更するものということで、今説明をさせていただきました。内容についてはまた、地域審議会なども含めて後ほどご説明をいたします。これでよろしいでしょうか。
(挙手なし)
篠田会長
はい、ありがとうございました。それでは次に、各種事務事業調整方針案、これについて事務局から説明をお願いします。
事務局:斎藤事務局次長
それでは、資料9でございます。ご覧いただきたいと思います。各種事務事業調整方針案、任意合併協議会におきまして、1項目のみ調整方針案をご提案できませんでした国民健康保険料率及び納期等の状況、これにつきまして、このたび調整方針案が整いましたので、ご提案をさせていただくものでございます。
国民健康保険料につきましては、ご承知のとおり平成14年の10月、国民健康保険法の一部改正が施行されたところでございまして、この中で合併年度及びこれに続く5年度に限り、不均一の賦課をすることができるという項目が追加規定されたところでございます。
また、このたびの12市町村、現状でございますが、賦課の状況を見ますと、新潟市ほか3団体におきましては賦課の方式、所得割、均等割、平等割、この3方式、それに対しまして白根市など9市町村におかれましては、そこに資産割を含んだ4方式という形で運営をされておられるということで、状況がそれぞれまちまちだという状況がございます。
合併にあたりまして、新潟市のこの3方式に直ちに料率を統一するということになりますと、所得階層等によりまして保険料が上がる世帯、下がる世帯、それが基本的には混在するという状況が生じてまいります。
あるいは国保財政の厳しい状況、そういった状況を踏まえまして、調整の基本的な考え方といたしまして、合併年度におきましては、それぞれの旧市町村の料率をそのまま引き続き適用するという経過措置の考え方、合併の翌年度、具体的には17年度でございますが、こちらにつきましては、賦課方式を現在の新潟市の方式でございます3方式に改めるという統一をとった上で、17年度1年間に限り不均一賦課を実施することができるといたしまして、その17年度1年間実施するか否かにつきましては、先ほど申し上げたように、統一すると階層により実際の料金が上がったり下がったりするという状況を勘案しながら、具体的には各市町村の判断を尊重すると、そういう基本的な調整の考え方に基づきまして、各市町村のご判断いただいたわけでございます。
その結果でございますが、1枚めくっていただきまして、各種事務事業調整方針案ということで、各市町村の具体的な調整方針案を記載させていただいております。新潟市の次の白根市さんの欄をご覧いただきたいと思いますが、「新潟市の制度に統一する。ただし、引き続き白根市域で国民健康保険に加入している世帯においては、合併年度は現行のとおりとする」といたしまして、以下ご覧のとおり、1つ飛ばしまして、小須戸町さん以下、合わせまして10の市町村におきましては、合併年度のみの経過措置という考え方でございます。
白根市さんの次の豊栄市さんにおかれましては、合併年度及びその翌年度につきましても引き続き経過適用するというご判断をされたということで、最終的に先ほど申し上げたような基本的な調整の考え方に基づきまして、以下のような調整をさせていただいたというものでございます。
こちらが、任意合併協議会の中で1点持ち越しとなりました事務事業、国民健康保険料率に関する調整方針案の内容でございます。以上でございます。
篠田会長
今、各種事務事業調整方針案のうち、任意合併協議会で協議の整わなかった国民健康保険料の料率の取扱い、これについてご説明をいたしました。基本的に、合併年度ということは、16年度ということでございます。そういうことで、今回助役会議などを含めて調整方針案を練り上げさせて、今回提出させていただきました。これについて、ご質問などいかがでしょうか。
(挙手あり)はい。
渋谷明治委員
新潟市の渋谷でございます。ただ今ご説明をいただきました。趣旨は大体、もし私の述べるのが間違いなければ、その上であれなんですけれども、一つはこの国民健康保険料金をどうするかというのは、13市町村の協議の中でこれは決まった、こういう案になったというふうに理解していいのかどうか。13市町村の任意合併協議会の中で、任意合併協議会というか、9回開かれた中でこの案がまとまって。そして、そこで私が伺いたいのは、豊栄市もいろいろ検討した結果、1年ではだめで、もう1年猶予いただきたいというのも合意されて、今ここに出てきているのか、それともいろいろ話し合ったけれども、それぞれまだ意見が個々の問題ではまとまらなかったんだと。で、時間が経過されて、それぞれ検討されてこういうことになったという、初めてのこれは協議の議題になったのか、これをまずお聞きしたいんです。
篠田会長
はい、ほかにご質問ございますか。
(挙手なし)
篠田会長
この国保の料率については、任意合併協議会の段階で、任意合併協議会に提出するまで議論が詰められなかったということで、今回の法定合併協議会で初めて提出させていただいたものでございます。12市町村で先ほど申したように、助役会議などで丁寧に議論を積み上げた結果、今回こういう方向が出たということで法定合併協議会で提示させていただいたものでございます。
はい、ほかに。
(挙手あり)はい。
渋谷明治委員
そういたしますと、この案というのは、今、初めてこういう場所へ出たわけだから、それぞれの市町村に持ち帰って、これをまた検討してもらうということになるのか、それともこれはここで合意ということになってしまうのか。これだけは確認しておきたいと思います。
篠田会長
こちらとしては、すでにこういう方向でということ、助役をはじめとするいわゆる事務方の協議、そしてこういう方向が整ったということについては、それぞれ事務方から各12市町村に説明をしてあると認識をしております。
きょう、こういう方向で問題がないということでご結論をいただければ、一番ありがたいと思っております。
(挙手あり)はい。
渋谷明治委員
私がこのことを出したのは、私も一人あたりの国保料がいくらぐらいになるかということは、市の当局の皆さんから資料をいただいています。豊栄市のがここにありますが、平成14年度ですか、これは10位になっています。12位の中の10位。新津市が抜けるから9位になるんでしょうかね。
それから15年度は予算との関係でまだ決算にはなっておりませんが、9位に上がっております。そうしてくると、豊栄市がこれを認めてもらえるのであれば、我がほうも、もう少しこの辺で調整しなければならないのかなという問題が一つ残ると。
もう一つ、基金でもいっぱい新潟市に持参してくださればありがたいんですが、その辺はどうなっているか聞いておりませんから分かりませんけれども、国保の基金ですね、あれば別ですが、そうでないとすれば、この問題はやっぱり新潟市民に私はやっぱり報告もして、理解を得ないとならない問題も一つあろうかなと思っています。
したがって、これでよろしゅうございますということにはなりませんということだけ述べておきたいと思います。
篠田会長
渋谷委員のご意見は分かりました。ほかはいかがでしょうか。
(挙手なし)
篠田会長
今までも、任意合併協議会でも一つひとつを持ち帰ってということでやった例は非常に少ないと。大変に皆様方から見てこの席で結論が出せないというものに絞って持ち帰りということもございました。今回は12市町村みんなそれぞれ、豊栄市さんの結論も踏まえた上でこういう方向が出てきたものでございますので、私は特にほかの委員の皆様から、多くからご異論がなければ、今回これで決定をさせていただきたいと考えております。いかがでしょうか。
―異議なし―
篠田会長
はい、ありがとうございました。それでは、今回の議題6になりますが、各種事務事業調整方針案、その中でも国民健康保険料の料率の取扱い、原案のとおりということで決定をさせていただきます。ありがとうございました。
次に議題7、各種事務事業以外の行政制度調整方針案についてでございます。これについて、事務局から巻・西川・潟東消防事務組合の取扱い、そして地域審議会の取扱いということになると思いますが、説明をお願いいたします。
事務局:斎藤事務局次長
それでは、最初に資料10をご覧いただきたいと思います。一部事務組合の取扱いということで、具体的には巻・西川・潟東消防事務組合の取扱いでございます。この事務組合につきましても、任意合併協議会の段階において調整方針案が取りまとめられなかったということで、いわゆる積み残しとなっていた課題でございますが、このたび関係町村の協議が整いまして、このような調整方針案として提案させていただくものでございます。
具体的な調整方針案でございますが、この組合につきましては、「合併の前日の終了をもって解散し、西川町域及び潟東村域に係る財産、事務及び職員は、全て新潟市に引き継ぐ。なお、新潟市に引き継ぐ職員の取扱いは、一般職の職員の取扱いに準ずる」としたものでございます。以上が一部事務組合の取扱い調整方針案、資料10の内容でございます。
続きまして、資料11をご覧いただきたいと思います。資料11につきましては、地域審議会の取扱いについて(案)でございます。地域審議会の取扱いにつきましては、任意の合併協議会におきまして、その骨格部分につきましてご協議をいただき、合意をいただいたものでございますが、このたび、現在法制化に向けて取組みが行われていると伺っています第27次地方制度調査会に関する部分、あるいは骨格部分と先ほど申し上げましたが、そこに加えて設置規定、あるいは会議の運営規定等、最終的に規約として整えた形で、このたびご提案をさせていただくものでございます。
まず、上のほうでございます。地域審議会の取扱いについての次でございますが、地域審議会の取扱いについては以下のとおりとするといたしまして、その次、なお書きでございます。第27次地方制度調査会の「今後の地方自治制度のあり方に関する答申」における地域自治組織、この中には地域協議会、仮称でございますが、これを含むものでございます。これが法制化された場合、同調査会の答申を踏まえた、それぞれの地域における取り組みを尊重しつつ、12市町村で協議し、その内容を反映させていくといたしまして、昨年11月に答申がなされました地方制度調査会、この中に盛り込まれております地域自治組織、これがまだ法制化されていないということで具体的な姿が見えないわけでございますが、その内容を見ますと、このたび設置しようとする地域審議会と大分関連がある部分があるというふうに読めるわけでございます。
したがいまして、今後その法制化がなされた段階でその地域審議会との整合性を取りつつ、関係市町村で改めて協議いたしまして、その内容を反映させていくという考え方でございます。
したがって、現段階におきましては、今現在、制度化されております地域審議会について第1条以下で設置規定からはじまりまして、設置するという考え方でございますが、任意の合併協議会から具体的に追加をした条項部分だけご説明させていただきますと、第1条、設置に関する規定、これを追加させていただきました。
それから1枚めくっていただきまして、第5条のただし書き以下、欠員に関する規定でございます。それから第6条以下、第6条でございますが、会長、副会長に関する規定、第7条、会議の運営に関する規定、第8条、庶務、第9条、雑則、こちらを付け加えさせていただきまして、最終的な形として今回ご提案をさせていただくものでございます。
以上でございます。
篠田会長
今の説明について皆様からご意見、ご質問をお聞きする前に、私から地域審議会、そして地域自治組織について、若干の補足説明をさせていただきます。
地域自治組織については、ただ今説明があったように、第27次地方制度調査会が昨年の11月に答申を出し、現在、国において法制化が進められております。今通常国会に法案が提出される予定というふうに伺っております。これがどう法制化されるか、私としても注目しておりますが、これからの地域社会づくりに欠かせない地域コミュニティの育成、また官・民による協働のまちづくりを進めることを意図しており、私ども分権型政令指定都市を目指すその方向から考えても、大変重要な施策になると思っております。
そういう面で、地方分権を推進する立場から、地域審議会との関係やそれぞれの地域の実情、これらを尊重しながら、私、会長として柔軟に考えて取り込んでまいりたいと思っております。
それをちょっと補足させていただいて、その上で皆様からご質問、ご意見をいただきたいと思います。いかがでしょうか。
(挙手あり)はい。
木村文祐委員
豊栄市の木村といいます。今ほど説明、また会長さんの補足説明、ありがとうございました。
この地域審議会については、取扱いについて資料11のとおり示されたわけでありますけれど、決議にも謳っている住民自治の一層の充実を図るためには、合併特例法でいうこの地域審議会では、やや限界があるのではなかろうか。その所掌事務と内容について、今後大いに補強していく必要があると、私は考えております。
その意味では、今般示された地制調の答申、あるいは地域自治組織の考え方を踏まえてその内容を反映していく旨、前文で明記されたことは、大いに評価しているところであります。
ぜひそれらの内容が、今後、十分反映された地域審議会というものが合併後立ち上げられるように、協議を進めていただきたいと要望いたします。
特に、私たちは合併後2年を目途に政令指定都市の実現を目指しているわけであります。政令指定都市移行後は、旧11市町村の地域審議会はなくなるわけでございます。これに代わる新たな附属機関を区ごとに置くことになっておりますが、このことからしても、新潟市さんから特段のリーダーシップを発揮していただきまして、住民自治の基礎づくりを大いに進めていただきたいと思います。
要望方々、基本的なお考えをもう一度お聞きいたします。
篠田会長
はい、ありがとうございました。ほかにいかがでしょうか。
(挙手あり)はい。
神田勝郎委員
横越町の神田でございます。先ほど説明いただきましたし、会長さんから大変柔軟に取り込むということで明言をいただきましたので、心強く思っております。そして、今豊栄市さんから素晴しい提言もありましたので、私も若干1、2ほど申し上げておきたいと思います。
と申しますのは、前文でこのように地方制度調査会の答申を踏まえた形でしっかりとこれを取り込んでいくということは、まことに素晴しいことでございますが、ただここで述べてあります一番後段の部分ですね、12市町村で協議し、うんぬんとありますけれども、恐らく今国会が19日にスタートしていつ終わるか分かりませんけれども、その時期等の関係で、場合によっては、法定合併協議会が閉じられてしまう恐れもありますので、そうすると、その協議する場はどこでやるのか、首長と議長との意見交換会でやるのか、その協議の場がどこになるのかをお示しいただきたい。
それから、2点目は、かねがね申しておりました地域振興のための予算をぜひお願いしたいということで、会長さんからとりわけこれについてはよく分かったということで、何度かご回答をいただいて大変喜んでおります。しかも、法定合併協議会で初めて地域振興費、もしくは地域振興予算という形で、今発言させていただいたわけでございますので、私としてはこの振興費の付与というか、交付基準をできれば第2回あたりの法定合併協議会で原案を示していただいて、できるだけ皆さんからご理解をいただいた上で、その振興費がうまく使えるように、それぞれの自治組織がうまく自立できるような側面的な支援をいただきたいと思っております。
参考までに、私が考えておる一つのプランなんですけれども、私ども12で今回再スタートしましたが、11市町村の4役プラス議員報酬、これを合算いたしますと、年約13億6,000万円ぐらいになろうと思います。
これを、新市の増員選挙による20名の議員が誕生して、約2億2,000万は必要経費になりますが、それを差し引くと約11億円ほどリストラ効果があるわけでございますので、その何十%とは言いませんけれども、その辺を一つの目安にしながら、合併、特に編入される市町村ですね、そういう思いを込めて地域振興予算、地域振興費なるものの交付基準というものを検討いただいて、第2回あたりの法定合併協議会でお示しいただければ大変ありがたいと思っております。以上でございます。
篠田会長
はい、ほかにいかがでしょうか。
(挙手なし)
篠田会長
今、お二人の委員からご意見がございました。基本的に、私、先ほども申し上げましたが、地方制度調査会の方向、これは分権型政令指定都市を目指す我々の方向と多くの部分で合致をしておるし、法制化の中でもそういう大切なものがいくつか盛り込まれるというふうに期待をしております。
そういう面では、例えば地域自治組織、これについて近隣の11市町村、お作りをいただく、あるいは地域審議会との関係で、うちの地域はこうしたいということをそれぞれお考えをいただきたいと思っております。
そして、私ども新潟市、今の新潟市の中でも分権型政令指定都市をよりスムーズに移行できるようにコミュニティの強化ということをやっていこうと思っておりますので、そういう面からも有用かなと思っております。
また、法制化の時期がどうなるか、まだ未確定な部分もございますので、仮に法定合併協議会を閉じる前に結論が出ていないということになっても、私は今申した方向で、場としては12市町村長の意見交換会、さらに首長・議長等の意見交換会、この場でしっかり議論をして反映をしていきたいと思っております。
また、地域振興費的なものについて、これについては今後、政令指定都市の中で、今先行する政令指定都市の中にも区役所に一部自主財源という形で付けているところがございますし、当然そこに向けて支所段階でも一定のものについて考えていくべきだろうと思っておりますので、それも今後、首長意見交換会、あるいはまた首長・議長等意見交換会でお話をいただきつつ、方向を出していきたいと思っております。
(挙手あり)はい。
小川竹二委員
きのう、全国市長会では、地制調の諸井会長さん、それから総務省の久保審議官をお招きいたしまして、ただ今質問のありましたことについて勉強させていただく会を開いたところであります。
諸井会長さんからは、この地域自治組織については一つには協議会型、これはあまり法律に縛るようなことをしないで、現行の状況でもかなり使えるんだと。むしろここで地域の創意性を生かして自治組織を立ててほしいと。これは後ほど申し上げます法人格を持った特別地方公共団体型ですね、この関係は、合併の際の期限付きなんですね。合併して若干の時間、合併する地域が使うんですね。ですから特別な場合になります。ですからこれについてはなかなか難しい点があります。むしろ前段で申し上げました地域協議会型を現行法の中でも十分使える、これはよく創意性を生かしてやってほしいということでありました。
それから、久保審議官からは、以上の問題を含めまして、それではこれがどう法律化なるのかということについては、今回の3月の国会に出るわけでありますが、3つの法律に分けて出す準備をしていると。
一つには自治法の改正に基づくもの、それから現在の合併特例法の改正に基づくもの、それから合併新法というものがあり得るかどうか。これらの3つに分けて、今整理中であると。なるべく早くこれを準備したいということでありました。
特に、集まりました市長のメンバーの中からは、この地域自治組織ということについては、今回の合併の問題が出る早い時期に出してほしかったと。今まとめる段階にきているのに、地域自治組織、ありがたいけれども大変だと、こういうことが特に諸井さん、それから久保審議官には意見が出されておりました。
そんなところが一つの中央の情勢でありまして、国会がどのようにこれをさばくかと、これもありますが、地制調が言っているこの地域自治組織、可能な範囲内のところでやはり研究を進めていくと、こういうことでないかと思っております。私のきのうの情報でありますが、そんなことでありますので、ぜひご研究、特に諸井会長が言いますのは、これは地域自治に関わる大事な問題なんだと。やっぱり国がどうすれとか、どこで決めてほしいというのではなくて、あなたたちの創意性が生かされるところなんだよと、そこをしっかり考えてほしいと、こういうことでありました。付け足して申し上げます。
篠田会長
どうもありがとうございました。
(挙手あり)はい。
星野 治委員
潟東村の星野です。ただ今、豊栄市長さんからいわゆる行政区タイプの地域自治組織についてのご発言もあったわけであります。ご承知のように、この地域自治組織の法制化、今、総務省で最終的な調整が行われているということでありますが、そこに一つは合併市町村だけに認める特別地方公共団体タイプもあるわけであります。このことについて、新潟市長さんはじめ我々がどう取り組んでいくかという問題もあるわけでありますが、法制化された段階でありますが、このこともやはり、今後新潟市の市長さんからも思いをして取り組んでいただきたいということも、併せて要望しておきます。以上。
篠田会長
はい、ありがとうございました。ほかにいかがでしょうか。
(挙手なし)
篠田会長
今、お二人の副会長さんから、小川副会長からは最新情報を含めてご説明をいただきました。また、星野副会長さんからは、法人格のものについても今後推移を見守って協議をしてほしいという旨がございました。
私は、基本的に法人格のものについては、まだかなりこなれていない部分が、あるいは我々が理解できない部分がまだまだ多いと思っておりますが、地域協議会的なもの、今の小川副会長さんからご説明があったように、現在の体制でも、法律下でもできるものがあるということですし、これについてはかなり、法制化がどうなろうとやれる地域はやっていただいてよろしいのではないかと。
そして、これについては、法制化でさらにやり易くなる部分があったら取り込むよう協議を進めていきたいと考えております。
法人格のものについては、どういう形でまとまるかが見えてこないと、今の段階でこうだああだということはなかなか言えないのではないかなと考えております。
ほかにいかがでしょうか。
(挙手なし)
篠田会長
それでは、今の地域審議会の取扱い、そして一部事務組合等の取扱いの調整方針案、これについて原案通り決定することでご異議ございませんでしょうか。
―異議なし―
篠田会長
はい、ありがとうございました。それでは、そのように決めさせていただきます。
次に議題8、合併建設計画(案)について、事務局説明お願いします。
事務局:斎藤事務局次長
それでは、資料12をご覧いただきたいと思います。資料12、新潟地域合併建設計画(案)でございますが、こちらにつきましては、このたびいわゆる総論部分につきまして、先の任意合併協議会で取りまとめさせていただきました建設計画、この部分から新津市の離脱といった影響を基本的に考えまして、精査の結果を整理いたしまして、このたび総論部分でございますが、こちらをご提案させていただくものでございます。
なお、各論部分につきましては、前段、今後の予定の中でお話し申し上げたとおり、第2回の協議会の中でご提案をしてまいりたいと考えているところでございます。
まず、1ページ目をご覧いただきたいと思います。1ページ目ですが、冒頭、政令指定都市を目指す決議を尊重し、という形で記載されておりますが、政令指定都市を目指す決議、第2回の任意合併協議会で行った決議でございます、ここに引用しております関係ございますので、具体的にその内容が分かるような形でということで、このたび1ページの中ほど、網掛けした部分でございますが、こちらに全文ではございませんが、そのエッセンスの部分を掲載させていただくという工夫をさせていただいたところでございます。
なお、2行目、3行目を見ていただきたいと思います。二重線で新津市というものを抹消してございます。3行目でございますが、13という文字を抹消し、12市町村ということで網掛けしております。新津市の離脱の影響ということでございます。こういった形で整理をさせていただいているところでございます。
2ページ目をご覧いただきますと、こちらにつきましては、12市町村の人口、面積等々、基礎的な数値部分でございます。こちらにつきましても12市町村の状況という形で、見え消しの形で修正をさせていただいたところでございます。
3ページも同様でございます。4ページも同様でございます。4ページ目、農業粗生産額、農業産出額という、今現在の名称になっておりますが、こちらをご覧いただきますと、農業産出額のランキング、新津市が抜けて12市町村の数値でございますが、数値、若干下がるわけではございますが、この時点におきましても全国1位という状況でございます。
また、その下の水田面積ランキングにつきましても、全国1位という順位に変動はないところでございます。
4ページ下のほう、新津市に固有の部分の記述等を整理させていただきながら、記述、修正させていただいたところでございます。基本的にはこういった形で修正を加えさせていただきまして、ちょっと大きな修正箇所でございますが、14ページをお開きいただきたいと思います。14ページでございますが、この合併建設計画の総論につきましては、新市のまちづくりの具体的な地域の役割ということを記述するにあたりまして、新潟都市圏ビジョンで示しております発展連携軸、これを基礎といたしまして、その他地形、地物等の要素を考慮いたしまして、6つの地域割りを設定し、そのうちの一つといたしまして、新津市・小須戸町地域の役割という一つの地域設定をいたしまして記述をしてまいったわけでございますが、このたび新津市さんが離脱をされたということで、この地域の役割、その地域区分をどういうふうに見直すかという検討を12市町村でいたしたところでございます。
基本的には、この地域割の考え方、都市圏ビジョンで示された4つの発展連携軸、これをベースと考えるという基本的な考え方がございます。具体的には、新津市・小須戸町地域につきましては、東部軸という発展連携軸の中での地域区分という形で整理をしていたところでございます。
したがいまして、このたび残念ながら新津市が抜けた中で、やはり東部軸と、これはぶれないで整理するのが適切ではないかという考え方に基づきまして、小須戸町地域単独でございますけれども、こういう形で整理をし、ご提案させていただいたものでございます。非常に修正箇所が多くございますが、具体的な地域の役割ということで、新津市さんに固有の記述につきましては、残念ながら削除させていただかざるを得ないと。それに代わりまして、小須戸町さんに固有の記述等を一部追加させていただきまして、ご覧のような形で整理をし直させていただいたものでございます。
以上、基本的には、新津市のこのたび法定合併協議会に参加できなかったということによります影響、これらを精査いたしまして、合併建設計画の総論部分、修正させていただいたわけでございますけれども、総論部分のみの今回ご提出ということで恐縮でございますが、基本的にこの新潟地域合併建設計画に掲げました新市の基本理念、あるいはそれを実現するためのまちづくりの方向、こういったものについては揺るぎがない、ぶれない、そういうふうに私ども考えているところでございます。
以上、合併建設計画の修正につきまして、資料12に基づきまして、ご説明終わらせていただきます。
篠田会長
ただ今の説明にありましたように、私どもの目指す田園型政令指定都市、分権型政令指定都市、あるいは日本一の大農業都市という大きな方向、これについては、新津市さんが抜けたのは大変残念ではございますが、揺るぎがないということで、以上のような形で合併建設計画を新しく案として出させていただきました。これについて皆様からご質問、ご意見いかがでしょうか。
(挙手あり)はい。
渋谷明治委員
1点だけ簡単に伺っておきたいと思いますが、今、これをずっと拝見させていただきますと、私が一番最初に述べさせていただいたんですが、新潟市に次いで2番目に人口の多い新津市、私は合併すればそこは一つの軸となってまちづくりが考えられて政令指定都市となると、こういうふうに思っておったんですが、この新津市が抜けたということによって、この穴が開いたみたいな感じが私の気持ちの中にあるんです。どうかは別として私の気持ちにあるんですが、そこでこの抜けたことによってのまちづくりは、この字句の抹消だけであるのか、それともこの次の2回目あたりにそこが抜けた段階で、どういうまちをつくっていくのかという案はお有りなんでしょうか、それともこれでおしまいなんでしょうかだけ伺っておきたいと思います。
篠田会長
ほかにご質問はいかがでしょうか。
(挙手なし)
篠田会長
では、今の部分ですが、私どもとしては先ほど申したように、大きな田園型、分権型政令指定都市の方向、これについて変わりはないと思っております。
また、次に合併建設計画の各論をご提起させていただいて、その中でさらにそれぞれの地域の役割分担を補強してまいりたいと思っております。そういう観点で、今回、各論に先立って総論部分、これをご提示してご協議をお願いしているというところでございます。
(挙手あり)はい。
遠藤 哲委員
白根市の遠藤でございます。よろしくお願いいたします。
きょうは総論でございますが、あえてこの場で意見を述べさせていただきますが、法定合併協議会に協議が移されたということで、改めて合併建設の中で、特に都市交通に係る白根市の意見を述べさせていただきたいと思います。
本建設計画は、新市・新潟市のマスタープランとしての役割を果たす重要な計画であると認識しております。合併したときにどのような地域づくりを行っていくかは、我々のみならず地域住民も大きな関心を持っております。この建設計画は、新市の基本理念と5つのまちづくりの方向を実現していくため、各地域の役割として方向性を定め、さらには骨格となるべき3つの施策として、リーディングプロジェクトを作成してきたものであります。
政令指定都市を目指した本合併協議の根底には、21世紀の都市型社会の構築であり、そのための都市基盤整備は、政令指定都市の生命線とも言える根幹整備であると思っております。大外環状道路の整備をはじめとした各市町村の基幹道路網の整備は言うまでもなく、豊栄市と本市から提案し、調査事業として盛り込まれている新交通システム関連事業は、田園型政令指定都市新潟市においても欠くことのできない、都心、新潟と連結する重要な南北線と、私どもは認識しております。
地域の発展を助長していく点からも、本調査事業の進展は圏域住民、期待の事業であります。本市において先に実施しました、合併に関する住民アンケートの自由意見としても、記載事項の多い事業であります。
以上の観点で、新市・新潟市の将来像からしても、合併後、何年後の供用を目指したいとか、何年にはここまでいきたいとかの目標年次を示していくことが必要ではないかと思っております。
現在、交通専門部会でその点も含め協議され、任意合併協議会の場においても中間報告はありましたが、法定合併協議会の場も活用しながら、さらなる中間報告を願えれば幸いと思っております。
本日は建設計画の総論部分の協議でありますが、次回が各論部分と認識しておりますが、ともに関連がありますので、新市における新都市交通の骨格となるべき事項であるため、発言させていただきました。よろしくお願いします。
篠田会長
はい、ありがとうございました。ほかにいかがでしょうか。
(挙手あり)はい。
櫻澤義榮委員
白根市の櫻澤でありますが、今ほどのいわゆる総論については、今ほど説明された内容をしっかりと受け止めながら、次回に向けて白根市としても十分の議論を尽くしていきたいと考えております。
ここに臨むにあたって特別委員会で議論した中から、この合併建設計画をさらに発展させた次回に向けての議論の中で、ぜひ、きょう発言してお願いしたいことが1点ございますので、発言を求めました。それは財政計画についてであります。
先ほど、新津市が離脱をしたことの具体的な変更、あるいは影響、これらをいろいろ推測するにあたって、私たちも新津市と隣接をしているということから、いろんな方向性を次回示されることを期待しておりますけれども、同時に計画の文言だけでなくて、その計画が財政的にどのような影響が及んでくるのか、同時にこれからの計画の中における財政の在り方、これらの見直しもある意味必要なのかどうか、こういうことも十分検討をいただいて示していただきたい。
できるなら、会議の直前でなくて会議の少し前に、特別委員会なり、それぞれが議論ができるような財政の示し方、つまり事前から討議に供せるような示し方をお願いしたいと思っています。
しかし、こうは言っても、今日それぞれの自治体が平成16年度予算に向けて三位一体の国の改革を含めて、現状の財政の厳しさという中に、それぞれいろんな苦慮があるわけでありますけれども、こういう中における長期計画、こういうことの難しさは当然承知をしておりますけれども、計画と同時に財政についてもやはり十分な議論を尽くすという意味で、今ほど申し上げたことをぜひ努力をいただく。
同時に、それぞれが次回に臨むにあたって、財政についても事前のいろんな討議が市町村レベルでもされてくるような資料の出し方、具体的に言えば、財政だけでも少し早めに出していただきたい、このような希望を持っているわけですけれども、ぜひ会長においてご配慮いただくと同時に、事務方にそれらについての要請をお願いをして、会長から取り計らいをお願いしたい。これは、白根市の特別委員会で大変重視をした問題でありますだけに、発言をさせていただいて取り組みをお願いしたいと思います。以上であります。
篠田会長
はい、ありがとうございました。ほかにはいかがでしょうか。
(挙手あり)はい。
本田 清 委員
亀田町の議長の本田でございます。この合併に関して、建設計画、ここに新津市が脱落したという表現で論議されておりますけれども、私は脱落したというふうに言い切っていいのかどうか。私は、今途中下車をしたんだと。途中下車。やがて急行に乗って追いついてくると思っております。最終的には。
したがって、この文言の中には新津市を抜く、これはちょっと、今ちょっと途中下車したと。後にまた乗ってくれば、そっくり生かされるというふうな案だというふうに見ておりますので、そういう目で、温かい目で見ていこうという姿勢でございます。
そういうことを申し上げたくて立ったわけでございます。以上。
篠田会長
はい、ありがとうございました。ほかにはいかがでしょうか。
(挙手なし)
篠田会長
では、今、三人の方から意見をいただきました。本田委員のご意見は、そういう温かい立場で見守っている者がここにも多いのだろうということを、新津市さんにも伝える意味かなというふうに、私、理解をさせていただきました。
そして、遠藤委員から新たな交通システム、これについてもう少しというお話がございました。これについては、任意合併協議会の段階でも申し上げておりましたが、あるいは確認をしてまいりましたが、私ども今、来年度に向けて第3回のパーソントリップ調査が行われていると。そして、その第3回の調査でも、中間報告的な形でいろいろなものがまた伝わってきてもおります。そういうものをできるだけ盛り込んで、また皆様方にご報告をしながら考えていきたいと思っております。
その中には、例えば高速道を有効活用していこうというようなパーソントリップ調査の中での考え、あるいはさらに公共交通を重視しなければいかんというような考え、これについても、できるだけさらに情報を取りながら、皆様方と意見交換をしてまいりたいと。
そして新たな交通システムの問題については、任意合併協議会できちっと調査、検討に着手をしていくということで盛り込まさせていただいております。それをさらに進めるに足る状況変化があるかどうかも見極めながら、やってまいりたいと思います。
そして、桜澤委員から財政計画についてというお話がございました。ご指摘のとおり、ここが作業面では非常になかなか煩瑣な部分でございますので、はっきり申し上げると、第2回の法定合併協議会、これを若干、当初検討していたより、遅れたのではないかというお話もございましたが、やはりこの第2回の日程、2月20日というふうに仮押さえ、予定をしておりますが、これが財政計画を作る上でも、この時期あたりじゃないとなかなか示せないのではないかということで、若干、当初聞いていたものと違うというふうにお受け取りの方もあるかもしれません。
これについては、ご指摘のようにできるだけ早く財政計画だけでも事務方に頑張ってもらって、計画を作って、そして計画ができ次第、皆様方にお届けをしてまいりたいと。各論が早ければ各論のほうから、財政計画が早ければ財政計画のほうからと、できたものから委員の皆様にお届けをして、できるだけ第2回の前に皆様方からいろんな観点から見ていただいて、第2回に臨んでいただけるよう頑張っていきたいと思っております。
そんな形で、第2回に合併建設計画の各論、あるいは財政計画を出させていただくということを含めて、今回の総論についてご了承いただけますでしょうか。
―異議なし―
篠田会長
それでは、第2回でさらにご議論をいただくこととさせていただきます。
それでは次に、住民説明会などを受けての課題ということになります。それについて事務局から説明をお願いします。
事務局:斎藤事務局次長
それでは、住民説明会等を受けての課題ということで、資料13をご覧いただきたいと思います。
関係市町村それぞれ、住民説明会、あるいは住民アンケート調査における自由意見の聴取、そういったことを実施されてきたわけであります。それらの中で頂戴してまいりましたさまざまなご意見、これらを事務局で整理をいたしまして、このたびご提出するものでございます。
課題の下、書いてございますとおりでございますが、大変多くの課題が、課題といいますか、ご意見が出ております。そういったご意見のうち、法定合併協議会で協議する課題としてどういうものを選んでいくかという観点でございますが、やはり多くの住民の皆さんの声として認められるもの、これが一つの条件であろうと。
それから1番から4番、番号を付してございますが、地域の要望としてふさわしい内容、あるいは合併後新市として新たに、あるいは重点的に取り組んでほしいもの、そういったようなご意見、ご要望、あるいは新市の行財政運営に望むもの、4点目として、法定合併協議会で重点的に審議してほしいといったようなご意見、こういった観点で各市町村それぞれ住民説明会等実施してまいった中で、具体的にどういうご意見があったかということを抽出し、このように整理をさせていただいたものでございます。
大きく左側から分類ということでございますが、全体で2つ目、課題項目ということで具体的なご意見の内容を整理させていただいておりますが、この課題項目というレベルですと、17の項目で整理をさせていただいたところでございます。
これを、一番左側でございますが、大きく3分類に整理をさせていただいております。1点目は、法定合併協議会で協議をするべき内容ではないかというもの。これは3項目ございます。
それからその次でございますが、実務担当者で検討をし、その後、首長連絡会等に報告し協議をするものという整理をさせていただいております。先の任意合併協議会等で、すでに合意した基本的な方針、こういったものがあるというものにつきましては、その基本方針を踏まえまして具体的に実務的に検討し、その後、首長会議等に報告し、必要な協議をしていくというようなもの。
それから一番下でございます。そういったご意見のあった市町村におきまして、さらに住民の皆様に十分なご説明をしていく必要があるのではないか、といったような観点での整理、この大きく3つの観点で整理をさせていただいたところでございます。
また上のほうに戻っていただきまして、法定合併協議会で協議するものの欄でございますが、課題項目といたしまして、区割りについて、あるいは地域審議会について、防犯対策の強化、こういった観点で整理をさせていただきました。
具体的な内容はその右側に詳細に書いてございます。具体的には、これをどういうふうに対応していくかということが、表頭4つ目の対応の欄でございます。
例えば区割りについてということでございますと、後ほど分権専門部会の中間報告をさせていただく予定としておりますが、こういった中間報告を基にご協議いただく、そういった方向で対応していく必要があるのではないか。
あるいは、次の地域審議会についてということにつきましては、これも先ほどご説明申し上げ、合意をいただきました。終わってしまった話で恐縮でございますけれども、任意合併協議会で合意いただいた地域審議会に、先ほど、具体的には今後の法制化を見つつ、地域自治組織の観点を必要により盛り込んでいくといったような議論をさせていただくというのが、この地域審議会についての対応の内容でございます。
以下、防犯対策、あるいは具体的に実務的に検討していって、それを首長間等で協議するといった内容としては、職員の給与体系の検討、人員削減等々、多くの課題があるところでございます。
このような形で地域住民の皆様からいろいろ出てまいりましたご意見、受け止めまして、具体的にこんな方向で対応していくとよろしいのではないかという形で、今回ご提案をさせていただくものでございます。以上でございます。
篠田会長
ただ今、議題9について説明がございました。法定合併協議会で協議するもの、特に区割りについては後ほど、分権専門部会の中間報告、これをお聞きいただいて、そこで意見交換をさせていただきたいと思っております。
地域審議会については先ほどご意見をいただいて、地域自治組織、これをこういうふうに前文に織り込んでいくということについては、ご了解をいただきました。防犯対策の強化については、合併建設計画、ここで対応、補強し協議するということですので、第2回目に出させていただくということでお願いしたいと思います。
そういうことを踏まえて、この住民説明会等を受けての課題の部分で、ご質問、ご意見などお願いします。
(挙手あり)はい。
金子益夫委員
豊栄市の金子益夫でございます。今ほど、この法定合併協議会で取扱わない、真ん中の実務担当者で検討し、その後、首長・議長連絡協議会等でということになりますと、ここでお聞き、あるいは意見を申し上げておかないと、もう後がないということでちょっと発言させていただきますが、私はこの真ん中のところの一番上、議員や職員の削減、給与体系の見直しの声が強い。
まさしく、それぞれの市町村、そのとおりだったろうと思うわけであります。この一般職の職員の取扱いに係る調整方針については、任意合併協議会で合意されたところであり、基本的には異議のないところでありますが、この取扱いに関連して意見を申し上げたいと思います。
我が豊栄市では、市議会と執行部の共催で合併シンポジウムを2回、住民説明会を3回、各7会場で行うなど、説明責任を果たし、市民の声をお聞きするために取り組んでまいりました。執行部の行ったアンケートの中にも、大変、今ほどのような意見が多く寄せられておりました。
これらの意見の中には、民間の厳しい雇用情勢など反映して、議員や職員の削減、職員給与の見直しに関わるものが大変多かったわけであります。それは資料13にも記載されているところでこのとおりでありますが、職員給与の検討にあたりましては編入される市町村職員だけでなく、恐らくラスパイレス指数がこの12市町村の中では一番高いと思われます新潟市の水準についても、一定の検討をするというスタンスで検討いただきたいということでございます。
次回、財政計画が出される予定でありますが、地方交付税等の削減、あるいは地方財政は益々厳しくなってまいります。市町村長間の協議においては、こうしたことも踏まえて協議をお願いしたいというものでございます。終わります。
篠田会長
はい。では、今のご意見についてですが、やはり一般職員の給与の面、いろいろとご意見が出ていると思います。これについては、今の新潟市でもいろいろな市民からご意見をいただいておりますし、また、私自身もラスパイレスなどを調べたところ、やはりまだまだ努力が必要であるという認識に立って、合併段階、あるいはさらに政令指定都市になる段階で、まず市民に説明できない部分でラスパイレスが高くなっているということについては、これは身をきれいにしなければいかんということで、市政改革・推進プランにもその大きな方向は盛り込んでありますので、新潟市としてもさらに努力をしてまいりたいと思います。
そして、今回の合併特例の政令指定都市ということでございますので、総務省からも模範的な合併、そして行財政のスリム化と効率化ということもその合併効果として求められてくると聞いておりますので、そういう面も十分に職員に理解をしてもらって、そして総務省に切られるのではなくて、自分たちで身を正していくという姿勢で取り組んでほしいということは繰り返して申し上げておりますので、その方向で臨んでいきたいと思っております。
はい。ほかにはいかがでしょうか。
(挙手なし)
篠田会長
それでは、この住民説明会等を受けての課題、このようにして処理をさせていただきます。
では、今度は報告ということになりますが、分権専門部会の中間報告、これについて事務局から説明をお願いします。
事務局:近藤事務局次長
近藤と申します。よろしくお願いいたします。私から資料14、分権専門部会の中間報告につきまして、ご説明させていただきます。
今ほどありましたとおり、各市町村で実施されました住民説明会などで、この政令指定都市での区割りにつきまして質問等があったわけでございます。このようなことから、行政区画審議会での審議を円滑に行うため、分権専門部会で協議し、今後の区割りの検討の進め方につきまして、ご報告させていただくものでございます。
資料14をご覧いただきたいと思います。まず、区画決定にあたっての基本事項といたしまして、任意合併協議会でご説明させていただいた内容でございますが、行政区の区割りは合併後に設置する行政区画審議会に諮問し、その答申を受けて区割りは明確にし、指定市移行の政令公布後、新市の議会において「行政区設置条例」を議決願うということでございます。
そして、今後の区割りの検討をどのように進めていくかということで、下段の区割りパターン策定の進め方、こちらをご覧いただきたいと思います。
まず、(1)でございますが、法定合併協議会、あるいは各議会での意見、要望を踏まえまして、分権専門部会で各種区割り基準による区割りパターンの検討を行い、複数のパターンを作成していきたいと考えております。
(2)でございますが、この複数の区割りパターンを首長連絡会議、首長・議長等連絡会議、あるいは各議会にご報告し、それぞれの意見を反映した区割りパターンに修正、作成すると。
(3)でございますが、区割りに関する基礎資料につきましては、後ほどご説明させていただきますが、それとこの区割りパターンを合併関係市町村の住民の方に公表いたしまして、住民の皆様方の意見を募集したいと考えております。
(4)でございますが、そうして寄せられました意見を集約いたしまして、首長連絡会議等々に報告するとともに、その集約結果を住民の皆様に公表したいと考えております。
(5)でございますが、公表いたしました住民の皆様の意見に対して、さらにご意見を募るとともに、区割りについての住民意見を再度募集したいと考えております。
(6)でございますが、そうして寄せられました住民の皆様の意見をまた集約し、首長連絡会議等々にご報告するとともに、その結果につきまして住民の皆様に公表いたします。
(7)でございますが、そうして集約いたしました住民の皆様の意見につきましては、すべて行政区画審議会に提出してまいりたいと考えております。
1枚はぐっていただきまして、今ほどご説明しました内容を、いわゆるフローという形で表示しているものでございます。なお、左のほうに年月頃ということで表示してございますが、これにつきましては、現在想定しておりますおおよその時期でございます。
次に1枚はぐっていただきますと、区割り検討用基礎資料ということでございますが、これにつきましては、住民の皆様の意見を募集するにあたり、検討のための資料として一緒に公表することとしております。
まず、資料図をご説明いたしますと、まず資料図1でございますが、12市町村の市町村界を表示いたしまして、その人口、面積を右のほうに記載してございます。なお、それぞれの市町村で支所、出張所がございます新潟市、それから豊栄市につきましては、その内訳を表示してございます。
資料図2でございますが、地形・地物の代表的なものといたしまして、河川、国道、それから鉄道を表示してございます。
資料図3でございますが、歴史的な沿革ということで、それぞれの市町村の合併の経緯を表示しようとしたものでございます。それぞれ市町村界を見るために一番古い地図を探しましたところ、明治44年当時の国の陸地測量部の作成いたしました地図が一番古いものでございますので、この44年当時の地図に現在の市町村界、それと当時の旧町村、これを表示してございます。
それぞれ青いところが西蒲原、茶色のところが中蒲原、緑のところが北蒲原ということで、それぞれの番号に対応したものが右の表でございます、
資料図4でございますが、官公署関係のものでございまして、郵便局の管轄でございます。
資料図5が警察、資料図6が県の地域振興事務所の管轄区域でございます。
また、資料図7、8、9につきましては、新潟市、あるいはそのほかの11市町村の小学校区、中学校区を表示したものでございます。
このような基礎的な資料と一緒に区割りパターンを公表いたしまして、住民の皆様からの意見を募集したいと考えております。分権専門部会からの中間報告は、以上でございます。
篠田会長
はい、ありがとうございました。先ほども住民説明等を受けての課題というところで、区割りについてのご意見、あるいは要望が大変多く出されているとのご報告がございました。私どもも、区割りについて基本的には行政区画審議会、これを新市で設置をして、それが最終決定をするわけでございますけれども、その前にできるだけ皆様方から意見をいただいていくということ、それをきめ細かくやってまいりたいと思っております。
平成19年4月1日の政令指定都市移行ということを目指していくわけですから、それなら行政区画審議会、この審議を延々とやるわけにはとてもいかない。行政区画審議会に臨む前にできるだけ多くの方のコンセンサス、そういうものができ上がって行政区画審議会を迎えたいと思っております。
そのためには、この法定合併協議会の段階から区割りについてのご意見、ご要望、これを、特に編入をこちらはお願いをしているわけですので、11市町村は合併議決のあと、私どもがきちんと意見、要望が言えて、それが通っていくという担保がないじゃないかというご意見も、私的にはいろいろお伺いをしておりますので、やはり法定合併協議会の中で首長さん、議長さんに特にご苦労を多くお願いをして、基本的なそれぞれの地域の要望、これについて分権の専門部会に上げていただきたいと思っております。
その作業を進めるために、ここにとりあえずこの資料を用意させていただきましたが、さらにこういう資料がほしいというものがありましたら、どんどん分権専門部会に要望を出していただいて、そして、この法定合併協議会が進む中でその意見、要望、こういうものが示されているというものを分権専門部会で一定の集約を行って、それを皆様に見ていただいて、それをできるだけ尊重しようというところまで合意がいただければ、できるだけ尊重というようなことで、法定合併協議会で確認していくという作業をやるべきではないかなと考えております。
そういう面で、事務方の、政令指定都市の専門部会ですね、分権専門部会にいろいろとご意見を上げていただいて、そしてできるだけ、こういう形が望ましいなと、こういう形になるんではないかなということを大勢の方が早く方向が揃うように、そして行政区画審議会を迎えられるように、あるいは合併のパターンを作っていくときのパターンの作り方が、あれもこれもというようないっぱいパターンを作らずに済むようにということで、今回、きょうの第1回でそういう形で意見、要望を上げることで、この区割り検討を進める進め方、これで大方いいじゃないか、あるいはこういう点をさらに留意してほしいというようなご意見をいただいて、区割り協議に向けて大きな一歩を踏み出してまいりたいと考えております。
そういう形を少し補足させていただいて、皆様からのご質問、ご意見をいただきたいと思います。
(挙手あり)はい。
山崎敬雄委員
豊栄市の山崎でございます。基本的には、今の篠田会長さんの考え方に賛成なんですけれども、これは任意合併協議会の時からかなり議論があった問題なんですけれども、まずどうなんでしょうか、この区割りパターンの策定の進め方の(1)にもありますように、法定合併協議会の意見、要望を踏まえというような文言がありますけれども、第2回に向けて各市町村で自分たちが希望するというんでしょうか、考えている区割り、あるいはエリアといってもいいんですけれども、その辺の希望を第2回の法定合併協議会までに各議会で詰めてきて、その辺の意見をまず1回戦わせたほうが、お互い何て言うんでしょうか、疑心暗鬼にならずにむしろすっきりするんじゃないかと思いますし、実際これからの審議会においても、ある意味では非常に参考になるんじゃないかなと思いますので、その辺、各議会の皆さんから意見がありましたらお聞きしたいと思います。以上です。
篠田会長
はい。今のご意見を踏まえてご意見ございますか。
(挙手あり)はい。
穴澤義雄委員
小須戸の穴澤でございます。ただ今、事務当局から区割りのこれからの進め方につきまして縷々説明があったわけでございますが、一応この計画からいたしますと、合併の議決後、分権専門部会でそれぞれの首長なり、議長連絡会なり、あるいはまた議会等の意見を十分反映しながらパターンの作成にあたっていきたいと、そういう趣旨の内容でございますが、実は先ほど亀田町の議長さんからも話があったように、残念ながら新津市さんが抜けられたということを受けまして、すぐ隣町になります小須戸町におきましては、昔から新津郷の一員でありまして、経済的にも人的にも深い交流があったわけでございます。
特に住民の皆さんからは、合併した場合、小須戸町がどの行政区に入るのか、非常に皆さん関心を持っていますので、できるだけ早くそれぞれの意見を聞いた上で、合併の議決前に、ある程度の複数のパターンを示していただければ、非常にありがたいと考えているところでありまして、ぜひ、できるだけそういう方向付けをしていただきたい、要望でございますけれども、できるだけ早く素案といいますか、そういうものを作成をしていただきたいということを、一つお願い申し上げたいと思います。
篠田会長
はい、ありがとうございました。ほかにご意見。
(挙手あり)はい。
宮腰 弼 委員
中之口議会の宮腰であります。今ほどいろいろの意見がございましたけれども、私の考えですが、亀田町の議長さんがおっしゃったように一時停車された方、それから快速でこれから追いついて来られる方、いろいろ各市町村、事情があると考えます。
したがいまして、やはりこの案のとおり合併議決を先にやっていただいて、それまでには、やはり乗り遅れた方、あるいは一時停車した方も特急か何か分かりませんが、大体目鼻が付くというか、目安が付くとこう考えますので、やはり合併議決をやったあとでこのスケジュールに乗って協議をしていくべきじゃないかと、こう思いますので、私の考えを申し上げました。
篠田会長
はい、ありがとうございました。今、三人からご意見がございました。基本的にまず小須戸町の議長さん、穴澤委員からのご意見で、やはり新津市との関係、それぞれの地域で濃淡がございます。そういう面では、私、会長としては小須戸町の方、首長さん、議長さん、中心になって取りまとめをお願いしたいと思うのですが、新津市が今抜けている12市町村の段階で、小須戸町としてはこういう要望があるということをお出しいただくほうが、意見、要望をいただいてそれを区割りパターンに反映させるというほうが、私はいいのではないかと。
そして小須戸町さんの置かれている立場については、私も十分に了解しているつもりですので、小須戸町さんの意見、要望については、ほかよりもとは言いませんが、十分に尊重していきたいと思っております。
そして、宮腰委員からもご意見がございました。そういう不確定の要素もあるという中で、あまり当初から区割りをこれだなという形で決めておくと、いろんな影響もあるよというお話かなと理解をいたしましたし、また山崎委員からの、法定合併協議会でいっそのこと一度意見、要望を交わしたらどうだというお話もございましたが、私としては、まず皆様から意見、要望をいったん分権専門部会に入れていただいて、そこでまた集約をするというほうが皆様に見ていただくにもいいのではないかなと考えております。
できるだけ早く、追加が出ても結構でございますので、基本的なご意見、ご要望、できるだけ早く入れていただければ、間に合えば第2回のところでも概要は説明できると思いますし、基本的に合併期日と併せて、法定合併協議会の最終の場面で、その集約についてもお示しをして、それをどういう文言で尊重しますというような形で言えるのかどうかも、皆様方のご意見を聞いて決めていくというような形にさせていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
―異議なし―
篠田会長
では、大変皆様方にご苦労をおかけしますが、特に首長の皆様、そして議長の皆様に中心になって、基本的なご意見、要望、これを取りまとめて、それがまとまった段階、あるいは追加があっても結構ですが、分権専門部会に意見、要望を上げていただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。
それでは次に、その他ということになります。その他について、事務局から次回のスケジュールなども含めて説明をお願いします。
事務局:斎藤事務局次長
それでは、第2回、次回の協議会のスケジュールでございますが、資料にもございましたとおり、次回につきましては2月20日、金曜日でございますが、午後ということで開催させていただく予定としております。
なお、詳しいご案内は、また後日差し上げたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。以上でございます。
篠田会長
大変ありがとうございました。以上を持ちまして、本日の日程、すべて終了することができました。皆様方には会議の運営に大変なご協力をいただきまして、ありがとうございました。
きょういただいたこの会議の運営への意見、これもしっかり頭に置いて、これから法定合併協議会、さらに深めてまいりたいと思います。本日は大変ご苦労様でした。以上を持ちまして終了いたします。ありがとうございました。
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