A型肝炎ウイルスについて
最終更新日:2012年6月1日
感染経路
- A型肝炎ウイルスはA型肝炎の原因となるウイルスです。A型肝炎ウイルスがふん便中に排出され、そのふん便に汚染された水、飲食物を介して感染します。
- 潜伏期間は2~8週間です。
症状
- 主な症状は、発熱、下痢、けん怠感、食欲不振、黄疸(おうだん)などですが、はっきりせず、かぜの症状とまぎらわしいことも多いです。
- 発熱のみの場合や、症状が出ないこともあります。
- 劇症肝炎になることもありますが、肝硬変から肝臓ガンになることはありません。
原因食品
- A型肝炎ウィルスに汚染された水、野菜、果物及び魚介類などがあげられます。
予防
- 食品は85度より高い温度で1分以上加熱しましょう。
- 魚介類等の食品は、生食用か加熱用かよく見てから調理をしましょう。
- 生ものを調理した調理器具は、次亜塩素酸ナトリウム溶液(500~5000ppm)等で消毒しましょう。
- 感染者が使った食器や衣類などの共用は避け、煮沸や次亜塩素酸ナトリウムなどで消毒しましょう。
- トイレの後、食事の前、料理を作る前、オムツ替えの後などには、よく手を洗いましょう。
消毒液の作り方
- 500mlの容器を用意します。
- 塩素系漂白剤(ブリーチ、ハイター等)約10mlを容器に入れ、水を満たせば0.1%(1000ppm)の塩素濃度の消毒液ができます。
- 作った消毒液はその日のうちに残さず使い切りましょう。
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