西蒲区意見交換

最終更新日:2014年7月1日

(1)

体育施設の使用料について統一化に関連して、いくつかの点について素案の修正、追加要望をしたい。

(2)

BRTについて、最近、説明や情報提供がなされないため、不安や疑問を感じる。昨年度と同様に活発に状況説明やPRしてもらいたい。
角田山に設置されたバイオトイレが大変汚れているため、定期的に掃除してほしい。

(3)

市役所の入口に見慣れない国旗が掲揚されていたため、窓口の職員に尋ねたがわからなかった。職員の情報共有についてお聞きしたい。
(4) 最近、山の事故や海の事故で多数犠牲者が出たというニュースがあった。西蒲区にも海と山があるので、このような事故について本市全体としてだけでなく区としてもどのように対処していくのかお聞きしたい。
(5) 合併後10年経過したが、新飯田橋の架け替えについてどうなったのか教えてほしい。
(6)

合併建設計画について、計画の一部の事業がいつ頃変更されたのかお聞きしたい。
また、現在、本市の財政力指数がどのくらいなのか併せてお聞きしたい。

(7)

コミュニティ協議会は、市からの下請けを行っているのではないかという声がある。コミュニティ協議会の位置づけをきちんと説明してほしい。

(8) 西川地区は、JR東日本の越後線が唯一の公共交通機関である。越後線の朝晩の通勤通学時間帯の電車を増便してもらえないか、また、より正確に、確実に運行されるように配慮いただけないか。
(9)

学童保育の充実についてお願いがある。
ひまわりクラブは地域によって人数など条件が当てはまらず、都市部と同様の基準ではなかなか難しいので、区に合う制度として見直してほしい。

(10) 潟東地区の小学校統合の会議について、議事録を確認したいが、作成されていない。議事録は必要であるため、市には作成の指導をお願いしたい。

質問1

体育施設の使用料について統一化に関連して、いくつかの点について素案の修正、追加要望をしたい。

発言者

 体育施設の使用料の見直しに関してお願いがある。
 平成17年の合併以後、西蒲区は旧町村の使用料で使用している。これまでは、居住地や勤務地によって使用料が違う状況が続いており不公平な状況となっていたので、使用料の統一化は当然であると考える。なお、この4月に使用料の見直し素案について説明会があったが、次の3点について、素案の修正及び追加要望をお願いしたい。
 1点目、公共施設予約システムで団体の申し込みをするには、個人の申し込みが終わったあとでなければできない。体育協会登録団体も個人申込と同時に申請ができるように改正していただきたい。
 2点目、同じランクの施設でも新しいものや古いものがあり、同じ使用料となる。古い施設は改修をお願いし、それまでの間は段階的に使用料を設定するなど、弾力的な対応をお願いしたい。
 3点目、使用料が大幅に上がる施設については激変緩和のため経過措置をお願いしたい。また、その対象を全市民としていただきたい。
 そして、意見を踏まえて利用料金見直しの素案を検討いただき、説明会をお願いしたい。

市長

 体育施設の使用料については、基本的には旧市町村の制度を引き継いでいるものが多く、市民の不公平感につながっている。また、適正な使用料が、維持管理・運営費の面でも重要になる。合併から10年の節目の年に、大きな不公平感が解消されるように、制度改善をお願いしている。
 大きな方向として不公平感の解消へ向かうことが一番大事なので、基本的には制度統一ということだが、先ほどの3つの視点も踏まえ、より個別具体的なものについては情報交換、意見交換をさせていただきたい。

質問2

BRTについて、最近、説明や情報提供がなされないため、不安や疑問を感じる。昨年度と同様に活発に状況説明やPRをしてもらいたい。
角田山に設置されたバイオトイレが大変汚れているため、定期的に掃除してほしい。

発言者

 BRTについて、市は、昨年までは各区3回の説明会などでPRをしていたが、予算が決まり契約を締結したら、その後全く説明会を行わなくなった。来年の夏に実施を迎えることについて、市民は疑問や不安、関心を持っているので、市は昨年のように状況説明やPRをするべきなのではないか。
 そして、市長は再選しBRTの成果を見なければならないと思う。
 また、角田山の頂上にあるバイオトイレが、現在、とても汚れているので、定期的にトイレの掃除をお願いしたい。区長も一度角田山に登って、実態を見ていただきたい。

市長

 新バスシステムについては、4月に新潟交通と新潟市が運行事業協定を結び、今後はそれぞれ個別の細目協定を、6月か7月くらいに結ぶということころまで作業が進んでいる。現在は、運行事業協定については説明できるので、積極的に広報をしていきたい。
 また、各種サービスについて、例えばシニア半わり制度についても、今年度から大幅に拡充していきたいと考えており、ソフト面で今年度可能なことは前倒しする。
 新バスシステムに該当しないところについては、各区の公共交通の検討委員会等でさまざまな意見交換をさせていただく。これについては地域交通の中で活かせる部分も出てくると思うし、都心アクセスで活かせる部分は、大いに活かしていきたいと考えている。
 市として、間違いなく進めさせていただきたい。

区長

 角田山は花の多いところであり、私も7コースあるうち5コースを登っている。
 国定公園は県が整備することになっているが、地元の皆さまとボランティアなどで、少し崩れた所や歩道の整備などを行っていきたい。今一度、地元・山岳会・ボランティアの皆さまからいろいろ話を聞いて考えてみたい。

質問3

市役所の入口に見慣れない国旗が掲揚されていたため、窓口の職員に尋ねたがわからなかった。職員の情報共有についてお聞きしたい。

発言者

 3月上旬に市役所に行ったときに、入口のところに、あまり見慣れない国旗が掲揚されていた。どこの国の国旗で、どうして今日掲げてあるのか、窓口の職員数人に聞いたが、対応してもらった職員の誰もが分からなかった。
 結局、総合受付に聞くと、ある国から表敬訪問があるということだった。これは職員全体が共有しておくべき情報ではないのか。
 職員間の情報共有、伝達がどうなっているのか、疑問を持ったのでお聞きしたい。

市長

 市役所、区役所の情報共有はまだ問題があると思っている。西蒲区役所がいち早く新しい区長のもとで朝礼を取り入れ、新年度から朝礼の徹底をほとんどの部署で実践している。
 朝礼は、職場でさまざまな方法があるが、少なくとも月単位、週単位で予定が決まっているものは、早めに朝礼の材料としていきたい。
 ただ、このたびのような新潟市役所にその国を代表して外国の方が来られる時には情報共有を図りたいと思うが、必ずしも優先順位は高くないと思っている。しかし、大使クラスの方が来るときは情報共有を徹底したいと感じている。

質問4

最近、山の事故や海の事故で多数犠牲者が出たというニュースがあった。西蒲区にも海と山があるので、このような事故について本市全体としてだけでなく区としてもどのように対処していくのかお聞きしたい。

発言者

 今月、山岳遭難や、上越の海難事故で多数犠牲者が出たというニュースがあった。
 西蒲区にも海と山がある。角田山や弥彦山での滑落事故で消防局が動くという事例もある。
 市全体としてだけでなく西蒲区としても、海や山の事故にどういう方向で対処していくか市長と区長からお答えいただきたい。

市長

 先日、上越で大変な事故もあったため、海水浴に適さないところの看板などがどうなっているかという現状を把握し、危険度が高いところについては、より踏み込んだ対応をするよう指示している。
 山については、本市では西蒲区と秋葉区にあるが、大雨のときの地すべりや落石など危険な状況について、梅雨を前にもう一度点検をしていく必要があると思う。地元の人間にはわかる情報が、地元以外の方にわからないことが多いため、情報伝達が十分であるかどうかを点検し的確に伝えていきたい。

区長

 水泳については、シーズンになると浜茶屋組合の方々が依頼して監視員を置いており、ある程度の波の高さになると遊泳禁止になっている。今後、特に県外の皆さまが無理をして水泳をすることがないように、連携を密にしていきたい。
 土砂災害については、職員がパトロールしながら状況を常に把握しているが、雨天時に注意喚起ができるような有効な手立てがとれるよう考えていきたい。

質問5

合併後10年経過したが、新飯田橋の架け替えについてどうなったのか教えてほしい。

発言者

 合併の際に、新飯田橋の架け替えの件を合併建設計画に入れられないかという話をしたが、10年経過してもまったく音沙汰がない。
 新飯田橋は中ノ口川の南端にかかる橋だが、以前の説明会のときには、両郡橋を建て替えたあとに考えるということであった。状況としては、大型車がすれ違うことができず、歩行者、自転車が通るにも非常に狭い。市長の任期中には無理でも、目途だけはつけてほしい。

市長

 新潟市が合併するときに合併建設計画で約束したものは、大半仕上げている。橋についてもいくつかの要望をいただいたが、合併建設計画を優先して行っている。
 数年前には、新潟・福島豪雨で潜り橋が非常に危険な状況であった。信濃川に架かる橋については、道路面も大事だが、そこから溢水破堤するということがないように、優先順位に河川の面からの見方も加わったという状況である。
 新飯田橋の架け替えについて、合併建設で約束したことではないので、中ノ口川の架橋の中で優先順位をどうしていくのかということについては、道路の専門家、区自治協議会の皆さま、区選出の市会議員の皆さまなどと意見交換して、優先順位を決めていくということが大切だと思っている。

質問6

合併建設計画について、計画の一部の事業がいつ頃変更されたのかお聞きしたい。
また、現在、本市の財政力指数がどのくらいなのか併せてお聞きしたい。

発言者

 合併建設計画についてお尋ねする。
 合併建設計画については、議会での質問に対し、市長は平成26年度会計末までには達成率80%と説明されているが、西蒲区の市民の感覚と大きなかい離がある。特に旧西川町の例を見ると、着手率55%、完成率が50%以内という受け止め方をしている。その中でも地域住民が知らない間に白紙に戻すという事業があったり、今まで調査費が計上されながら、どう調査されたのかわからないままに、平成26年度の予算案の中から消えてしまった事業がある。それらはどういう経緯で白紙に戻されたのかお伺いしたい。
 また、市長が財政の苦しさを訴えられているが、合併前の新潟市の財政力指数は0.8から0.82くらいだったと記憶している。現在はどのくらいに下がっているのかお聞きしたい。合併特例債は、全事業に対して総額いくらを充て、今までにどれくらい使われ、現在どのくらいの額が残っているのか、市民に公開してほしい。

市長

 合併建設計画については、毎年、議会に進捗状況を説明し、意見交換をしながら再検討している。当時の状況と大きく変わってきたということでやめさせていただくなど、そのつど、相談をさせていただきながら決めている。
 旧西川町について、例えば、再検討の対象になっているのは、大きなもので越後曽根駅地下歩道整備事業と観光複合施設の建設事業であるようだ。バイパスについては廃止ということで、全体の了解をいただいている。
 財政力指数だが、合併時に旧新潟市より財政力の高い合併市町村はほとんど無かったため、合併により財政力指数が悪化したということであった。基本的には合併特例債はすべて使い切るということで、この大合併に対応しているという状況である。合併特例債が、昨年度末でどのくらい残っているか、細かい数字について後ほど届けさせていただく。

質問7

コミュニティ協議会は、市からの下請けを行っているのではないかという声がある。コミュニティ協議会の位置づけをきちんと説明してほしい。

発言者

 コミュニティ協議会の位置づけについてお聞きしたい。
 コミュニティ協議会ができてからもう何年も経過しているわけだが、行政の下請けではないかという声が多々ある。コミュニティ協議会の位置づけというものをきちんと説明してほしい。

市長

 コミュニティ協議会は、任意の組織で、本市がお願いし市内全域で立ち上げていただいた。一方、区自治協議会は法の裏づけのある組織であり、旧市町村の地域審議会を解消して区自治協議会を設置していただいたということで、区自治協議会の役割は極めて重く、本市の自治基本条例にも位置づけしている。
 コミュニティ協議会については、自治基本条例制定時には、多くのものは立ち上がったばかり、あるいはこれから立ち上げるということだったので、自治基本条例の中で位置づけ、役割ということをしっかり位置づけていなかった。
 市議会の分科会でも次期総合計画の中で、コミュニティ協議会の役割をもっと明確にし、またコミュニティ協議会が活動しやすいように支援を強化すべきだという意見を多数いただいている。これからは地域の見守り、声かけというものが非常に重要になるので、地域福祉、子育て支援、防犯・防災も含めて、コミュニティ協議会へお願いすることは非常に明確になっている。次期総合計画でコミュニティ協議会の位置づけをより明確にし、また、運動体、活動体として動けるように支援していく。そういうものを具体的に動かしていくときに、自治基本条例を少し手直しするということが良いのではないかと考えている。

質問8

西川地区は、JR東日本の越後線が唯一の公共交通機関である。越後線の朝晩の通勤通学時間帯の電車を増便してもらえないか、また、より正確に、確実に運行されるように配慮いただけないか。

発言者

 西川には高速バスも一般道を走る路線バスも通っていない。越後線だけが唯一の公共交通機関と言える。
 ところが、内野・赤塚間などでしばしば電車が止まる。日中の電車を増やしても、乗降の人数はあまり増えないと思うので、通勤通学時間帯を増便しさらに便利にしていただきたい。
 また、大切な路線であるため、より正確に、確実に運行されるように配慮いただきたい。JRとの交渉で問題もあると思うが、地域のこのような問題にも目配りをいただきたい。

市長

 JRの越後線は非常に重要な路線だと思っているが、JRから、内野から西蒲区方面はいろいろな鉄道施設の問題もあり、増便がなかなか難しいと聞いている。ただ、頻繁に風で止まることについては非常に困っている。これについては、通勤通学を越後線に頼っていることもあり、燕市などとも一緒になってJRと意見交換している。
 JRは安全を考えると、風が20メートル以上のときは走らせないと言っているのだが、地域の声も代弁し、もう少しJRから前向きな対応ができないかお願いしている。
 昼の増便もJRが自ら事業費を負担していることで、朝晩に振り分けてほしいと言っても、その要求には対応できないというのが、JRの答えである。風による減便、運転休止をさらに少なくしなければ、ますます越後線離れになるということを申し上げながら、良い手はないのか、他の風が強い地域で実施している有効な対策がないのかというものをJRにも求め、また我々も情報を収集し具体的に意見交換をしていきたい。

質問9

学童保育の充実についてお願いがある。
ひまわりクラブは地域によって人数など条件が当てはまらず、都市部と同様の基準ではなかなか難しいので、区に合う制度として見直してほしい。

発言者

 学童保育の充実についてお願いがある。
 本市について、住環境は良いが出生率が低いとの話があった。このような状況は越前浜地区でもおきており、合併前は、キラキラクラブという充実した制度があったが、予算の関係で昨年なくなった。市にはひまわりクラブというものがあるが、我々の越前浜の基準で考えると、開設の要件に当てはまらない。
 都市部と同じ基準で考えられても難しいので、西蒲区に合った制度にするよう見直していただきたい。

市長

 学童保育の問題については、一応のラインを引いているが、現実には地域の皆さまの協力などを得て、その人数以下でも開設しているところが増えてきている。
 越前小学校は適正配置による統合の対象になっているが、地域の方が非常に熱意を持って取り組んでくださっている。また、越前浜にはすばらしい自然環境や人情があるということで、新しく若いクリエーターなども暮らし始めている。地域の皆さまが頑張っていただけるということなら、適正配置を押しつけるようなことはしないという経緯があるので、放課後の児童支援について、地域からどのような支援がいただけるのか、それと本市が一緒になればどのようなところまで可能なのかを意見交換をさせていただきたい。

質問10

潟東地区の小学校統合の会議について議事録を確認したいが、作成されていない。議事録は必要であるため、市には作成の指導をお願いしたい。

発言者

 潟東地区には小学校が3校あるが、それぞれコミュニティから12名の役員が選出され小学校統合の話し合いがされていると聞いているが、その役員の名前を教えてもらえない。学校の統合がわからないところで進んでいると思ったので、どういう会議なのか議事録を見せてほしいと要望したところ、議事録は作っていないという。コミュニティ協議会の総会も議事録がないため、以前の経緯も全部わからない。
 市長は、これからはコミュニティが大事だと言われているが、これからきちんとした会議には議事録が必要だと思うため、議事録を作成するよう指導してほしい。

市長

 小学校の統合問題については、その小学校のPTAの皆さまがどう考えているのかを最重要視している。話を聞いて、3校それぞれで協議していても方向性が出ないので、3校合同の組織が設置されたのではないかと思った。市役所は組織の設置を指導することはなく、基本的には各小学校のPTA、潟東では潟東コミュニティ協議会にそれをまとめてお願いしている。
 たとえば、中央区の下町地区では4つのコミュニティ協議会が意見交換、情報交換に動いていただき、4つの小学校が1つになることを決めていただいた。行政があいまいに非公式な組織をつくり、その組織で議論してほしいとお願いすることは一切ない。
 ただし、潟東の場合にどのように進めて、どのような状況になっているかということについては疑問があるようなので、後日、資料としてお届けする。

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